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ひっそりと書き綴る俺のチラ裏

Edmund Optics RKE Precision Eyepiece

2025-04-17 20:41:07 | 天体撮影&観望

“floating stars” effectとか書かれるなどちょっと変わった見え味との評判のRKE 28mmアイピースを購入した。
当初納期は1ヶ月半との見込みだったが2週間で届いたので雨が多い季節の前に入手できてまずは一安心。
早速FS-60Cに取り付けて昼間の外の景色を見てみた。アイポイント付近からの見え方としてはアイピースの外枠が薄いというか視界が直接目に飛び込んでくるというか言葉では表現は難しいが、望遠鏡を覗いているのだが意識が視界に集中すると直接景色を見ているように錯覚する瞬間がある。スペック的には見かけ視界は45度なのだが数値とは関係なくもっと広く感じる。
これは双眼望遠鏡と組み合わせるとなかなかの没入感に浸れそう。

しかし1点わからないことがある。アイカップはどうやって使うのだろう?
どう考えても合わない。

海外の掲示板には"Without any eyecup, the eyepiece seems to disappear." と書き込みがある。この書き込みから察するに付けたことがある人いるんだ。

ここで思い出したのだが、Koizumiya-Opt エルフレ MC Er.25mmも似たような雰囲気を感じた。アイピースを除くと外枠が薄くて開放感として感じていた。ただその度合いはRKE 28mmの方が強い。また、MC Er.25mmは見かけ視界62度なのだが同じような広さに感じる。うーん不思議な感じだ。
これはMC Er.25mm。

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双眼鏡三脚アダプタ

2024-12-10 22:01:35 | 天体撮影&観望

双眼鏡の持ち運びの際に三脚アダプタを着けたまだとケースに入れづらいとか持ちにくいなど不都合が多い。
三脚アダプタを何種類か購入して双眼鏡のサイズや形状に合わせてなるべく出っ張らない組み合わせを見つけながら運用していたがたまたま各国のAmazonとかAmazonとかAmazonをネットサーフィンしていたら良いものを見つけた。

SWFOTO BTA-01 双眼鏡三脚アダプター

おそらく同じものと思うがFANAUE 双眼三脚アダプターというものも出品されている。納期が早いので今回は本体はSWFOTO BTA-01、追加の取付金具はFANAUEのAC-01を購入した。

脚の部分と双眼鏡のアダプタ部分の金具を分離できる。

この製品の特徴は三脚取付部と双眼鏡のアダプタ部分を分離でき、ほぼワンタッチで双眼鏡と三脚アダプタとを着脱可能なところにある。手持ち観望の時や双眼鏡収納時にも邪魔にならないし、容易に三脚へ取り付けられる。これ作った人えらい!

取り付けはこんな感じ。

そのままアルカスイス規格のアダプタへ取り付けできるが底部が小さいので不安がある。
そこで、結局底部面積が小さいのは同じだが下の画像のようにベースを挟むことでアルカスイスアダプタとの接点部分は増加したので安心感はある。

余っていたベースを取り付けた。心理的にはこの方が良い。

この製品は特に賞月観星プリンスUWA7x35WPにとても都合が良かった。三脚アダプタを着けたままだと双眼鏡ケースへの出し入れに難儀していたので。気に入ったからNikonのSPシリーズ3台以外は全部これにしよう。

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双眼鏡で見る土星

2024-12-04 22:05:30 | 天体撮影&観望

最近は星見の頻度がかなり落ちている。これまでは主に蚊のせいだったのだが冷えてきても中々腰が重い。
そんななか仕事を終えてふと思ったのが「このシーズンの土星は双眼鏡ではどう見えるのだろう?」とい疑問というか好奇心だった。
早速ベランダへ行き、アルビレオやヒアデス星団、プレアデス星団など巡ってウォーミングアップを完了させ土星へ狙いを定めた。FC-100DZのファインダーなし160倍の経緯台手動導入に比べるとこのサイトロンSV1042の土星の導入なんて目を閉じていても出来そうなくらい簡単だ。
双眼鏡でも7倍以下などでは厳しいが10倍くらいあれば土星は丸ではなく楕円っぽく見える認識だったので色味は薄いがシャープなSV1042をチョイスしたのだが・・・やっぱりただの丸だ。こうなるんじゃないかと薄々結末を覚悟していたので精神的にノーダメージ。
では、何倍なら丸ではなく見えるのだろう?

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紫金山・アトラス彗星

2024-10-14 18:46:37 | 天体撮影&観望

紫金山・アトラス彗星が見頃ということは把握していて温泉ついでに山へ行こうかと考えていたが疲れ気味だったのでパスしていた。今回も縁はないな・・・と半ば諦めつつふと部屋の窓から西の空を見ると雲も少なく遠く鈴鹿山脈の山々も何とか見えている。
もしやということで18:10頃に窓越しにNikon10x70SPで見てみると明らかに雲とは違う雰囲気でふわっと広がる白い尾のようなものが見えた。急いでベランダへ出て10x70SPであらためて西の空を眺めてみるとこれぞ月曜日版アトラス彗星って感じで明るい核とそこから伸びて視野の半分ほどの長さを占める尾がはっきり視認できた。思わずおーっと声が出た。

急いでハイランダーを設置して見てみる。そして次にNikon7x50SP、KOWA BDII 32-6.5XD、Visionking5x25、WideBino28と徐々に小さくしていって見比べてみた。
結論からすると全部しっかり見えた。18:30頃になるとだいぶ暗くなって裸眼でもそらし目で見えていた。

見え方は双眼鏡で確かに違うのだがNikon10x70SPが視認性の良さが際立っていた感じだ。
・ハイランダー:標準アイピースの32倍。尾は視野いっぱいに見えるが10x70SPの後では明るさはちょっと暗く感じる。
・Nikon7x50SP:明るさはハイランダーと同じくらいに感じで全体はやはりコンパクトに見える。
・KOWA BDII 32-6.5XD:Nikon7x50SPよりも特に核のあたりはちょっと明るさが落ちる感じだが背景との兼ね合いか尾を含めた全体の視認性はあまり変わらない。
・Visionking5x25:上記機種から一段落ちた見え具合で小さく暗い印象だがそれでもはっきり彗星だとわかる。
・WideBino28:なんとVisionking5x25よりも彗星が見やすい。小さいのだが核から尾が広がる様子ははっきりわかる。
・肉眼:まさかと思い肉眼で見てみる。じっと見ているとだめだがそらし目なら彗星を認識できるではないか。暗い山間部でアンドロメダを肉眼で見るような感じでうっすら見える。18:30頃の高度と空の明るさのバランスがちょうど良かったのだろう。

18:10から18:40すべてを通して上記機種の中ではNikon10x70SPが頭一つ抜けている感じで最も彗星を認識しやすかった。やはり口径70mm瞳径7mmのパワーは伊達じゃない。

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今シーズン初の土星

2024-10-13 21:41:17 | 天体撮影&観望

FC-100DZ双眼望遠鏡をベランダに設置したのは今年初となる。まだ蚊が多いので久々の観望だが短期決戦で輪の細くなっている土星を狙ってみよう。

Pentax XW5を取り付けてまずは月を導入する。後継機は昨年購入していたがまだ組み立てていないので経緯台はZEROのまま。経緯台手動操作での160倍は結構な高倍率だが月ならノーファインダーで余裕で導入できる。視野が何となく明るくなったらまずは左目からピント合わせを行い、次に右、そして目幅調整を行い視軸を合わせる。そこから再度ピント合わせして視軸も合わせ直す。これで準備OK。
この調整時間が長引くとたぶん気持ち悪くなる。

しばらく月面を観察して本日の本命の土星に向ける・・・向ける・・・向いてるはずなのに土星はどこだ?
160倍ノーファインダー導入は土星相手だとなかなか手ごわい。
何とか導入できたが月で合わせたピントと視軸は土星相手では不十分だ。左右とも微妙に輪郭がぼやけて視軸も主に上下のズレが残っている。更に調整を追い込んでいくとビシッとシャープに見えるようになった。
気流の状態は安定しているようだが時折薄雲が通過して土星が明るくなったり暗くなったりして見える状態。
仮に雲が全く無かったとしてもこれだけ輪が平ぺったいと市街地にある自宅からの160倍ではカッシーニの空隙を認識するのは困難だろう、端の方でも黒い筋は全然見えなかった。本星の模様や輪と本星の隙間、本星に落ちる輪の影から輪が繋がっている状態は認識できた。だが、両目での観察だけあって集中してじっと見ていても疲れないし、「見えているような気がする」というような見えているか見えていないかのあやふやな感じも少なく見ているものをはっきり認識できるし、何より没入感が凄い!
僅か10分程度の観望だがまだまだ蚊が多いので早々に撤収。短時間だが双眼望遠鏡の良さは十分感じられて満足できた。

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サイトロン Stellar Glassesが届いた!

2024-06-29 21:12:09 | 天体撮影&観望
5月10日に発売されあっという間に完売となり予約注文していたStellar Glassesが本日届いた。発売日は10分おきくらいにウォッチしていて11:05には売り切れだったので本当に即完売だったのだろう。

普通のサイズの箱で中身を考えると違和感はない。
 大きさは想像通り。

保護ケース付き。

配達はお昼前だったのでためしに掛けてみて早速室内をキョロキョロ見てみたところ微妙にくっきり見える。3m離れた本棚で裸眼ではギリギリ読めない文字がギリギリどういった文字か認識できる程度にはくっきりさが増す。

あれ?

発売前にStellar Glassesについては暗いところで瞳孔が開いた星見モードの状態でも星空がよりはっきり見えるなどその効能についてはいくつかの天文関連サイトなどで紹介されていたがその動作原理については明確な説明は見つけられなかった。
なぜ通常はくっきり見えないのか、このメガネは何をしているのか、結果どうなるのか?と想像だけがどんどん膨らみ、これはきっと画期的な超理論をベースにした技術であるも簡素な技法で今後の星見スタンダードになるに違いない!と思って大嫌いな納期未定の予約待ちでも即ポチったのだが・・・普通のメガネの予感。

よくよく見ると箱には説明書とレンズの袋がはいっている。
 こ、これは!

「SPH -0.25」つまり近視用のメガネでは?
普通にお店で見かけるメガネはSPH -0.5くらいからだからかなり弱めの補正。
ほとんど曇り空だが試しにわずかに見える星を見ると確かに微妙にくっきり見える。では!ということで-0.5の近視用メガネに変えるともっとくっきり見える。

メガネレンズは汚れ防止コートはUVカットコートなど選べるがStellar Glassesマルチコート。透過率の高いマルチコートを採用していることが普通のメガネに対して性能面でのアドバンテージであり天体用と謳う理由なのだろうか?
天気の良い日に山間部で眼鏡とStellar Glassesを比較してみよう。
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防湿庫への望遠鏡の保管

2024-05-26 23:06:45 | 天体撮影&観望
双眼鏡や望遠鏡はそれぞれ個別にアルミトランクケースやプラケースに入れて保管しているがいざ使おうと思うと意外と面倒くさい。そろそろ湿度が気になる季節になってきたこともあり一部を防湿庫へ移した。

なんか効率の悪い入れ方・・・

もう2本くらい入れたかったがすぐ設置できるよう鏡筒バンド等を込みではあまりギリギリを攻めると出し入れしにくいのでFC-100DZ双眼とハイランダーの2つを入れることにした。

アイピースは着けたままにした。

出し入れの際にハンドルを握れるよう上部に空間が必要。

TOA-130とMAXIは諦めているが同じ防湿庫がもう一台あれば105SDPとFC-76DS、FS-60Cを入れられそう。けど防湿庫も大きいから力技でもう一台!は躊躇する。うーーん。
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FC-100DZ 双眼での初星見

2023-11-21 21:58:21 | 天体撮影&観望
自宅のリフォームが終わってようやくベランダで星見ができるようになった。ながらく放置していたFC-100DZ双眼望遠鏡で今夜こそ星を見ようと19時半ころから組み立てて20時頃から星見を開始した。
注文中の経緯台がまだ届かないのでいつものZERO経緯台を使用する。
三脚はManfrotto475Bでハイランダーに合わせてカサイの140mmハーフピラーを装着して高さを上げてある。もしかしたら低高度の対象では使いにくいかもしれない。

重量はそれなりにあるが持ちやすいので設置も緊張しなくて良い。

双眼望遠鏡ではどう見えるのだろうか?ハイランダーとの差は?通常の単眼との違いは?高倍率は可能か?100度の広視野は使い物になるか?
疑問や期待はたくさんあるが順番にやっていこう。
とりあえず今夜は最小倍率と最大倍率の両方を試してみる。
使用するアイピースはこれ。


まずはNikon NAV-17HWから。
土星に向けてピント合を合わせる。片目づつ個別に調整する。目幅はちょうど良さそうだったのでこのままとし、次にミラーを調整して視軸を合わせる。
先に経緯台を操作して左側望遠鏡で対象を中央に導入し、次に右側はミラー調整ネジで左右方向と上下方向を調整して対象がほぼ中央にくるように粗調整する。次に両目で見ながら像が一致するよう微調整する。FC-100DZとNAV-17HWでは47.1倍になる。この倍率での調整はとても容易だ。

左右の像が一致すると102度の視界にぽっかり浮いている土星が見える。土星は何度も見てるしハイランダーでも見ているが102度の双眼だとなんと言うかすごい臨場感がある。くっきり見えた瞬間にはっとした。そこに土星が浮いている。知識としては当たり前のことと理解していても体感すると何もない空間にぽっかり巨大な物体が浮かんでいてどこにも落ちていかない不思議さを強く感じる。土星に感動していたが機材に目を向けると意外に目の位置にシビアでないというか位置を合わせていることが難しくないことに気付いた。単眼で見ていたときには大丈夫かと心配していたが杞憂だった。

次に木星へ向ける。とても明るいが模様はちゃんと見える。ガリレオ衛星がとてもシャープだ。木星も土星同様に臨場感が凄い。
次に月へ向ける。明るくて目が痛い。
南しか見えないベランダでは時間帯が良くないことと雲が多いので恒星は見ていないがガリレオ衛星の様子からしてきっとシャープだろう。
NAV-17HWは双眼での使用はさほど苦でないことと、両目で見る102度の視界は臨場感が素晴らしいことを体感できた。

次に手持ちアイピースで双眼では最高倍率となるPentax XW3.5を装着する。


NAV-17HWと比べても大きさ的にあまり差がない。XW3.5は結構大きいのであった。FC-100DZに装着すると倍率は228.6倍になる。
まずは木星へ向ける。片側ずつピントを合わせていくのだがZERO経緯台だとさすがに揺れるのでシビアな調整は難しくて勘を頼りに合わせる。次に視軸合わせだがアイピースを変えるとかなりズレているのでNAV-17HWと同様に調整する。が目幅が少々合っていないようなのでビノテクノのクレードルの調整ネジで合わせ直す。そして再度視軸調整を行う。
どうもNAV-17HWよりも目の位置にシビアなようで見る際の姿勢維持も結構難しい。しかし一旦視野に木星を捉えると片目で見た時はピントはイマイチのような気がしたが両目では細かい模様がとても良く認識できる。TOA-130で一瞬よく見えたという状態が双眼ではずっと見えっぱなしのような感じだ。見えている範囲内で模様を認識するのがとにかく楽。
全体の雰囲気としては木星の上にガリレオがぽっこりタンコブのようにくっついている位置関係のためか木星がとても立体的に感じられる。
高倍率も実用になるかどうか気になっていたがこれならOKだ。TOE3.3mm、賞月観星XWA3.5などにするか5mmまで上げてNAV-5SWにするかなど高倍率のアイピース選びはずいぶん検討したが結果的に高倍率と見やすさのバランスを期待してアイレリーフに余裕のあるXW3.5を選んだ。しかし単眼の時よりも思った以上に目の位置にシビアだ。

次に月へ向ける。どうも見難い。再度目幅を調整する。目の位置にシビアなのでどれが正常な設定なのか今ひとつ判断し難い。しかしやはり両目で見る月は凸凹した状態がよくわかる。これも今までにない感覚だ。

雲が切れて土星の位置が確認できたので土星へ向ける。
土星が2重に見える。どうやら先程目幅調整したので視軸が合っていなかったようだ。合わせ直して土星を見るとウニウニしてあまりシャープではないし何だか暗い。今年の位置ではこんなものか。カッシーニの空隙も左右の端にわずかにそれらしきものが見える程度で少々残念だ。もう少し高度の高い季節に見るべきだったがもう遅い。ただ、単眼で見るよりはるかにじっくり見ることができる。
期待を超えなかったことが残念というちょっと贅沢な感想だ。

この状態で再度月へ向ける。すると先程より更にはっきり見やすくなった。クレーターの凸凹や影をじっくり凝視しても疲れない。これは良い。
こうなると経緯台が手動のZERO経緯台では対象がすぐ視野からハズレてしまうのが残念だ。

次にアルデバランへ向ける。若干薄雲もかかっておりこれくらい明るい星でないと肉眼で見つけ難い程度の空の状態だ。気になっていたのは2重星の見え方だ。しかし今夜は無理なので恒星がどう見えるかだけ試してみた。
双眼228.6倍で見るアルデバランは単眼よりもたくさんのジフラクションリングに囲まれているように見えた。表現が難しいが多重というよりも一周していない細切れのリングが上下左右に複数に見えたり明るいのが1周くるっとつながったりと刻々と変化して賑やかだ。中心のエアリーディスクはぽっこりと雪見だいふくのような丸い立体的な小さな光点に見えた。左右差が激しくてまともに見えないのでは?と危惧していたが結構いけそうな感じだ。これでシリウスBを見てみたい。
雲が多くて今夜はここまで。しかしたくさんの収穫はあった。綺麗に見えるんだろうなとは思っていたがやはり体感してみるものだ。とても素晴らしい世界を見ることが出来たと思う。

次は散開星団を見てみたい。自分の経験では最高に綺麗に見えるアイピースはNAV-12.5HW。主観そのものなので説明が難しいがとにかく没入できる。M41やトレミーが単眼でも何故か立体的に感じられる。これを双眼に使ったらどんな見え方するのかとても楽しみだ。明日も晴れて欲しい。
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FC-100DZ 双眼望遠鏡

2023-08-19 23:06:38 | 天体撮影&観望

FC-100DZは昨年後半に2本購入しておりビノテクノ製のクレードルとEZMも用意してあったのだが自宅のリノベーションやらBNR32スポイラー塗装やら諸々で忙しかったこともあり天体関係の活動は優先度が落ちていてお盆休みになってようやく双眼望遠鏡の組み立てを行った。
とはいっても架台は何にしようかまだ決めていないのでとりあえずZERO経緯台に載せる前提で組んだ。

クレードル CRDL-95を見るとそのままクレードル下部のベースは2分割されており片方に取り付け穴がある。この2分割されたベースは幅調整のため可動式になっておりそのままアリ型レールなどは密着して付けられないのでまずはブラケットを作成した。

クレードルのベースは2分割。これが目幅調整のため可動式となっている。

たまたま部屋のガラクタ箱にあった程よい大きさの厚さ8mmのアルミ板があったのでベースの動きを阻害しないよう片側を1mmほど切削した。
トリマー台にエンドミルを着けてさらっと切削。これくらいならフライス盤でなくても加工は可能。片側のベースとは1mmほどのクリアランスがある。

MoreBlue製のアリ型を取り付ける。

これでZEROへ載せる準備が完了。
なんでも載せられるZERO経緯台は地味に便利。

次にFC-100DZの部品を交換する。まずは微動装置から。
標準状態のFC-100DZ。

先に買ったFC-100DZには既にMEF-3を右側へ着けている。

後から買ったFC-100DZへは微動ノブが左側へ来るよう装着。

次に手持ちのどのアイピースでもピントが合うように接眼部を交換する。
 FC-100DZ標準状態ではNikon NAV-17HWはEZMを使うと合焦しない。FC-76DSのリングと交換して合焦位置をチェックするとあと約3mm短縮できれば合焦することがわかったので標準より光路長を10mm短縮できる50.8アダプター屈折用(短) <KP27110S>を結果的に購入した。
FC-76DSのようにワンオフで超短光路長のアダプタにすることも考えたが検討していた時 ☆コスモ工房さんは一時休業中だったこともありKP27110Sを使うこととした。

全長は10mm短いのでアイピースのホルダ部分もそのまま10mm短い。ワンオフ物なら光路長を短縮してもホルダ部分は鏡筒側へ入るので短縮しなくても大丈夫。このホルダ部分が長いほうが重いアイピースやミラーを使用した際に安心できる。(気分の問題)

ファインダー台座もたまたまMoreBlue製のタカハシ用を1つ余分に持っていたので装着。
これで準備完了。

昼間だがZERO経緯台へ載せてクレードルやミラーを具体的にどのように調整するのかを確認してみた。
まずは鏡筒のクレードル上の前後位置を目視で揃えて目幅調整をEZMが当たるところまで狭めてみる。
この状態でEZMの傾きと平行具合がアイピースホルダの高さと双方との隙間から目視レベルでおよそ判断できるのでピッタリに近づくよう揃える。

大体合わせたところ。

まずは外を見てみる・・・目が痛い・・・いや脳が痛い?

光軸があっていなのでEZMのミラーの調整ネジで目線の上下左右方向のズレを調整する。
以前行ったポロ双眼鏡の光軸調整時の斜めの動きに比べたらわかりやすい。
  EZMの片方にはミラーの光軸調整ネジがある。

Nikon NAV-17.5SWを装着。

画像は Nikon NAV-17.5SWだが賞月観星のUWA4mmを使った200倍でも1kmほど先の高圧電線の鉄塔の赤ランプを基準にちゃんと光軸調整できて問題なく見ることができた。現在は自宅リノベーション工事中のため蚊の多い地域の仮住まいにいるので蚊に刺されるのが嫌でまだ外で星は見ていないが多分大丈夫だろう。

アイピースを変える都度微妙に光軸調整が必要になるがきっちり合わせられることと、その調整はし易いことがわかったので安心した。これならもっと高倍率もいけそうだ。ハイランダーとも棲み分けができると思う。

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STL80A-MAXI フォーカサー交換

2023-02-15 22:35:29 | 天体撮影&観望

STL80A-MAXIの光路長不足は以前から改善したいと考えていた。実際に昨年は接眼部をBorg M57ヘリコイドDXIIへ交換して154mmの光路長を確保し2インチアイピースも取付可能となっていた。しかしM57ヘリコイドDXIIには2インチミラーと2インチアイピースの取り付けは荷が重くガタついたり手で支えて負荷を軽くしないとヘリコイドをスムーズに回せない欠点があった。

このような背景もありMoreBlue製のラック&ピニオン フォーカサーを接続する準備を進めてきており本日コスモ工房さんへお願いしていたアダプタが届いたので早速取り付けてみた。
これは標準の接眼部。

フォーカサーの長さはこの状態で43mm短縮される。

取り付けてフィルターレンチでフォーカサーの取り付け角を固定。

交換完了。光路長はこの状態で140mm確保できる。止めネジや31.7mmホルダを組み直せば150mmはイケる。

全体のイメージ。

天頂ミラーも光路切り替えADも余裕でOK。延長が必要であればM42延長アダプタを接続できる。

ASTROIDはZERO経緯台にステーとアルカスイスアダプタを接続して取り付けてある。これで望遠鏡でもハイランダーでも関係なく利用できる。

光路長140mm超のものもガッチリ剛性を確保しつつ利用可能なのでMAXIの自由度が更に広がった。

Comments (2)
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