先日、スパイダーマンの映画の中でマルチバースという概念を書きましたが
パラレルワールドといままで言ってた概念ですね
次元をこえて無数の世界が存在するというもの
日本が二次大戦で勝ったという世界や
織田信長が尾張幕府を開くという世界もあるでしょう
わしが、ガッキーと結婚している世界もあるはずです
そんなことどうでもええんですけど
そんな並行世界で思い出すのが筒井康隆の短編です
題名も並行世界だったと思います。
ある日、海を見下ろす高台の住宅地が、
海に平行に無数の帯状に出現するという話
上の段にも下の段にも自分の家と同じ家が並んでます
道や鉄道も並行に走ってます
ふしぎなことに上の家にも下の家にも移動ができるという設定
試しに上の世界に登っていき、自分の家に行ってみると
まったく自分と同じおっさんが住んでいます
下の方に行ってみても同じ。
チャレンジャーな人は、ずいぶん上のほうまで探検に行くのですが
上に行けば上に行くほど下に行けば下に行くほど
環境が変わってくるという話
そんな人に聞いてみると
上の方の「俺」は、やたら亭主関白で待遇がよろしかったり
下の方の「俺」は、やたら虐げられたりしています
離れれば離れるほどよくなったり悪くなったりするようですね
気立てのいい嫁を貰ったという俺の話を聞くと
無性にうらやましく感じたりするわけですな
違う世界の嫁を抱いたりすると
自分が自分の嫁を抱くのと変わりないわけですが
逆に自分の嫁が自分でない自分に抱かれてるわけで
なんだか気分が悪いという話
わかるかな~w
違う世界に足を踏み入れてるときに、
元へ戻ったりしたら、元の家に戻れなくなるかもしれないので
危険極まりない
そんなことになったら、同じ世界に同じ人間が2人いることになっちゃう
そんな危険を回避するために、なるべく
自分の世界から移動しないようになるような話でしたね
結末はどんなだったかな
また読んでみようっと
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます