昨日人面瘡の話を書きましたが
ブラックジャックにも人面瘡の話がありました。
ブラックジャックのもとに顔面を包帯でくるんだ男が訪れる
男が言うには、顔に醜い人面瘡ができており
またその人面瘡がかってにしゃべり、体を支配するというのです
ブラックジャックが手術で人面瘡を切り取ろうとすると
暴れて阻止します。
ブラックジャックは、これは彼が2重人格であると思い
荒療治で、人面瘡をピストルで撃ちます
急所を外して、人面瘡は死んだと思わせるためです
手術は成功して、男はもとの顔に戻りました
数日後、ブラックジャックに礼をするといって
家に呼び出した男は、実は何人も人を殺した
殺人鬼でした。
男はブラックジャックを殺そうとしますが
その瞬間、また人面瘡が現れて
男を乗っ取り、そのまま崖から落ちて死んでしまいます。
ブラックジャックは。じつはあの人面瘡があいつの良心だったのでは
と思うのでした
という話
実は人面瘡というのは、昔からある話のようで
中国の故事にあるそうです
農夫の膝にできた人面瘡が、食べ物を欲するので
与えるといくらでも食べたそうです
高名な僧が、それを退治してやるといい
いろんな食べ物を与えると
ある薬草だけ口にしなかった。
そこで僧はその薬草を無理やり口に押し込むと
1週間でその人面瘡がかさぶたとなったそうです
その話が日本に伝わってきたようで
いろいろアレンジした話があるようです。
横溝正史も小説にしたとか
いちど読んでみようと思います