ねこてん~全ての猫は天使である~

東京都港区青山&ビックサイト周辺にて地域猫活動を行っているボランティア

困っている猫の保護依頼をする前に

2020-09-05 23:40:00 | ほっとけない野良猫との遭遇


自宅敷地周辺に子猫が遺棄された…
近隣に怪我をしている猫がいる…
ガリガリに痩せている猫を見かけた…

SNSや愛護団体に「保護して下さい!」と呼びかける前、まずは動物病院へ。

現在の健康状態が分からなければ引き受けようがありません。

また、保護施設や多頭飼育しているご家庭に、たとえ一時的にでも預かりを頼む場合は、感染症蔓延を防ぐため医療処置は必須となります。
🔻ノミとりや検便など駆虫
🔻ワクチン接種
🔻ウイルス検査

🐱動物の飼育経験のない方は、愛護団体に問い合わせ、動物病院を紹介して貰うことをお薦めします。

命の丸投げから一歩前へ


🔻ダンボールver.


🔻TNRセット
底部分の新聞紙内側にはペットシーツを敷いています😊

医療にかかるためには捕獲をしなければなりません。

捕獲器が最も確実で安全に捕まえることが出来ます。

厳つく物々しい形態のため敬遠されがちですが、これは猫さんが自ら入るため、実はストレスも軽減できるのです。

抱っこを厭わない猫さんでもキャリーに押し込むのは大変😰
そして、一度失敗すると警戒され当分は捕まりません。

🐱捕獲器貸出しも愛護団体かボランティアに「保護のため」と相談してみて下さい。
保健所でも借りられますが、使い方のコツなどアドバイスはしてくれないので💦



スムーズに捕獲するためには給餌が必要となります。
できるだけ決まった時間と場所でエサやりをして下さい。

それから、その時間と場所に捕獲器を設置をします。

通院前および通院は、捕獲器のままの方が脱走を防げます。



皆さん、通院後から里親が見つかるまでの期間を心配されると思います。

簡易ケージで隔離してお世話することを、是非ご検討下さい。
部屋の一角で可能です。

一時保護の具体例

私たちボランティアは救うためのお手伝いは、誠心誠意させて頂きます。

見ないふりするか責任を負うか「0か100」の二択ではなく、人同士が出来ることを持ち寄り協力して命を繋ぎます。

「助けたい」という気持ちは、きっと伝わるはず😊😸


救う人々

2020-07-01 23:10:00 | ほっとけない野良猫との遭遇
2018/5/4の記事に加筆して再投稿

この時に保護できなかったキジさん。
なんと2年後、赤い糸が繋がります😻
猫エイズの現行



人懐こい耳カットなしの野良猫がいるとの一報が寄せられました。
「猫に餌やるな」の張り紙がされている駅前に2匹発見。
1匹はスリスリと寄って来ました。

〈 情報提供を求めましょう 〉
🔻餌やり禁止と掲示がある所に生息する猫は、定期的に給餌をされている可能性が高いです。

🔻居住地域以外の猫を保護やTNRする際は、連絡先を記載したポスターなどで「猫について教えて!」と告知をして下さい。

🔻緊急時を除き、所有者がいない猫とはいえ勝手に捕獲をしないよう、ご注意下さい。
あとでトラブルになることもあります。


最近、TNRや保護依頼ではなく、保護に関してのトラブルのご相談が増えています。

一定の場所に猫さんがいたら、必ず給餌などお世話されている方がいると思って下さい。

突然にいなくなると皆さん心配して探されます💧



人を見ればゴロニャンな子を放置できないので、どうしよう😥と悩んでいたら、情報提供者が保護してくれることになりました。

たまたま通りかかり、猫さんを見かけただけなのに!?

以前、野良猫が増え過ぎてしまった地区でボランティア活動をされていて、困っている子には手を差し伸べていたとのこと。
なんという幸運!

保護することを餌やりさんには間接的にしか伝えられませんでした。

でも、ブログを見た方から数件のご連絡を頂戴しました。

駅前のアイドルだったみたい💗
いろいろな名前で呼ばれておりました😅



産まれなかった残存胎児が壊死し、危篤状態だった猫さんを保護し、動物病院へ連れて行ってくれた方より、嬉しいお便りを頂きました。

手術は無事に成功し、保護主さんのお宅で1ヶ月程を療養、経過は順調だったそう。
そして、なんと里親様が見つかり、今や新しい家族にも馴染みスッカリ家猫しているとか。

近所の野良猫が出血しているとご相談を頂き、獣医さんから「命の保障は出来ない」と言われてからの大逆転です。

小さな命を飼育放棄したり虐待したり、傷つける人がいる、でも救うのも人。

動物たちへ優しい社会は、きっと私たち人間にも住みやすい環境のはず。

小さな命へ手を差し伸べてくれる人達

小さな命へ限りない心尽くしを

ありがとうございます😊💕

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猫疥癬と蚊アレルギー

2020-03-15 22:20:00 | ほっとけない野良猫との遭遇
2018/8/2の記事を再投稿。

地域猫のお世話やTNRの様子をSNSで眺めていると、疥癬で皮膚炎になっている猫さんを見かけます。

これ、厄介なのは猫から猫へ感染すること。
皮膚接触はもちろん、目に見えない細かいダニが飛んで寄生するのです🙀



8月1日に2歳になったココロ姫💕
保護時、脚部分に疥癬がありました。
🌸猫アレルギーを克服したい!
🌸Happy Birthday♡ココロちゃん

困ったのは、その時ココロちゃん、生後2ヶ月で体重が1kg 未満。
効果の高い強い薬が使えません。

獣医さんがココロちゃん用の抗生剤を作って下さいました。
幸い軽症だったのもあり、里親様の元へ行くまでには完治👍



🔴猫疥癬
疥癬は、猫同士で感染しますので注意が必要です。
猫を保護した時
✳地域猫をお世話している人

ココロちゃんのように子猫でも。
地域猫さんも一緒に給餌していれば寄生してしまいます。
よく猫さんが後脚で首周りをカキカキしますが、その際にもダニが落ちます。
人間や犬が持ち込む場合もあります。

「ねこにゃらーず@広報」
マンガで解説されていてメチャ解かりやすい!
疥癬猫を保護したら

多頭飼い家庭や猫ボラさんは、皮膚病だけではなく、消毒を日々実践すると感染症予防万全になります🤗



疥癬は「ヒゼンダニ」というダニが、皮下に寄生し、カユミを引き起こす皮膚病。

皮膚の角質層へ潜り込み、穴を掘り卵を産み増え続けていきます。
このダニは、猫の体で一生を過ごしますが、乾燥に弱く、宿主の体から離れると数日で死んでしまいます。

最初に、両耳と頭を中心に激しいカユミが襲いフケとカサブタが広がります。

カユミの強さは、疾病の中でも最も高いレベルで猫は苦しみます。
末期では、病変が頭部だけでなく全身にも広がり、毒血症と衰弱のため死亡に至ります。



「ボロボロの皮膚病ぽい野良猫」を見たら疥癬を疑って下さい。

レボリューション
地域猫の治療に細長いシリンジに分けて貰い塗布します。
1週間おきに4回分から


地域猫で思いあたる子がいる場合は、動物病院で相談してみて下さい。
投薬で治療すれば、他の猫さんへの感染防止にもなります。

回復するとビックリですよ!
若返り可愛さぐーんとアップして、プチ整形状態😻



🔴蚊アレルギー
私が地域猫活動をしている公園では、虫刺され被害の方が深刻です。

毎年 蚊の季節、マリリンは耳が真っ赤に。
蚊刺咬性過敏症(蚊アレルギー)のため保護をしました。

ステロイド&抗ヒスタミン剤を注射すれば、痒みストレスや傷の広がりは軽減しますが、一時的な処置。

この治療方法は「蚊に刺されないこと」に尽きるのです。
だからマリリンみたいな子は、おウチに隔離するしかありません。



また、猫もフェラリアに感染します。
猫のノミ&マダニ対策

犬よりかかりにくいのですが、猫フェラリアは判断が難しく重症化しやすいのです。
外暮らし猫さんへは、蚊の季節の前に「ブロードライン」で対策をしましょう‼

【 ねこてん 公式HP 】

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命の丸投げから一歩前へ

2020-02-20 22:10:00 | ほっとけない野良猫との遭遇


🆘納屋で子猫が生まれたみたい、引き取って下さい!
🆘怪我した猫がいます、保護をして下さい!
🆘近所に捨てられた猫がいます、何とかして下さい!


善意からで、決して悪気はないと思います。
見て見ぬふり出来ず、愛護団体やボランティアを探して連絡をしているのですから。

でも、どこも「ハイ、そうですか」とは、お返事が出来ません。



保護活動者は行政の支援がないどころか、殺処分から救うためセンターから引き出しをしています。
さらに、あちらこちらで何十頭の多頭崩壊レスキュー。

心情的には手を貸したくても、物理的に無理なのです。



そのため「あなたが保護することは出来ませんか?」

すると返ってくるのは ─
🆖ペット可の住居ではない
🆖猫アレルギー
🆖気難しい先住猫がいる
🆖フルタイム勤務で留守がち
🆖猫を飼ったことが無い
─ エトセトラ…
これを「丸投げ」としています。

「救えない理由」で、愛護団体やボランティアへ責任を肩代わりさせる由縁はないのではないでしょうか。

最初に「かわいそう」「助けてあげたい」と足を止めてくれた人が、何も動けないのであれば、コチラは手を差し伸べようがありません。



どうぞ「自分に出来ること」を探してから、ご相談下さい。

そうすれば「離乳したら里親様探しは、お手伝いしましょう」「医療費をご負担して頂ければ、一時預かりします」と命を救う方法を一緒に考えられます。

実は私、愛護団体へ保護依頼を何度となく断わられ、だったら自分でやろう!が保護活動スタートのキッカケでした。

皆んな、始めは初心者🌱🌱🌱
案ずるより産むが易し🌿🌿🌿

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謎のねこ組織 NNNを徹底解明!

2019-10-14 22:00:00 | ほっとけない野良猫との遭遇
2018/3/20の記事を再投稿。


皆さんは、こんな経験をしたり、話を聞いたことはないでしょうか。

「猫と暮らしたい」と思った矢先に、どこからともなく現れた子猫を拾ってしまった―
愛猫を亡くし悲しみのドン底にいる時、猫が鳴きながら家までついて来た―

実はコレ、周到なリサーチの上にNNNから派遣された猫なのです😽



┈┈┈ NNNとは?┈┈┈
「ねこねこネットワーク」の略。
猫の存在を世間に広め、また猫を家の中に侵入させ、飼い猫として一生を猫に捧げさせてしまう恐ろしい秘密結社。

┈┈┈ 工作プロセス ┈┈┈
どうやらNNNは、神様直属の集団で人間が「ネコ飼いたいなあ」と呟いたり、場合によっては思ったりしただけで、神様から即連絡が入り、その人間に猫を送りつけるとのこと。
そして強制的に20年近く面倒をみさせる極めてブラックな組織なのです。

《 人間発信 》
猫と暮らしたい
猫に傍にいて欲しい
猫をモフりたい


《 神様 》

《 ねこねこネットワーク 》
全国のデータベース&口コミから、ターゲットに最適な相手をマッチング💓

日時決定
小道具準備&入念なリハーサル

⬇️
「あーれー!こんなところに猫が‼」
⬇️
後日請求書発行
20年ローン




┈┈┈ 主な活動 ┈┈┈
猫好きな人や猫を飼いたいと思っている家庭へ子猫や野良猫を送りこみ、半ば強制的に一生の面倒を見させることを目的としているとか😱

┈┈┈ 活動範囲 ┈┈┈
その活動は全世界的。
あなたも街中を歩いていると猫に出会うとこがあるでしょう。
彼らこそ、NNNのエージェントなのかもしれません。

いつでもどこでも、彼ら活動網による監視の目が光っています。
うかつに「猫カワイイ」と言葉を発したり、インターネットで調べるのも危険です。
人間の行動は全てNNNにモニターされていると考えて下さい。

そして彼らは「猫と一緒にいたい」という人間の欲望に目を付け、厳しい訓練を潜り抜けたスペシャリストを差し向けてきます。
それが、彼らNNNのやり方です😎



┈┈┈ ロックオン ┈┈┈
全ての人間はNNNによってランク付けされています。
もし身近で猫を見かけることが増えたと思うなら、既に優良な物件として狙われているかもしれません。

この組織の悪質なところは、一度ハイクラスと認められると、何度でも猫が派遣されて来てしまいます。
超Aランクとされているのは「くるねこ大和さん」らしい👍

┈┈┈ 精鋭部隊 ┈┈┈
遣わされて来る猫は、最新鋭の研究機関が分析した猫派が好む仕草や行動を完璧に身に付けています。

彼らは、送り出される日を心待ちにし修行を積んでいるのですから。
そうしたミッションをクリアしたエリート猫だけが人間の元へと出向されるのです。

猫ラブな方は「猫派遣機関NNN」に、くれぐれも注意して下さいね😻



私は、この都市伝説がダイスキで「ねこてん」の名称をギリギリまで「ねこねこネットワーク」と迷ったくらい。

猫談義の最中に「NNNの仕業だっ」「奴らにマークされているよ」とか言って、よくドン引かれていました。

またNNNの新たな情報を入手しましたら、お知らせさせて頂きまーす🤗