濱の与太郎

祭り!ベイスターズ!なにより、ヨコハマが大好きだぁ~

平成のええじゃないか!!

2016年11月01日 | ひとりごと・・
幕末の慶應3年、中部地方・西日本で大流行した「ええじゃないか」
民衆が仮装するなどして囃子言葉の「ええじゃないか」を連呼しながら集団で町々を巡り、
熱狂的に踊ったそうだ。これにより、一部地域では日常生活にも支障をきたすほどだった

この「ええじゃないか」、世直しを訴える民衆運動だった・・とか、また、討幕派が国内を
混乱させるために引き起こした陽動作戦だった!!など、諸説あるが、
群衆の“狂乱的歌舞行動”は、約4カ月で自然消滅!!その真相は誰もわからない

さて、勘のいい人はピーン!ときたはずだ
きのうまで、いや、正確には今朝まで続いた乱痴気騒ぎ!!これによく似ている
そうハロウィンってーやつ

先週からのハロウィン騒動を見て気付いたのは、そもそもハロウィンの起源であるとか、
歴史的背景や宗教色など“まったく関係ねー!!”仮装して街に出て目立つこと!
ひたすら写真を撮ること!!など・・・・

もはや、ハロウィンは、バレンタィンを抜いてしまうほどの経済効果があるといわれる
しかし、なぜ?かぼちゃ祭りがここまでの社会現象となってしまったのか
DTLや、ドン・キホーテやハンズの陰謀?いや、潜在的コスプレイヤーの集団決起!?

けして、安倍政権や都政に対する不満。韓国大統領の国家機密漏洩事件など政治的な動機で、
これらに反発した“民衆の世直し運動の一行動”・・・でないことは確かである
とくに、日本人の特徴といわれる“自己主張や自己表現が”下手・・とは真逆の現象

自分には信念もモラルもある。いかなる状況においても惑わされない・・という反面、
集団におかれた場合、ほとんどの人が、他人の行動に引きずられてしまう傾向にある

社会心理学では、人は集団化すると“思考停止状態”に陥るというのが常識である
自分の考えや行動などを深くかえりみることなく無意識のうちにいじめや暴力に
加担してしまうことが多々ある。これが「集団心理」、「群衆心理」というやつ

見慣れた光景であるが、すれ違う若者らが渋谷のスクランブル交差点内でハイタッチ!!
おかげで交差点は大混雑!!!ハロウィンに限らず、ワールドカップ、年末年始など、
その状況は年々エスカレートしているように思う

その結果、集団のどさくさに紛れて、ついに理性を失った者が続出してしまう
なかには、ハロウィンに、道頓堀の橋から全裸で川に飛び込む無謀な連中まで現れる
阪神の優勝で見た光景であるが、ひとりが始めると追随するアホが続出する

こうした騒ぎには“危険な予兆”が潜んでいると思えてならないのはオイラだけ?
今の社会にはエネルギーを発散するはけ口がないのではないか?
どことない不安や不満をぶつける場を欲しているのではないか?

いずれにしても、人間は、集団で行動すると道徳観が薄れ、倫理思考ができなくなる
それは、奥ゆかしく、美徳にこだわりをもつ日本人でも例外ではない

最後に、心理学の先生が教えてくれた“群集心理”の怖さを記すので参考にされたい
自分は大丈夫!自分に限って・・・集団のなかで、こうした常識は通用しない

1.道徳性の低下
群衆に混ざると個人のモラルは最低レベルにまで低下する
その結果、無責任になり衝動的に行動しやすくなる

2.暗示にかかりやすくなる
群衆になると正確な判断力を失う。例は、緊急時、同じ出口に殺到!パニックを引き起す

3.感情的な動揺が激しくなる
群集のなかにいると、興奮状態に陥りやすくなる
ライブなどはこのような群衆の興奮しやすい性質を上手く利用しているといえる

果たして参考になるかどうかは貴方次第・・・

さて、ハロウィンでは、場所によっては仮装していないほうが目立ってしまう場合がある
いまどきの女性にありがちな“同じことをしていないと不安”ってーやつだ
化粧もコーディもみんな一緒!!とにかく“無難が大事”ってーことで仮装する!!

ところが、無難が大事!!と、消極的な性格同士であっても、集団化すると時に豹変する
人と違ってもいい。人と違うのは当たり前!!無難ではなく個性が大事!!
そうした考え方ができる大人が増えて欲しい

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