4月も半ばを過ぎてだいぶ暖かくなってきた。このあたりでは桜も散り始めて葉桜になりはじめている。私の行く益田上流はまだ桜もこれからかもしれないがアマゴも浅いところに出て来ているだろう。この時期になると入りたい釣り場がいくつもありすぎて迷ってしまう。目星をつけた新しい場所にも入ってみたい。川虫をエサに瀬で釣るところを思い出しながら今週末まで待つことにしよう。
よく雑誌や釣り番組を見ていてもオモリの使い分けが大事だといっている。自分はどうなのだろう。普段瀬で釣っている時は3号中心に使っているが流れの強い流れ込みなどではＢ以上の重いオモリを使って芯に落とし込むようにしている。とりあえず使い分けをしているつもりだ。昔は一度付けたらあまり取り替えなかったがオモリを換える事で釣れるようになったので頻繁に換えるようになった。
ここ2～3年の渓流のカタログを見るとテンカラ竿が充実してきているようになってきた。以前少しはテンカラ釣りをやったことがあるが中途半端になってしまってなかなかテンカラで通すことができない。どうしてもいい時期になると餌釣りに夢中になってしまうし6月からは鮎釣りにはまってしまうのでテンカラにはまれなくなってしまった。いつも今年はやってみようと思うが多分エサ釣りで終わってしまうだろう。
いろんな釣りの本などを読んでいるとアマゴが釣れだす目安として川原の猫柳がふくらんでくると釣れだすとか藤の花が咲くと瀬にもでてきて活発にエサを食うようになるとかいろいろ自然の草花を目安にしていることがある。私はあまり草花は得意ではないが川にいくと一応猫柳を見たりはしているつもりだ。ついつい殺気立って目印の方に目がいってしまうがまわりの景色を見ながら釣るのも楽しいかもしれない。
アマゴの尺物は未だに夢である。以前小坂川で尺アマゴを釣ったことがあるが大会の残りで鼻がすりきれていた。釣ったときはやったーと思ったが後でがっかりしたことがある。天然物の尺は中々釣れない。偶然で釣れるかもしれないがやはり大物がいる川へ行かないとダメだろう。ダムをひかえている川へ行けばと秋神川へも行っているが未だ出会えていない。
私が行っている益田上流は片道約120ｋｍぐらいで時間は約2時間かかる。若い頃は平気で毎週のように通っていたが今では少々きつくなってきている。行くときは釣れることを前提としているので苦にならないが帰りが辛い。下呂を過ぎるあたりから眠くなってくるトイレ休憩して目を覚ましこんどは恵那のあたりで足が攣りそうになって家にたどりつく。昔のように夜討ち朝駆けはできなくなった。
渓流釣りの仕掛けを作る時、糸に関してはいつも迷ってしまう。今は細糸が主流になってきているので0,1号あたりを使っている人も多いかもしれないが慣れないと糸が切れてしまう。今は02号を中心に使っているがそれでもちょっと大きいのが掛かると針のチモトから切れてしまうことがある。少し太くすると馴染みが悪くなるし細くすると根掛かりでも簡単に切れるしトラブルも多くなる。竿とその日の状況にもよるが糸の判断に迷うことがある。
今回釣ってきたイワナとアマゴは昨日料理した。いつも焼いてばかりでは飽きてしまうのでイワナはから揚げにしてみた。三枚におろして食べやすい大きさに切ってから揚げ粉にまぶし揚げるだけで完成。だがまだ三枚におろすのが未熟な為骨に身がたくさんついてしまう。骨もじっくり揚げれば美味しくいただける。大きいのが釣れたらまた作ってみよう。
昨日釣りに行った時新しい竿を使ってみた。6,3ｍ硬調竿でチョウチン釣りに対応できるようだったので早速試してみたが使い勝手が良かった。前に持っていた竿も6,1ｍの硬調だったがチョウチン釣りにはちょっと不向きに感じていた。竿の反発力もそこそこで大物にも対応できそうだった。昨日も27ｃｍほどのイワナを釣ったが2,5ｍの仕掛けで余裕でとれた。あまり高くない竿だったので得した気分だ。これからはこの竿を使おう。
思っていたより雨が強く降っていたようだ。今日は小雨まじりであまり増水もせず釣りやすい日になると思っていたが夜中から強く降っていて各河川はかなり増水していた。それでも釣りには行ってきたが厳しい状況だった。予定では本流の瀬でおもいっきり竿を振れればとおもったがそうはいかなかった。状況の良い時になかなか行けないものだ。