初詣とは、神社、それとも仏閣(お寺)、どちらにお参りするのが正式なのか?
また、いつまでにお参りすればいいのか?
明確なものはないが、一般的には、神社、若しくはお寺、どちらでもよし
ただし、地方によって若干の慣習はあるものの、いつまでという期限もない
本来、初詣とは、年が明けてから初めて神社や寺院などに参拝する行事であり、
一年の感謝を捧げ、新しい年の“無事と平安”などを祈願すること
なお、初詣とはいわず、初参りともいう地域もある
さて、いつでもいいとはいえ、時期は早ければ早いほうがいいわけで、兎に角、
「新年の無事(家内安全・無病息災・交通安全 など)」を祈願する!
これが目的であることを念頭においてほしい
今朝、計画通り、会社の「安全祈願」のため、川崎大師へご祈祷に行ってきた
年が明けてから17日目、しかし、今日は「大安吉日」ということもあり、
朝9時の一番早い「護摩焚き」にも係らず、大勢の参拝者(信徒)が訪れていた
ところで、明治神宮、成田山に次いで3番目に初詣者が多いのが「川崎大師」、
今年も正月三ケ日だけで約200万人以上の参拝者で賑わい、地元では古くから
「お大師さん」と愛着をこめて親しまれている
しかし、「川崎大師」という呼び方は通称で、正式なお寺の名称は別にある
正式には「金剛山金乗院平間(へいけん)寺」といい、真言宗智山派のお寺さん
宗祖は「空海上人」、つまり、弘法大師が宗祖であり、その“お大師さん”が
“川崎のお大師さんとなり、いまでは“川崎大師”として親しまれている
たまたま調べてみると、その起源が東京・浅草の「浅草寺(せんそうじ)」と
よく似ていることが判明した!共通している一番の理由、それは、どちらも
漁師の網に掛かった「木像」をお祀りしたのが始まりであるということ
今風に言いかえると、木像(観音様)をお祀りしたところ、“パワースポット”
として巷の評判となり、ドーッと!参拝客が押し寄せた
これは凄い!ってなもんで、そうすると時の武士・地主、時には皇族方までも
こぞって寄進するようになり、初めは「祠(ほこら)」だったのが徐々にお社も
立派になっていく。これに伴い、どんどん人が集まるから門前も賑やかになり、
仲見世が発展した・・・
で、川崎大師の場合、木像を網で拾い上げたのが平間兼豊・兼乗という兄弟の
漁師だったので、彼らの姓をもって「平間(へいけん)寺」と号した
最後に、寺の執事が、「最近、参拝者から、此処はお寺ですか?神社ですか?」
と、坊主を目の前にして質問されることが度々あるらしい・・・
「本当ですか?」と仰天したが、本当の話だそうだ
あえて此処では余計な解説はしない。これを読んでくれる方に関しては、100%
その答えを理解しているはずだから・・・・
最後に、もし、これから「川崎大師」にお参りに行く!という人がいれば参考に
してほしい
お参りするとき、合掌して「南無大師遍照金剛(なむだいしへんじょうこんごう)」
と、お大師さまのご宝号を唱えること。これで、よりご利益をいただけるかも!?
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