親父亡くなりました ２
むかつく葬儀屋が、お坊さんに伝手はあるのか？
というもんで、昔から実家に出入りしていたお寺があるのを
生前の親父から聞いてましたので、そこへ連絡することに
要は檀家というやつらしい
私自身は、没交渉なので初めて連絡します
電話をとったのは、優しそうな女性でした
お悔やみを言われて
通夜と葬儀の日程を伝えると、お待ちくださいと
次に出てきたちょっとしっかりした感じの女性が
日時と場所の確認と葬儀社から連絡するようにといわれました
すると、いきなり電話口に３人目の婆が出てきて
お布施の件ですけどねっていわれて
御導師に２０万
御経に５万
初七日３万
お車代２万で３０万ご用意ください！って
はあ・・って生返事してると
猫さんの家のご先祖様は、皆さんいい戒名をつけてもらってますからね
お父さんもいい戒名をつけてもらったほうがいいと思いますよ！
と有無を言わさぬ口調
こっちは素人で、相場も何も、なにもわからない
言われるまま
ご先祖様はみんな、大姉、居士がついてますからね
あちらへ行かれた時に、ご先祖様にお父様が恥ずかしい思いをされませんようにね
とか言われると、いらないですわとか言えませんし
ではそれでお願いしますしか言えません
死んだ人間がどうなろうとしらん。安い戒名でいいって言えるほどの
図太さはありません。
そしたら、戒名代３０万円でって言われました
合計で６０万円用意しておいてくださいって
お布施の袋がいります
ネットで調べたら、無地のしろい封筒でいいとか
関西は黄色と白の水引がいるとか
いろいろあるようで
わからないので、嫁さんに近くの生協の文房具屋に買いに行ってもらいました
生協の文房具屋さんは、プロの店員おばちゃんが大勢います
たいていのことならおばちゃんに聞いたら適切な回答を得れます
よめはんが、「お布施包むのはどの水引か？」って聞いたら
関西では白と黄色が一般的ですと
用意されたのは、普通サイズの袋でした
よめはんが、「これでは入らない」というと
おばちゃんから、「ええ！？いくら入れるん？」って聞かれたので
「６０万」って言ったら
おばちゃんがびっくりして「そんなん聞いたことない！！」って
近くにいてたおばちゃん連中が３，４人集まってきて
鳩首会談がはじまったそうです
みんなで、そんなん聞いたことない。なんにそんなにかかるんや
とかいわれて
よめはんが、坊さんに２０万、お車代他１０万、戒名に３０万って言ったら
ひえーって言われたそうです
６０万も入る袋なんかないって言いだして
最終的に、白い無地の大きめの封筒に決着しました
坊主丸儲け
