濱の与太郎

祭り!ベイスターズ!なにより、ヨコハマが大好きだぁ~

日本人と危機管理

2015年07月02日 | ひとりごと・・

東海道新幹線「のぞみ225号」での事件
この事件では新幹線の火災時の対応が改めて課題になってきた

それは、東海道新幹線の車内非常ブザーの説明文に、
「火災の場合は押さないで乗務員に連絡してください」
という記載がされている

車内非常ブザーは1両に2カ所あり、その説明文には、
「ボタンを押すと電車は止まります」という記載とともに、
先のように「火災時はボタンを押さずに・・・」とある

これは、ブザーが押されると運転士は瞬時に非常ブレーキをかける
しかし、火災では避難誘導にリスクがあるからだ

特に、トンネルや橋での停止をできるだけ避けなきゃいけない
そのため、ブザーだけでは火災かどうか分からないため、
運転士は乗務員を通して情報を得る必要があるから・・・

もし自分がその場にいたら?
迷わず、説明文など読む間もなく、非常ボタンを押していたはず

ところが、今回、運転士はブザーが鳴らされた約2分後に停止させた
これはトンネル内での停車を避けるための判断だったという

火元は運転席から扉を挟んだすぐ後方で爆発音らしき音もあり、
運転手がすぐに火災に気付いたからだと言われている
何れにしても、担当乗務員の素早い対応に称賛の声が寄せられている

その1.トンネルを抜けて安全な場所に車両を緊急停止
その2.運転手が消火器で火を消して車両の全焼や脱線などの事故を防いだ

想像するに、燃えてる人間を消火して、パニックになっている乗客を誘導、
何が起こるかわからない車両を調べて、現場の状況を会社や警察に報告・・
その対応は本当に素晴らしい!といか言いようがない

さらに、
自ら煙を吸ってケガしているのに、事件発生から小田原駅まで車両を運転、
乗客の安全を確認してから救急搬送された運転士

逃げずに火を消した乗務員の勇気ある行動と仕事に対しての責任感!
日頃からの訓練でさまざまな事態に対応できる・・とはいえ、
命懸けで職務遂行した乗務員の対応は称賛されて当たり前!

また、事件の影響で続々と遅れて到着する新幹線
ここから降りてくる乗客一人ひとりに対する駅員の接客も絶賛されている

ツイッターでは、
あまりにも駅員さんが『本日は本当に申し訳ありませんでした』と言い続けるので、
逆に「今日一日ご苦労様」と言った
すると、「そんな事言われたら涙が出ます」と泣かれてしまいました・・・

本当にいい話である。日本人の職に対する意識の高さにこちらも感動した!!
単にマニュアルを覚えるだけでなく、「自分で考えて行動することを身につける」
こうした危機管理が大切である・・・そう痛感した

画像は、第二次世界大戦中、リトアニアの日本領事館に赴任していた外交官、
杉原千畝(すぎはらちうね)が、ユダヤ人に発給したビザ

杉原は、ナチス・ドイツによって迫害されていた多くのユダヤ人にビザを発給、
彼らの亡命を手助けし、「東洋のシンドラー」とも呼ばれる外交官

杉原をはじめ、日本人には自らの命や立場を顧みず、人のために尽くす!
という精神が宿っているんだね

最新の画像もっと見る

コメントを投稿