moss

ひっそりと書き綴る俺のチラ裏

地震

2011-03-12 15:58:26 | MISC

前日に届いたばかりのVAIO Type Pと、借りたばかりのWiMAXトライアルのルーターをチェストの脇においていたが、ここは揺れると物が落ちてくるからと別の場所に移動して出勤して良かった~。まさか本当に地震が来るとは・・・。

昨日の1回目の大きな地震では天井も波打つほど揺れが酷かったけど冷静にヘルメット被って屋外へ避難した。2回目の大きな余震の時には築40年の古びた社屋の中にあるマシンルームでローカルサーバー郡のシャットダウン状況の確認の最中であり、非常に焦って文字通り外に飛び出した。こういう非人道的な建物は早く建て替えて欲しい。
その後、会社を含む地域一帯が停電して電車も止まり道路の信号も消えて交通マヒの状態に追い討ちかけるように雨まで降ってきており、更にもうすぐ日が暮れるというプレッシャーの中「どうやって帰る?」と自問自答したが歩くしかないのは明白だった。

幸いにも7駅分歩けばよいので2時間か3時間だろうと予想したものの信じられず、車でも30分かかることを考えると気が遠くなりそうだった。ラフ&ロードの前の木月4丁目の交差点では煙が立ちこめて危険な感じの風景だったが構わず進むと、警官が発電機を使って信号を動かそうと挑戦している最中だった。音からしてその発電機は2stエンジンのようでオイルポンプの調子が悪いのかそれは無いだろうというほど白煙が上がり「ダメだ止め止め」と警官が叫んでいた。俺も止めた方が良いと思った。

ダメダメ感漂う中を傘さして歩いてるとバス停にいた係員の方が「どこまで行くの?」と声をかけてくれた。川崎市バスの井田営業所にはバスが多数止まっており向ヶ丘遊園行きのバスがあと20分程で発車とのことで乗って帰ることに。家の近所までここからバスが出ていることをはじめて知った。しかも全くラッキーなことにガラガラなので座って帰れた。

家の近所のスーパーで買い物を済ませて歩いていると道を尋ねてきた人がいた。彼は相模原の方まで自転車で帰る途中で、ここがどこかわからなくなったらしい。その手に持っている地図を見ると・・・その縮尺じゃ・・・川崎市全域が手のひらほどの大きさじゃん。
わかる範囲で教えてあげると礼を言って元気よく走り出した。大丈夫だったかな?

TVでは帰宅難民であふれかえっている様子が放映されていて、実際に家の前を見ると酷い渋滞と歩道を歩く人々が深夜まで途切れること無かった。ガソリンを入れておきたかったが無理っぽい。
実際に災害が発生すると考えているように事が運ばないことを実感した。月並みだが普段からの備えが重要なのだろう。ある範囲の中までは。

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