銀河夜想曲   ~Fantastic Ballades~

月が蒼く囁くと、人はいつしか海に浮かぶ舟に揺られ、
そして彼方、海原ワインのコルクに触れるを夢見、また、眠りにつく……

友達

2017年06月29日 22時59分00秒 | 散文(覚書)
急き立てられるように
自分の不安を消したいがために
あなたたちに救いを求めました

あなたたちは確かに僕の大切な友達です
だけど
病院の見舞いじゃあないけど
1度は義理で見舞いに行っても
2度、3度と見舞いに行く人がなかなかいないように
その後のことも気にかけて連絡してくれる人はそうそういない



どこかに自分の確証を見つけたくて
自分は間違っていなかったんだという拠り所が欲しくて
あなたたちの胸にすがりました

あなたたちは確かに僕の大切な友達です
だけど
あなたたちにとって僕はとても弱い
情けないくらいにひ弱い人間で
今の僕がどれだけ揺らいでいるか
この瞬間にでも
心に過ぎらせてくれる人はそうそういない



それでも
それでも僕は恵まれている

恵まれているんだと信じたい