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ひっそりと書き綴る俺のチラ裏

シリウスBチャレンジ その3

2022-03-27 23:18:41 | 天体撮影&観望

自宅での本日のシリウスの正中時刻は18:08で20:50分頃には高度も25°を切る。
現実的には19:30から20:00頃が観測時間帯となるが夕食後にYouTubeでヒカキンを見ていたらちょっと出遅れてしまった。もう20時を過ぎている。
今日は90S赤道儀にTOA130を載せてみた。搭載重量はMAX12kgだからギリギリかな。アウトの方だが。
ウェイトはEM200の5kgのものを2つで良いだろうと予想したがちょっと足りなかった。もう一つ入れると重すぎな気がしたので90Sのウェイトを付けてみたところ程よくバランスがとれた。動きも悪くない。ガタつきもなくぬめ〜っとなめらかに動く。
今回はWilliamOptics 1.25インチ DuraBright 天頂ミラーにMEADE SW18を取り付けてシリウスを導入。
そしてアイピースをXW7へ交換。143倍となるが伴星は見えないしジフラクションリングもあまりハッキリしない。エアリーディスクが滲んで広がっているような感じ。シーイングは比較的良いと思うのだが105SDPでよく見る5重6重のはっきりしたリングはまだお目にかかれていない。
シリウスの高度が下がるまでの短時間だが色々アイピースを試してみた。

<賞月観星 UWA4mm>
おかしな表現だが焦点内外像の輪っかがくっきり綺麗に見える。焦点を合わせてゆくとXW7よりも幾分綺麗なジフラクションリングが現れた。そいていきなりシリウスBが見えて拍子抜けした。シンチュレーションも10/10ではないので見えたり消えたりはするが見えている割合の方が多かった。しかしさすがに直視だと厳しい。

<賞月観星 XWA5mm>
焦点距離も伸びるのでUWA4mmよりもくっきり見えることを期待したがそうでもなかった。視野はさすがに広々して気持ち良い。肝心なシリウスBはいろんな角度からそらし目を試して何度か見えた。UWA4mmほどシリウスBは明るく見えない。本当にギリギリ。

<VIXEN HR2.4mm>
倍率は417倍となる。視野が一気に狭くなってしまうが極軸を合わせていない90Sでも意外に良く追尾してくれ数分は視野から外れない。アイレリーフも長くて見易いのだが肝心な視え味はちょっとボケ気味。
シリウスBはどう頑張っても見えなかった。

<FUJIYAMA HD-Or4mm>
色合いのせいかすっきり見える雰囲気でジフラクションリングもUWA4mmより劣った。シリウスBも見えたがUAW4mmよりも曖昧で見える頻度は半分ほどでかなり厳しい感じだ。

<FUJIYAMA HD-Or5mm>
HD-Or4mmよりもくっきりするだろうとの期待だったがあまり変わらない。シリウスBはHD-Or4mmよりも更に見えにくく、見えたような気がしたレベルだった。

<PENTAX XW5>
微光星はXW7よりも締まって見えるがジフラクションリングはぼやけた感じでハッキリしない。シリウスBは色んな視線移動を試したが見えなかった。

<スコープテックKe6mm>
これは105SDPで一番よくシリウスBが見えたアイピース。星像はぼやっとした感じだがとても明るく微光星の視認性が良い。しかし今回はシリウスBは見えなかった。

<スコープテックOr14mm>
シリウスBを見るには適さない。どう見えるか試してみたかったので交換してみた。
すると、視野いっぱいに横切る輝線が見えた。虹色で綺麗だがこれは望遠鏡とシリウスとの間にある中部電力の電線のせいで終了の合図だ。
上記のアイピースでシリウスBが期待したほど見えなかったのは薄々感じていたがシリウスの高度が落ちすぎいていたためだろう。時刻は既に21:30。

TOA130の凄さを実感できる場面にはまだ出会えていない。シリウスBの見頃は今年〜来年なので今は集中しているがもうじき朝方に土星・木星も上がってくるから見てみよう。

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スパナ

2022-03-22 23:26:16 | MISC

90S赤道儀の三脚固定ネジの二面幅は21mmだった。緩めて位置決めして締めるといった緩めと締めをすぐ切り替えるような使い方はラチェットなどよりメガネやスパナが使いやすい。特に三脚の場合は全く力を掛けないのでスパナが最適だろう。
手持ち工具は主に自動車やバイクを弄るために適したサイズが殆どで21mmというサイズは案外使いどころがなく自分の場合ではホイールナット以外ではジムニーのステアリングロッドくらいかな?
なのでこのサイズの三脚に使えそうな工具を持っている意識があまりなくAmazonで探していたが画像を見ていると何だか見覚えがある。
あれ?と工具箱を見たらネツレンの24mmの片口メガネや13-17mmの両口スパナにスタビレーの19mmコンビレンチだった。
工具箱の中のスパナ。両口の方の用途は供回りの押えくらいであまり使わない。

勘違いか・・・と思ったが工具箱は4つほどあり念の為探したら色々出てきた。
ロングメガネやディープオフセットメガネはさすがに三脚向きではない。

最近はバーコのモンキーに鉄パイプを突っ込んでジムニーのステアリングロッドを押さえているが以前はASHのライツールを手で固定したりASHの片口メガネにパイプを付けて固定していたのだった。
手持ちの中ではこのASHの強力級 片口メガネがちょうど良さそうだ。
見た目はASHのカチオン塗装よりもネツレンのニス仕上げが格好いい。

メガネはハゼットやKTCでも良いが三木ネツレンか旭金属工業の製品が使いやすく安心感も高い。何やっても壊れそうな気がしないし錆や鉄粉に油汚れも気にならない。
デザイン的にも90Sには似合いそうだ。

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TS式システム90赤道儀

2022-03-21 22:44:30 | 天体撮影&観望

以前ふらりと近所のスコーピオさんへ寄った時にタカハシのV1赤道儀の中古品を見掛けた。
錆や傷から古さを感じさせるが何とも言えない金属の塊感と造形美に「いいなこれ!」とずっと気になっていて補修部品調査やレストア方法の検討に自分の用途と使い勝手の調査などしているうちに売れてしまった。
ベランダ観望ではハイランダーやFS60ならカメラ三脚とZERO経緯台で 何とかなるが105SDPやMAXIではうすうす無理を感じていた。カサイAZ-3でも導入しようか、小型の赤道儀にしようか、アイベルの微動付きHF経緯台にしようかくるくる考えが回っていたところ先日のTOA130がトドメとなり何とかしようとの思いが強くなった。
かなりAZ-3に傾いていたが、経緯台ではなく赤道儀であれば今買える中華製ではなくP2ZやNJPとか機関車のような重厚感や一つ一つ物づくりを感じさせる部品の塊のような機械ものの工業製品にはとてても魅力を感じる。とはいえ赤道儀はEM200を持ってはいる。しかしこれをちょっと星見したい時に設置・撤収をさらっと行えるイメージが全くわかない。事前に計画して時間を十分確保している遠征ならともかく。

そんな中でまたもふらりとスコーピオさんへ寄ったら中古の90S赤道儀を見つけた。
EM200より小柄でGP赤道儀より数段頑丈そうな筐体。ちょっと持たせてもらったら軽い!これなら組んだままベランダへ出し入れできそう。その日はちゃんと考えるためにそのまま帰った。売れてしまったら縁がなかっただけのこと。
数日後再度スコーピオさんへ注文していた部品を受け取りに行く。その時もまだ90Sは残っていた。
よーく観察してみる。三脚は少し短い。伸ばしても不動点は1200mmほどで、自宅ベランダでは子午線越えとか低高度の対象とか振り回すとあちこちぶつかりそうだし三脚の足の開きも大きく邪魔になりそう。
しかしこの金属の塊のしっかり感はオモチャではなくちゃんと使える赤道儀だとひしひしと感じる。
一度家へ戻ってEM200を組んでみてメタル三脚ごと持ち上げてみたが窓の段差を超えてベランダへ出るのはできないことは無いが危険だ。他にも色々考えてみた。大型バッテリやPCの接続は不要、乾電池でモータードライブを駆動できる、南向きだから極軸合わせは厳しくても経緯台よりは追尾は楽、本体も再塗装すれば綺麗になる、不動点はベランダの手摺より低いが夏ならトレミー星団くらいは向けられそう等々。
だが決定的だったのは手動で微動ができること。粗動も微動もハンド操作可能というのは実はとても使い勝手が良い。
翌日またもスコーピオさんへ行き駐車場も1台分空いていてスムーズに入店できたし90S赤道儀もまだあったので購入した。

家で組んでみると本当にちょうど良さを感じる。取扱に重すぎず、10センチクラスなら安定性から軽すぎない。
このままひょいっと持ち運びできる。

各部を操作してみて粗動のフリクションは多少重いもののガタ無くスムーズに動く。微動も同じく軽くはないがとてもスムーズ。車のステアリングも重いのが好きだからこのフィーリングは問題ない。
この重さはテーパーローラーベアリングへのテンションというよりグリスの粘度の影響かな?
大型の古い旋盤やフライス盤を触った時のようなガタや軟さのない機械工作精度の高さが感じられる。

当時のカタログには以下のような記載がある。
- 円錐コロ軸受を極軸に4個、赤緯軸に2個使用。
- 赤経はウォームギアによる全周微動、ウォームホイール歯数144。
- 赤緯は扇型ギアによる±25°の部分微動。
- 追尾誤差 P-Dモーターで対恒星時0.1%以下。
- 同架重量 8kg - MAX 12kg

モータドライブは純正品と思われるものが付いているが複数あるうちどのタイプのものかはよくわからない。
極軸望遠鏡のスケールは円のマークが2つで文字はない。もし外で使うのであればPolar2001がWindowsXPにインストールされた状態でまだ持っているので極軸合わせは何とかなるだろう。
アリ型アダプタを取り付けて試しに部屋の中でMAXIを載せてドローチューブあたりを指でツンツンしてみたが揺れはすぐ収まり実用十分な剛性はありそう。
画像で見るとのぺっとして見えるが実物は結構質感は高い。シリアル番号から1985年製のようで37年も経っているが機械的にはとてもしっかりしている。やっぱMade in Japanだよな。

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MEADE Series4000 UW4.7mm 未開封品入手

2022-03-16 22:16:27 | 天体撮影&観望

ハイランダー用50倍超えのアイピースとしてAmazonで購入した中華アイピース Mugast 66UltraWide 6mm と HD 4mmを旋盤加工したものを使ってみたことがある。ハイランダーではそれぞれ75倍、112.5倍となる。
しかし特にHD 4mmは視野も狭くアイレリーフも短く肝心な見え味もボケた感じでとても使いもにならなかった。
TeleVueのNagler4.8mmやMeade UW4.7mmなど加工例もネットで見かけるがはるか昔の製品なこともありさてどうしようか・・・と常々考えていた。潔く高倍率は天体望遠鏡に任せてワイド側へ振るかなにもせずこのままにするか・・・等々。
するとどういう訳かわずか1週間の間に未使用品が2つも手に入った。
箱の製品名の部分はシールか印刷かの違いがある。

どちらも未使用未開封品。

対物側の黒塗り処理も同じ。ロットによっては銀色もあるようだ。

これはもうやるしか無い! けど今は他ごとで忙しい。加工をお店に頼もうかな。

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TOA130での星見2回め

2022-03-15 21:16:51 | 天体撮影&観望

先日のTOA130のファーストライトは天候が良くないこともあり消化不良ぎみだった。
本日は風が強いが雲もなく空も比較的澄んでいる。それではTOA130での2回目の星見ということで先日と同じく無理やりベランダでZEROへ載せて星見を始めた。空は澄んでいるものの風が強いのは地上だけでなく上空も激しいようでシンチュレーションはよろしくない。ずっとキラキラしっぱなしで1/10 くらいかな。
そういうわけで性能を確認できる状況でないのは明らかなので軽くTOA130の見え味に触れてみる感覚で星空を流すことにした。
というか空で何か光ってればそれが何であるかとかシーイングはどうだとか何でも良くただ単に早く使ってみたいだけ。

まずはEthos21を取り付けて約48倍でオリオン座へ向ける。三星を右へ左へ流して三星以外の周りの星も明るく輝いて見えるので意外にミンタカ、アルニラム、アルニタクが目立たない。これはまるで暗い山間部で星見しているような感覚に似ている。星が多すぎてオリオン座が見つからないorいっぱいあってどれが本物?状態を思い起こす。ミンタカの北の伴星もキラキラに見えて伴星に思えない。双眼鏡だと10倍でギリギリ見えるが48倍とこの集光力だとまた違った雰囲気だ。
次にリゲルへ向ける。このシーイングでも伴星がチラチラ確認できる。空の状態が落ち着いていれば105SDPでも60倍前後で十分見えるのだがこのユラユラなシーイングでも見えっぱなしでないもののチラチラ見えることには感心した。
次にメジャーなM42へ向ける。ガスの濃淡を感じる程度には見えた。これくらいに見えることは時々あるが月の出ている市街地を考えるると口径は効いているのかな?
それよりもトラペジウムのクッキリさに感心した。ここでようやく星像が小さく収束していることに気づいた。倍率が違うから適切な比較ではないがハイランダーや105SDPでもここまで小さくクッキリは見えない。48倍なので4つ以上に分離して見えているわけではないがすごくシャープだ。明るさも効いているのかも。

次にM45へ向ける。見掛け視界100度で48倍、視野角2.1°で見るプレアデスは大きすぎて何が何だか良くわからない配列に見える。月のない夜にニコン18x70IFでどこまで見えるか時々チャレンジしてそらし目で時々認識できていた程度のHIP17684の西側の10.1等星の恒星が直視のまま余裕で見える。良いね〜。

次にM41へ向ける。双眼鏡では暗く薄い弱々しい星団な見え方だが普通に恒星の集合に見える。やはり集光力は偉大だ。
次にシリウス。こんな日はダメに決まっているがアイピースをXW5へ交換。視野の中で星が踊っているしジフラクションリングも丸になっていないしそもそもハッキリしない。当然伴星など全く見えない。
更にXW3.5へ交換。状況変わらずで伴星どころではない。

最後にXW3.5の285倍のまま月へ向けた。これはくっきり見える。単にシャープとかそんな単純なものではなく何か雰囲気が違う。視野の端の方でも色は感じないしボケてもいない。その状態で中心が非常にシャープなのですべてがキリッと見えてる感じになる。105SDPでも色は感じないがクレーターの輪郭などもう一歩シャープになった感じだ。月のこの見え方はちょっと楽しいかもしれない。

早くまともなシーイングで見てみたい。しかしZEROではさすがに揺れが厳しいからやはりEM200を出さないと。

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TOA130 を購入

2022-03-12 21:34:11 | 天体撮影&観望

昨日注文したTOA130が今朝届いた。
わかってはいたけどデカい。

どこに仕舞おうか?押入れの奥行きサイズを超えているし。

  箱だけでなく中身も大きい。秋葉のスタべやKYOEIで何度か見てるがやはりデカい。

当初の考えと違うものを買ってしまった経緯はこうだ。
以前からどこも予約や取り寄せとなっていたTSA120を探すのがここ数日のルーチーンになっていて昨日の朝のチェックで偶然見つけたTOA130の即納品。「関係ないね!」と思っていたが頭から離れない。

<頭の中>
- 大きく重い望遠鏡は面倒になって使わなくなることが予想されるのでこの望遠鏡が発売された当時から縁のない望遠鏡だと思っていた。
- しかし連星への挑戦を考えるととても有力な望遠鏡だ。
- しかしこれを使うとするとEM200を出さないとだめだろう。
- しかしメインの観測場所のベランダでは北極星が見えないし狭くて赤道儀は振り回せない。ピラー脚の組み立ても結構面倒。
- となるとここはパスしてやはりギリギリ経緯台が使えそうなTSA120だろう。

と考えを巡らせてつつ仕事もあるので午前中はそれで終わった。
のほほんとお昼を過ごしていたが、人気の望遠鏡で品薄状態だから流石にもう売れてるだろうと思いつつTSA120も突然入荷しないか気になったので念の為電話してみた。部材が無いのでTSAもTOAも予約するとだいたい1年待ちらしく、HP掲載品がラスト1台だががまだあるかどうか、他のお客が付いているかどうか折り返し電話いただけることになった。無ければ諦めがついて当初の狙いのTSAに考えを戻すだけ。しかし注文しても1年後か・・・。すると「ラスト1台ありました。注文可能です。」との連絡をいただいた。
状況を単純化して考えると、大口径屈折が欲しいと思っていた矢先に突然目の前に現れたのがこれなのでこれを買っておくべきだろうとの考えに至った。

買ってしまえば次はどう実用的な運用スタイルを構築できるかを考える番だ。
まずは強引にZERO経緯台に載せるプランで行く。
鏡筒バンドは純正にするかサードパーティにするか、純正だと鏡筒バンドへ望遠鏡を乗せる時が危険な感じがする。なので今回はMORE BLUE TB018を使ってみることにする。
TOAを注文してすぐ鏡筒バンドもすぐ注文したので今朝届いている。
10cm級とは全然ちがうサイズ感。

部屋の中にあったアルミの端材で使えそうなもの探したら350x70xt10と300x50xt5が良さそうだったのでこれを300mmの長さに揃えて穴あけとタップ立てしてアルカスイスのアダプタを付けられるよう組んでみた。

120mmのアルカスイスのレールがちょうど余っていたのでこれを使ってみる。

ネジがM6と小さいのが若干気になる。


仮組してZERO経緯台に乗せてみた。何となくサイズ的に違和感があるがまぁいいだろう。

上のアルミ板を掴めるので重いTOA130を比較的安全に載せ降ろしできる。たぶん。

どこにも干渉しないことが確認できたのでバンドを鏡筒へ取り付けて早速ZEROへ載せてみた。
お!バランスも取れてるしこれならいけるのでは?

無理矢理感は多少あるけど微動ハンドルも動くしフリーストップもちゃんと止まっているのでなんとかZEROでも使えそうな印象を受けた。
で早速ファーストライト。
  曇っとるじゃないか。

夕方までは晴れだったのに厚めな雲に覆われ始めていてちゃんと星を見れる状況ではない。
お構いなしにTeleVueのエバーブライトミラーとPentax XW40を取り付けてシリウスへ向けてピントを合わせてみる。・・・おっ!こんなにドローチューブ繰り出すの?
前後バランスが崩れてクランプを締めていても鏡筒がゆっくり天を向く方向へ動いてしまう。
アルカスイスの取り付け位置を前へずらしてギリギリセーフなところまでなんとか調整できた。バランスチェックした時にドローチューブの繰り出し量を見落としていた。
XW40で25倍で見ている分には振動も許容範囲の超広い自分では問題ないレベル。XW5へ交換して200倍へ上げてみると・・・何も見えない。完全に雲に覆われた。ヒアデス星団の方に雲の切れ目があるのでそちらへ向けてみる。振動で星が視野の中でグルングルン暴れる。TOA130での200倍はZEROにはちょっと荷が重いようだ。
まともに星見できるシーイングではないので星像がどうとか解像度が何たらとか全然わからないが、ピントの山は掴みやすい印象を受けた。次回天気の良い時にZERO経緯台との組み合わせの実用範囲をじっくり探ってみよう。

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新望遠鏡

2022-03-11 21:31:35 | 天体撮影&観望

ここ最近FSQ85EDPかTV-85あたりの設置や撤収がお気軽でよく見える鏡筒が欲しいなと思っていたが、先日からのシリウスBの挑戦もあって景色を眺めるような観望スタイルも良いが見える見えないを追う観望スタイルの方がやる気が出ると考えるようになった。
するともう少し大きな口径がほしいところでいろいろ考えてみた。
1)以前はシュミカセを持っていたが20cmや23.5cmの集光力はベランダから余裕で惑星状星雲の形がわかるくらい見えるものの恒星は肥大してボケボケのイメージがある。
2)ニュートンは所有したことはないが堅実なMTシリーズやちょっと変わったマクニュートンのような面白そうな鏡筒はなさそう。そもそもニュートンのラインナップ自体が激減してるようだ。
3)大口径のドブは以前に元気村で星空観望のメンバーの方のを見せていただいて木星の見え方に感激した。しかしあの大きさはベランダ向きではないし、元気村へ向かう途中の名古屋高速をアリストの280馬力を駆使して走っていたらスピード違反で捕まったので今後もそれを思い出すことになる。
4)となるとやはり屈折。できればZERO経緯台に載せたいし、重さもハイランダーや105SDPと変わらないTSA120が魅力的。実際に覗いたことはなく球面収差図やスポットダイアグラムくらいの情報で他と比較するしかなかったが図を見る限りイマイチだが人間の目の分光感度に比重をおいたストレール比はTOAと同等とのことでネットを見ると眼視での評判も良いのでベランダ観望の用途に合致しそう。SV1042やMAXIの鋭い星像やハイランダーの抜けのよい視え味、105SDPの全視野で色収差を感じない光学性能など以前より目が肥えてきたのは確かなのでTSA120はそれらと比べてどのあたりに位置するのかとても興味がある。
しかし、一番の問題は全然物がなくて予約してかなり待たないと買えない状況にある。
品不足は車やプレステ5だけじゃなく天体関係も深刻なようだ。

そんななかKYOEI 大阪店のHPを見ると何かトップページが変だ。念の為電話してみると一般論として今はレンズやミラーなど部材が無くてどの鏡筒もだいたい1年待ちとのこと。
そうか、そうなのか・・・じゃこの一本はラッキーなのか。ではポチっとな。

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シリウスBチャレンジ その2

2022-03-08 21:51:23 | 天体撮影&観望

今日の夜空はキラキラしてシンチュレーションはイマイチ。しかし比較的大気も澄んでいて風もなくベランダ観望しやすそうだったのでPentax105SDPを設置、20時頃からシリウスBをトライしてみた。

今日はPentax XW5, FUJYAMA HD-Or5mm、スコープテックK-6を用意。
そうせ明るく輝くシリウスを見るんだから暗順応は第一段階までで十分とはいえまずはXW5をリゲルへ向けて目を慣らす。余裕で伴星は見える。ここでピントを合わせてそのままシリウスへ向けてみる。
やはり気流が強いようでジフラクションリングが安定して見えないしシリウスBも見える気配を感じない。
予想どおりなのでここでアイピースをHD-Or5mmへ交換。見掛け視界がぐっと狭まるのとアイレリーフも短いのでXW5の楽さを改めて実感する。星像はXW5とほとんど変わらないがエアリーディスクも僅かに締まったように感じるが大気が安定せず瞬感と瞬間の比較なので何となくそう感じる程度。
シリウスBはやはり見えていない。ジフラクションリングが右半分消えたり楕円になったりと忙しい。
そこで本日の真打ちスコープテック K-6先生に登場いただく。このアイピースは3枚玉24.5mmでシングルコートとシンプルにできている。これでダメならプリズム外してキツイ直視姿勢で見るしか無いかな。
覗いた瞬間にまず感じたのは「明るい!」。焦点距離が5mmから6mmになったこともあるがシングルコートとはいえ3枚玉と少ないレンズ構成、昼間に見たときもスッキリしていたのでこのアイピースの特徴の一つだろう。
星像は目の位置がちょっとずれると色がついたり歪んで見えるので覗き方は結構神経質なようだ。ジフラクションリングもXW5やHD-Or5mmほど綺麗に見えない。まともに見えるのはセンターだけ。
しかし、シリウスを横切り視線を右から左へ移動させるパターンでそらし目を行った時にシリウスのすぐ右上にポツンと何か見えた。経緯台に乗せてることとDX天頂プリズムの裏像で見えるのでシリウスの周りの3つの恒星も参考に位置関係をステラリウムとシリウスBチャレンジHPなどでチェックした。

こ、これは・・・見えたのだと思う!

一度見えると感覚がつかめて何度も見えるようになった。ただしシンチュレーションの落ち着いた瞬間だけで長くで2秒ほど。視線を上下左右動かしてみたが自分の場合は右目の視線を移動中に右内側(シリウスの左側を見ている時)が一番判星を認識しやすかった。ここからはアイピースをXW5やHD-Or5mmに替えても何度か認識することができた。認識しやすさや見える頻度は K-6 >>HD-Or5>XW5 という感じ。
念の為XW3.5へ付け替えてみたが殆ど認識できなかった。
成功要因として効果的だったのはアイピースの焦点距離なのかレンズ構成なのか次回はMeade SP6.4やHD-Or4mm、XL7、Celestron SR4mm、その他謎の中華アイピースなど加えて探ってみたい。

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グランツーリスモ7

2022-03-04 19:33:17 | MISC

今朝グランツーリスモ7 25周年アニバーサリーエディションが届いた。
久々にこういうゲームをしてみたくなったタイミングでグランツーリスモ7の発売を知ったので予約しておいたもの。
これで後はPS5本体を入手すればプレイできる。
ところがだ、何度か抽選に応募していてもう3台くらい買えていても不思議じゃないのに全く当選にカスりもしない。早く当選しないかな。

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