【改正動物愛護管理法を考えるシンポジウム
2018】
10月4日 衆議院第一議員会館にて、杉本彩さんが理事長を務めるEva主催で行われたシンポジウムのレポートです。
動愛法改正の議題に上がっている問題点を実例をもとに検証していきます。
★ 福井県/子犬工場
★ 滋賀県/めちゃさわれる動物園
★ 福島県/犬26匹連続遺棄
★ 広島県/ピースワンコジャパン
■ 動愛法シンポジウム/8週齡規制
2017年初夏に雄ライオンが、ストレスにからガラスに頭を打ち付けて流血していると SNS 上を賑わせた画像です。
これは滋賀県守山市のショッピングモールにある「めっちゃさわれる動物園」のリオンくん。
経営者の堀井氏は、移動動物園もやっています。
現在、堀井園長は動愛法違反で起訴、公判中です。
第2回公判は大津裁判所にて10月24日。
詳細は、ずっと各行政機関へ陳情や嘆願など働きかけて下さったPEACEさんのまとめページをご覧下さい。
■ 堀井動物園/めちゃさわれる動物園まとめ
また「週刊SPA」に“虐待動物園 ”として取り上げられました。
PEACEさんから。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
火災で倉庫内にいた動物の焼死もあり、逸走もラクダやカバなど始終起こしている。
ショッピングモールでサソリ10匹が脱走した事例もある。
堀井動物園の飼育場では従業員が1人だったことも。
近隣からは悪臭でクレーム。
モールでも2~3人のスタッフで目が行き届かず、トラブルがある。
退去命令が出ているにも関わらず、開園続行している。
多種の動物を収集するアニマルホーダー。
そのため、動物への知識が乏しく適正管理なされず死亡する頭数が多い。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
😱羽を無造作に切られたインコ
今回起訴されたのは「特定動物無許可飼育」によってです。
子犬工場もピースワンコもそうですが「動物虐待」で告発するのは、大変難しい。
なぜならば、虐待の定義と取締機関が確立されていないから。
せめて基本となる「数値規制」を決めなくては!
😱バッグヤードに1羽だけ放置され続けているフラミンゴ
この堀井移動動物園が、商業施設で1ヶ月営業をした際に、指導にあたった京都動物愛護センターの河野氏より。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
どんな数値規制があれは適正飼養へ導けるのか?
● 施設内の臭気基準
● 施設(単位面積)当たりの頭数
● 1人当たり管理可能な頭数(種別)目安
現在は「適正」を職員も事業者も主観で判断している。
事業者の感覚・経験で“ 問題ない ”と言われると指導に苦慮する。
↓ ↓ ↓
数値などで客観的に評価できる基準を
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
😱収容施設からコンテナをクレーンで搬出
コンテナへ動物を収容し移動します。
このコンテナに空調はなく、体調を崩している動物は何日間も閉じ込められるワケ。
こうした動物が、ストレスを受けるだろう開催時間や人員&スペースの管理体制を指摘しても「今までコレでやってきて大丈夫だった」と主張されれば「やめて下さい」とは強く言えない状況にあるということ。
従って行政の職員は、何度も監視に行くようになります。
😱移動によるストレスも多大
「ええっ、そんなことも決まってないの?」と思われますよね。
スルーしているのではありません。
改正毎に声高に叫んでおります。
ペット業界の圧力で通りません😫
数値規制がないと、移動動物園だけではなく、猫カフェ・保護シェルター・パピーミル・多頭飼育家庭で「助けて!」と声なき声を上げている動物たちを助けられません。
目の前に虐待を受けている子がいるのに、見ていることしか出来ないのです。
当たり前のことを小さな命にも!