外し忘れた風鈴が
リロ、
リロ、と鳴っています
縁側の下で寝ていても
リロ、
リロ、
時々リン、と
頭のすぐ上にあるように
透き通って響きます
目をつむると
お天道様に照らされた
あの人の温かい足音も思い出されます
焼き立てのチーズケーキのような
あの人の足の色
縁側の木を伝わって
向こうから
あちらの方へ
今は
わたしと縁側との間を
コーウコーウと
小さく風が舞っているけれど
尻尾を丸めればそれほど寒くありません
頭のすぐ上で
秋風が
風が夜を叩いてます
束の間の
小さなお昼は
また明日
やって来ます
リロ、
リロ、と鳴っています
縁側の下で寝ていても
リロ、
リロ、
時々リン、と
頭のすぐ上にあるように
透き通って響きます
目をつむると
お天道様に照らされた
あの人の温かい足音も思い出されます
焼き立てのチーズケーキのような
あの人の足の色
縁側の木を伝わって
向こうから
あちらの方へ
今は
わたしと縁側との間を
コーウコーウと
小さく風が舞っているけれど
尻尾を丸めればそれほど寒くありません
頭のすぐ上で
秋風が
風が夜を叩いてます
束の間の
小さなお昼は
また明日
やって来ます