nekomitu日記

ポンコツ日記

【再発】

2019-12-01 22:49:00 | 日記
11月25日18時〜
入院前のMRIの結果を、
娘同席で外科担当医と血液腫瘍内科担当医から説明を受けた。


結論から言うと…

9月に切除した5箇所の肝臓癌
とは別なところに… 

既に目視できるだけでも
3、4箇所更に癌が出来ていた
再発だ。


いくら進行が早いと言っても…
手術から僅か2ヶ月だ。

早すぎる…
こんなスピードなんだ

私の肝臓はいつまで頑張れるんだろう。


主治医
「言いにくいけれど、この状態だと外科的切除はまず難しい…
この抗がん剤でどこまで抑えられるか…というところです。

幸いにも
この、TS-1内服+イリノテカン点滴+アバスチン分子標的治療薬で
今のところ
大きな副作用も現在出てないので、
この薬でしばらく様子を見ましょう…」

TS-1内服+イリノテカン点滴+アバスチン分子標的治療薬 療法の副作用


「但し、2ヶ月目位に脱毛は確実にありますし、後半に倦怠感や骨髄抑制からの感染症他の副作用も出てくる可能性はありますので注意は必要です。なるべく人混みには行かないように。」

ということで

わかっていたけど

切除不能癌確定

「腫瘍マーカーの数値は血液検査で
毎月診ていき、CTを2ヶ月毎に診ていきます。」

「それで効果が見られない場合は
また薬を変えて…となります。」

「患者さんの中には
この抗がん剤で1年とか2年とか
延命されてる方もいらっしゃいますから希望は持ちましょうね…。我々も最善を尽くします…」


「年末年始くらいは
ご家族でゆっくり過ごせるように
お薬をお休みしましょうか?」と気遣ってくれた

前のblogのとおり
この癌が、奇跡的に消えて無くならない限り、死ぬまで癌と向き合っていくことになった。

出来るだけQOLを下げることなく、いつまで延命できるかってところだ。


あと年内にはツルツル頭確定かな。

私も娘もある程度覚悟できていたので
心静かに話が聞けた。

とは言え…2人深いため息をついた。
部屋を出て「お腹すいたね…」って

話をそらした。


※写真は退院した日に見た病院の前の銀杏

今日で入院から一週間
前回のように懸念された重い
副作用も出なかったので

自宅療養と外来で引き続き治療することになった。<span">

しかし…
入院前と今とで大きく心境の変化があった

入院前は「不安」「諦め」「絶望」
の感情だった。

「頑張ってくださいね!」と言われたら
「頑張ります!」って明るく言っていたが

本音を言うと

次から次に
心休まることない予想外の展開に…
心身共に疲れてしまって…もう頑張る気力を失っていた。

だけど、
今回の入院で、いろんな事を冷静に受け止める事ができるようになって…

些細なことにも
当たり前な事なんて何一つないんだって
感謝するようになって…

天気が気持ちいい!
ご飯の味がわかるー美味しい!
ちゃんと眠れた!
今日は外出も出来た!
って小さな幸せを感じる事ができて…

そして

「生きる意欲が湧いてきた」


これは、もしかすると奇跡が起こせそうな気がすると…笑

私の🧬遺伝子や細胞は
私が「笑って」「食べて」幸せを感じていたら元気になるんじゃないかって思うようになった。

NK細胞頑張れ

そうして気持ちも上がりつつあった

がっ

一つ大事な事に気がついた。

当初は「術後科学的補助療法」の予定だったので6ヶ月の治療が終わったら
髪の毛は生えてくるし〜と思っていたが

「緩和的化学療法」となったので
抗がん剤治療で奇跡的に癌が消えない限り
endlessな訳だ…

となると…一度抜け落ちた髪の毛、眉毛は生えないのね…

何故か急に焦った…

髪の毛があるうちに←多分あと2週間くらい?

オシャレして会いたい人に
会いに行かなきゃ…
そうだ…会いに行こう。

いっぱい笑おう

美味しいと感じるものを食べよう。

こんなふうに前向きに考えられるようになったのも、今回の入院のおかげだし

何より…

支えてくれた
大切な人達のおかげなんだと思う。

ありがとう
ありがとう
何度もベットの中で手を合わせた。