銀河夜想曲   ~Fantastic Ballades~

月が蒼く囁くと、人はいつしか海に浮かぶ舟に揺られ、
そして彼方、海原ワインのコルクに触れるを夢見、また、眠りにつく……

“ 崖の上のポニョ ” 情報・その1(速報)

2007年03月19日 21時16分43秒 | 宮崎駿、その人と作品
宮崎駿監督の新作の詳細が、今夕、日本テレビ系列の『NNN News リアルタイム』内にて流れ、また東宝もその詳細を発表した。タイトルは “ 崖の上のポニョ ”。来年の7月に公開予定との事。

瀬戸内海を思わせる海沿いの町を舞台にしたオリジナル作品で、バケツの中で生きながら「人間になりたい」と願う金魚(監督は金魚姫と呼んでるらしい)ポニョと5才の男の子・宗介の話で、可愛い恋物語のようになるらしい。 宗介という名前が古風に感じられるが、もしかすると “ となりのトトロ ” のように時代設定が現代ではないかも知れない。

2005年春に住んだ瀬戸内の風景を宮崎駿が気に入って海辺を舞台に選んだとの事で、また、彼の息子である宮崎吾朗が5歳だった頃の事が基になっているらしい。一方、本作でのポイントは宗介のお父さんとお母さん、そしてタイトルにもある『崖』、との事。
今回は作画でPCを一切使わず、水彩画やパステル画風の手書きで表現するそうで、鈴木敏夫プロデューサーは「7、8割が海が舞台。手書きでどんな海や波が表現できるのか。それが監督の挑戦」と語ったそうだ。

まだイラスト一枚のみの公開で、とある方が撮った画像を拝借してここに載せるが(御本人の承諾済み)、これを見る限り、ポニョになかなかの存在感があるように思う。


更に現時点での、あくまで勘だが、“ トトロ ” のように1時間半程度の中篇になるような気がする。

詳しい話の筋や声優陣等が明らかになるのはまだまだ先になると思われるが、今月27日22時にNHK総合で放送される『プロフェッショナル 仕事の流儀』で宮崎駿の特集があるので、新作についてまた何かしらの情報が流れるかもしれない。

長らく待たれていた今作、タイトルに『の』が2つ付くのは “ もののけ姫 ” 以来である。“ ゲド戦記 ” の監督を担った息子に対して、宮崎駿がどういった『応戦』をするのか非常に楽しみである。





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4 コメント

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Unknown (ぱたぽん)
2007-03-20 01:06:09
来年7月ですか。たのしみですね。
どのくらい進行してるのでしょうか。
詳細がわからないのでなんともいえませんが
とにかく楽しみ。
熱い夏になりそう。
ぱたぽんさんへ (ショパンⅢ世)
2007-03-20 01:25:02
この記事への投稿第1号は、ぱたぽんさんになるのではと思っていました(笑)。

制作が順調に進めば公開まで後1年4ヶ月ぐらいありそうですが、それまでこの映画の情報収集に躍起になってしまいそうです

できるだけ本業の声優さんを起用して欲しいとは思いますが、プロデューサーが鈴木氏なのでそうはいかないでしょうね、きっと……。

久々に期待できそうです。 (ciapooh)
2007-03-20 16:13:41
 企業秘密を入手されたのですか? ショパンⅢ世さん,凄いですね。
 クリエーターさんが,我が子を思って作り上げる作品に駄作はないと思います。
 加えて全て手作りでの挑戦とは,マニアならずとも興味をそそられます。
 どこまでもエネルギッシュで,チャレンジ精神の旺盛な監督さんには
 ファンならずとも敬意を表したいところです。
 
ciapoohさんへ (ショパンⅢ世)
2007-03-21 01:03:16
>クリエーターさんが,我が子を思って作り上げる作品に駄作はないと思います。

これについてですが、以下全て、様々な所からの転載です。


>吾朗氏の少年時代、宮崎監督が仕事にのめり込んでかまってあげられなかったのを反省してキャラクターを作り上げたようだ。

>吾朗氏が自分と同じ道を歩んだことに疑問を感じた監督が、父子関係を見直す中で、あえて主人公に設定したようだ。

>吾朗氏が幼い頃、駿氏は仕事に没頭し、ほとんど家に帰らなかった。吾朗氏の監督デビューは当時への反抗だと思い、猛反対した。「2度と吾朗のような子供をつくらないために」と、親子の距離感もテーマになるようだ。


以上から分かるように情報配信先によって、宮崎駿が宗介というキャラクターを設定させた背景事情に多少の違いがあります。実のところ宮崎駿がどういった感慨から宗介を生み出したのか、まだ真相ははっきりとは分かりません。上記3項目が交じった上でのキャラクター設定だったのかもしれませんしね…。
恐らく駄作ではないと、僕も思います。

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