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ねこてん~全ての猫は天使である~

東京都港区青山&ビックサイト周辺にて地域猫活動を行っているボランティア

殺処分ゼロってダメなの?

2019-03-20 22:50:30 | ノーキルだけでは救われない命


もしも、子供に見つめられ問われたら、タジタジ&冷や汗もんです。
まさか、ピースワンコのせいで あーだらこーだら言えないし。

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犬さん猫さんは、人と一緒に仲良く暮らすために生まれてくるんだ。
でもね、今いる動物たち全部に家族が見つからないの。
ペットを飼える人よりもオウチを探している犬猫の方が多いから。

増えないようにする手術をして、数を減らさなきゃならない。
きっとアナタが大人になる頃には、不幸な悲しむ動物は少なくなっていると思うよ。
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さあ、大人たちは責任重大です。
ヨソ見&寄り道している暇はないですよ!
茨城県議会議員 小川一成氏 Facebook
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茨城県動物指導センターの収容頭数が130頭を超え限界に近づいていることを聞き急遽センターに行ってきました。

久しぶりに訪問したセンターは、以前に来た時とは様変わりしていました。

以前は殺すための施設であったものが、今は生かそうとする施設に変わろうとしています。

6年前には年間2158頭の犬を殺していたのが昨年は338頭までに減少することができました。

これにはNPOの団体の皆さんやボランティアの皆さん、現場の皆さんの頑張りによるところが大変大きいと思います。

茨城県が殺処分ゼロを目指して大きく一歩を踏み出したのが、2年前に我々自身の手で制定した「犬猫殺処分ゼロ条例」です。

さらにゼロに近づけるのには、ここがしのぎどころ、踏ん張りどころです。

考えられる全ての手を打つべきで、やれる事は直ぐにやる事です。

たとえば、収容している全頭のネット発信や、県主催の譲渡会をセンターだけではなく、県庁やショッピングモールなどの人の集まるところで実施するなど、目に見える努力が求められています。

さらに敷地内にある空き地を活用して、ドックランを整備し収容犬の健康管理に配慮するなど出来ることは直ぐにやる事です。
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茨城県はピースワンコを目指しているの?
たいがい議員さんって、こんな風です。
動愛法とか動物福祉を、よくは知りません。
で、まんまと騙されてしまったのが広島県ですよー。

さて、満員電車状態で収容されている130頭が処分を逃れるためには、センターから出なくてはなりません。

出口は主に2つのみ
1/登録団体による引き出し
2/県民が里親になる

殺処分頭数がケタ違いに減少しているに、収容動物で溢れかえるセンターの異常に気がつかない異常。
異常オブ異常。

選択1は、センターが空になるだけで移動先で過剰収容再び(ex/ピースワンコ)
選択2は、一握りの子が救われるだけで、センターの外で苦しむ命がなくなるワケではない。



私たちが臨まなければならないのは、収容される、人に管理されていない外で過酷な環境下にいる犬や猫を減らすことです。

そして、その方法は「不妊去勢手術の徹底」一択。
ブレずに進められたら約10年で、次世代に不幸な悲しむ命のない社会を託せます。
殺処分を減らすプロセス

裏を返せば、向こう10年間は「処分せざるを得ない命」があるということ。
それは「遺棄」や「餌やり」 など私たち人間の無責任のため犠牲となります。

救えなかった、不要と選択した命です。
せめて尊厳を守りたいと安楽死を望んでいます。

私は、繁殖制限と安楽殺は同じ線上にあるのではないかと思っています。

だから、やみくもに殺処分ゼロを唱える人は、保護譲渡でなんとかなると現実逃避し、繁殖制限の大切さまで辿り着かず、安楽死さえも忌避するのだと思います。

ズバリ間違ってます!
お願いですから、毎日10件ノルマで、飼い主さんへ不妊去勢手術の有無を訪ね歩いて下さい。
収容施設だ、保護選定拡大だ、越境譲渡だ...などは それから!



不妊去勢手術は獣医師しか出来ません、
ピースみたいに堕胎薬という訳にはいかんでしょ。

獣医師さんのご協力を仰ぐため、行政支援が必要なのだと思います。

事情が解らないのですが、茨城での「飼い犬メスだけ助成金」は、上手くないと思います。
私は猫ボラで、犬の知識がアンマリ。
だから、ピースワンコの“ オスメス分けるからオッケーさ ”を「ティアハイムはそーなんだ」とうっかり信じかけてしまいました。

たぶん“ 犬はメスだけ手術てイイのか ”と考える人はいると想像します。
タダでさえ難儀な不妊去勢手術ついての正しい情報が、行き渡らないのではないかと。
不妊去勢手術を当たり前にしないと問題は解決しません。

助成金下げてオスもにはならないのかしら?
頭数限定でも入札方式でも。
猫だったら、メスだけって有り得ないです。



茨城県は、踏ん張りどころを誤っています。
やるべきこと、やるべし。

● 「不妊去勢手術は飼い主の責任」と情報アップロードする啓発
● 低価格での早期不妊去勢手術を提供
● 地域猫活動のガイドライン作成し普及に務める
● 飼い主のいない猫には無料で手術を

殺処分ゼロにするため殺さないのではなく、
収容される動物を減らすこと、
処分しなくてはならない命を生まないこと。

子供たちへ、終わりなきカワイソウを背負わせたくないでしょう?

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殺処分を減らすプロセス

2019-03-18 22:20:22 | ノーキルだけでは救われない命


私、野良猫のいない町に住んでいます。
ゼロじゃないけれど両手で数えられるくらい。
皆んな、地域猫でマンツーニャン待遇。
だから...(cv.吉幾三)

● 保護する猫いねえ
● シェルターいらねえ
● クレームねえ
● 迷惑餌やりいねえ
● 虐待の心配ねえ
● ロードキルがねえ
● 放し飼いねえ
● 遺棄猫もいねえ

それで、ビッグサイト周辺に遠征し地域猫活動をしています。
また、外暮らし以外の困っている猫さん(多頭飼育崩壊や置き去り)を保護できるようになりました。
つまり、入口対策バッチリ。

このタイミングで保護譲渡拡大すれば、余裕が出来て、適正&終生飼養に繋がります。
確実に幸せになる子が増え、殺処分だけではなく不幸な悲しむ命は少なくなります。



港区へ転入して10年、当初はアチコチ合わせれば50頭ぐらいかな、ノラさん。
もともと少ない方だと思います。
これは既に TNR が普及していたため。

私の周りには、現在70歳前後の優秀なボランティアが多勢います。
その方達が、苦労して3桁4桁の不幸な命の連鎖を断ち切って下さったのです。
もちろん、協力してくれる動物病院も広がっていきました。

行政支援は、2年前まで飼い猫&飼い主のいない猫一律に、チョコと手術助成金を出すぐらいで、ボラさんにおんぶだっこ。

ねこだすけの工藤代表と猫 TNR 専門の共生会議が「正解」まで導いて下さったのが大きいと思っています。



今、混迷している愛護ボラさんへ、もう少し具体的に探っていきたいと思います。

「ITC インターナショナルトレーニングセンター」についての投稿。
下記、一部抜粋です。
Yamasaki Hiro氏 Facebook
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世界の動物愛護は、獣医師の卵、やる気のある若き獣医師のトレーニングに金と時間を注いでいます。

処分ゼロ、ワースト返上、ミルクボランティアetc...
全部大切なプロセスをすっ飛ばしていますよ。
動物を苦しめる問題の根幹に目を向けましょう。
ほとんどが Pet Overpopulation 過剰繁殖が原因ではないですか?

予防医療を施さない愛護センター建設を容認して、
動愛法35条に基づいた事実上引き取り拒否を知らず、
ガス処分にアレルギー反応を示しながら安楽死の理論と技術を知らない、
NBAー譲渡前不妊去勢を徹底しない
そんな人たちに動物問題は語らせていてはダメです。
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犬の殺処分が8年連続1位の香川県。
このワースト返上のため「保護犬の理解促進」活動でクラウドファンディングがされていました。

30秒間 苦笑い。
これを実行推進しても、殺処分頭数は何ら変わらないと思います。

では、香川県はどうすればワーストを抜け出せるのでしょう。

ご近所で見かける・散歩している・買い物先などで出会う犬について、飼い主さんへ「不妊去勢手術は お済みですか」と聞きます。

ワンちゃんは外出するから楽々、猫は飼っていることを確認しなくてはなりません。
私は、この声かけを30年以上(もう脊髄反射で)やっています。

ビックリするぐらい手術率低いと思いますよ、ワースト1位なんですから。

健康上のメリット(デメリットも)、そして社会的に必要であることを自身の経験を通して伝えます。

信じられない反応が返ってくると思いますよ、ワースト1位なんですから。



とんでもローカルルールで繁殖制限を拒まれた時に『県が殺処分を減らすために低価格で手術してくれています』と促せられたならば。

『不幸な犬を生ませないため尽力してくれる獣医師に一度相談をしてみませんか』と言い渡せるのかどうか。

さあ香川県は、どこに知恵と力とお金を使えば「処分せざるを得ない命」を減らせるのでしょう。

猫殺処分ゼロ継続の千代田区は30年前(地域猫発案ビフォー)から、地道なTNR 活動が行われていました。
人の意識を変えるのには、それだけの時間を要します。

だからこそ、早く正しい道に向って歩き出さねば!

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出口を見失う保護譲渡拡大

2019-03-10 22:40:03 | ノーキルだけでは救われない命


まずは正解から。
茨城で犬の保護活動をされているチャキママさんのド正論をどうぞ。
私が思うに・・

このままだとポスト広島 最有力の香川県は、犬の殺処分ワースト1位。
バッシングが目的ではありません。
皆さんに「かわいそう」だけでは命を救えないということを知って頂きたいと思います。

下記に、香川県に誕生する『さぬき動物愛護センター』の譲渡事業案に対するボランティアさんのご意見を添付します。

要約すると
・選定基準を緩めて引渡しを
・県外団体へ譲渡拡大したい



香川県の人が、棄てたり増やしたりした結果 ── 収容される、収容が止まらない犬を致し方なく処分しているのだと思います。

殺処分される動物たちを排出しているのは県民。
職員の方は職務として後始末を引き受けて下さっています。
言い換えれば、鬼の所業を香川住民から押し付けられているのです。

香川県は、野犬問題を先に着手しなければ広島の二の舞になりますよ。
飼い犬への不妊去勢手術と係留の徹底がされていないのではないでしょうか。

選定基準を広げれば、収容される動物たちは減っていくのでしょうか。
何ら打開策になっていません。
問題を先送りにしてしまうから、いつまで経ってもセンターは満員になります。

県外譲渡も同じです。
ピースのように県外でセンターへ持ち込まれるとも限りません。
根本の解決にはならないので、永遠に輸出が続きます。
何より、越境してまで里親を求めない方法を考えるべきです。

殺処分ゼロを宣言した自治体で、どれだけの多頭飼育崩壊が起こっているか。
どれだけの動物たちが、劣悪な環境で飼い殺しされているか。

怖いのは保護に突っ走ると、ピースしかり 引き返せなくなることです。



現行の生後90日までを30日間伸ばしたとします。

● 1ヶ月あたりの想定収容頭数は?
● 受け皿は?そのキャパは?
● 全頭引き受けられるのでしょうか?
● 譲渡前手術を施す獣医師は確保している?
● 譲渡見込み頭数は?
● 保護頭数-譲渡頭数=残留する子の生活の質は保てるのか?
● 保護後に疾患などが現れた場合、終生飼養する責任と覚悟はあるのか?

かわいそう だけでは、行政は変わりません。
かわいそう で、規範やルールが変えられたら困ります。

処分数を減少するためには、収容される犬を減らす入口対策をしなければ、保護活動に終わりが来ません。

足元だけを見ていませんか。
5年後10年後、保護しなければならない犬の軽減を見つめて下さるよう お願い致します。


※ 絵画タイトル「妻の愛人たち」∑(・ω・ノ)ノ
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私たちはこれまで香川県の中讃保健所より犬を引き出し信頼できる里親さんを探し譲渡してきました。

3/10、香川県初の愛護センター『さぬき動物愛護センター』が開所するにあたり、譲渡事業が大きく変更されるということで、2/27に「譲渡事業に係わる意見交換会」に出向きました。その内容をお知らせします。

。。。。。。。。。。

まず、今後ボランティアの引き出しは保健所ではなく原則センターからと言われました。

そして
・保健所で選定に受かった個体のみ愛護センターに収容。
・愛護センターの収容数を越える場合は保健所に留め置く場合がある。
・団体登録者の代表者のみ愛護センターと交渉後、上記の個体の引出し可能
・団体登録者、団体登録者のメンバー(一時飼養者)の登録し直し。

とのことでした。

◾子犬の選定は、
1.生後50-90日程度(離乳後)
2.骨格系の異常(骨折・脱白・先天性異常など)が見られない。著しい痩削、起立困難、歩行困難が見られない。
3.皮膚炎、脱毛などが見られない。
4.伝染性疾患が疑われる症状(目やに、流涙等)が見られない。
5.外部寄生虫が疑われる著しい汚れが見られない。
6.伝染性疾患が疑われる症状(鼻水、くしゃみ)が見られない。
7.肛門周辺が汚れていない(下痢、血便、脱肛門がない)

いずれかの項目を満たさない個体は、不適合とする。
ただし、下記の場合はこの限りでない。
1.離乳後であって生後50日程度に満たない個体で、動物愛護センターにおける飼養により選定基準を満たす場合
2.軽度の疾病、負傷などがあるものの回復の見込みがある個体で、動物愛護センターにおける飼養管理中の治療により選定基準を満たす可能性がある場合

子猫の条件も同じようなものだったと思います。

つまり、このような厳しい選定基準により、生後90日以上の子犬達や、少し具合の悪い子犬達を処分し放題になります。これまで私達が譲渡してきた子犬の場合、収容された直後は下痢をして汚れていることなんて当たり前でした。今後、そういう子犬達は選定に落ちることになります。

また、これまでの捕獲数から見ると、愛護センターがすぐに収容数オーバーするのは確実と思われます。たとえ基準を満たしたとしても、センターに上がれる子犬はほんのわずかです。

さらに、香川県は収容情報の全頭公開を行っておりません。つまり人知れず処分できるということ。愛護をうたうセンター開所により、処分数が激増することは必至と考えられます。

そして、県外の団体登録者を排除するような内容.....。
県内だけでは救えるような数ではないというのに。
残念です。
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殺処分ゼロの歪み
どうする?野犬問題
どうして東京に野犬はいないのか?

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どうして東京に野犬はいないのか?

2019-03-07 19:15:22 | ノーキルだけでは救われない命


山口県周南市の野犬問題について。
新周南新聞/進まぬ野犬対策

メチャメチャ市街地でしたね。
すいません、山間部だと思い込んでいました。
こりゃTNR 方式は無理だわ。
どうする?野犬問題

しかし、周辺に小中学校がある市民が利用する公園に3桁の野犬って、リアル野外ピースワンコ。
解消までに5年ぐらいはかかるでしょうか。
増やすのはアッという間、減らすのは艱難辛苦。

地道に粛々と捕獲していく道しか残されていません。
最初の数年はキツイ、でも頭数が少なくなればトラブルも減っていきます。
それからは早いと思います。

皆さん、増やすことは誰も幸せにならないと実感しますので。
やがて「減らさなければ!増やしてはならない!」と理解が広がっていきます。



東京に野犬はいません。
都心部在住の私は、かれこれ40年近く屋外で徘徊する野良犬を見たことがありません。

だから、いつも野犬の話を耳にするに度に「怖くないのかしら」と思います。
私が最初に、野犬に対して抱く感情は「恐怖」です。

おそらく、当該地域にいる方々の大半は、同じではないだろうかと想像します。

同時に現在 私は、安全な環境で安心して暮らしているのだと再認識します。

これは東京都の行政機関が、積極的に野犬を捕獲し処分した結果もたらされたのだと思っています。



処分に関わる人たちは、都民の生活を守るため、想像を絶する苦悩を持って、私たちの尻拭いをして下さったのだと感謝しております。

心身を削るような役目を担って下さったおかげで ──
私たちは、狂犬病・咬傷事故の心配なく過ごしています。

子供が遊びに行く際に「野犬に気をつけて、近寄ってはダメ」と送り出すこともなく

帰宅が遅くなった時、足早に遠回りをして家路に着くこともなく

来客に、あらかじめルートを指定して注意を呼びかけることをせずに平穏に生きています。



そして、不要と消費された何百万の命。
決して忘れず、未来へ繋いでいきます。
無駄死のままにしたくありません。

日本は半世紀以上、狂犬病の清浄化がされている世界有数の国になっています。

東京都心より、飼い犬の室内飼いと繁殖制限への意識が向上しつつあります。

野犬の被害がなくなったことにより、地域猫活動が可能となり、命を生かす方策が芽ばえました。



「処分せざるを得ない命を増やさないこと 減らすこと」を進め、やがて彼らの魂へ胸を張って伝えたいと願っています。

『君たちがいてくれたからこそ、人間は不幸な悲しむ命が生み出す過ちに気がついたんだ。
動物たちも幸せになれる社会へ一歩一歩と近づいているよ、ありがとう』と (ㅅ˘꒳˘)

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殺すな!という前に
殺処分推進派と呼ばれて

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命の選択そして繋げ方

2019-03-04 22:40:01 | ノーキルだけでは救われない命


若い方に問われました。
『殺処分ゼロを止めたとして、今いる子はどうなるの?』

ゼロ狂騒の以前に戻ります。
収容された犬猫から選別をして、認定団体に引き渡されたり、譲渡会などで里親探しをします。
今まで、咬傷の恐れのある野犬や慢性疾患のある猫などは行政が引き受けていました。

ヒドイ差別だ!命の重さは同じなのに可哀想!と思われるかもしれません。
しかし、現状では全てを救うことは出来ません。

まだ蛇口が閉められないままなのに、殺処分の出口を無くしたら、どうなるでしょう。

・保護施設で飼い殺し状態
・野に放たれ排除される

皆さんの見えない所で、動物たちは苦しみ喘ぐことになります。



保護譲渡活動の目的は、1頭でも多くの犬猫に家族を見つけ幸せになって貰うことです。

ですから、譲渡しやすい個体を選びます。
● 子猫や子犬
● 人懐こい犬猫

ピースワンコを例に具体的に見てみましょう。
平均して1ヶ月に120頭が収容され、30頭が譲渡されているとしましょう。
※ 返還と併せての公表のため...適性となれば10件以下かも。

1年に1080頭が残留します。
ピースの場合、自家繁殖していますから1500頭ぐらいかな?

この頭数が年々、積み重なって行きます。
4桁の保護犬を生かし続けるためには、億単位の費用が必要とのこと。
しかも永久に増え続けます。



このコストを不妊去勢手術に充てたらどうでしょう。
★センターなど公共施設で収容動物へ手術
★保護団体は格安 or 無料
★飼い主のいない猫は全面無料
★医療の行き届かない地域へ出張手術

翌年には、子犬子猫がガクンと減ります。
よって、大人猫の譲渡が促進されます。
今まで譲渡に不適切とされた老犬老猫にも受け皿が出来ます。

センターでは、収容動物の管理にかかっていた支出が浮き、負傷や病気の犬猫へケアが可能になります。
保護団体も抱える頭数が減り、野犬のトレーニングや野良猫の家猫修行する時間が生まれます。



目下のところ、殺処分しないがために、金銭もエネルギーも一極集中してしまっています。

再び、ピースワンコ。
いずれ、引渡しはストップされるでしょう。
このまま突き進むことは、誰の目から見ても無理難題です。

そうしたら、今まで譲渡に漕ぎ着けていた毎月30頭のチャンスも消え去ります。
冷静に選ぶことをしなければ停滞しパンクしてしまうのです。

広島の蛇口は全開しっぱなしですから、センターへ収容が止まることもありません。

繁殖制限をしようにも、4桁の保護犬を生かし続けていくだけで莫大な出費となり、とても手が回りません。

いつまで経っても、不幸な悲しむ命は溢れています。



視線を殺処分のもっと先へ。
特別な訓練や治療は必要じゃない。
殺さないための収容施設はいらない。

その死を決して無駄にしてはならないと誓いましょう。
もう「処分せざるを得ない命」を生まないことを見つめましょう。

幸せを与えず尊厳を奪い、ただ生かすのではなく...
その命を共生社会の未来へ繋いでいく...
それこそが、今私たちがやるべきことだと思うのです。

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