nauhts の山歩き記

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乗 鞍 岳(3026m) ⑫  ー チャリ&スキー 三本滝 -

2019年05月24日 | 北アルプス・立山
2019年5月24日(金)
21日の日本縦断した低気圧が過ぎたら真夏並みの高温の日が続き、週末は猛暑日のところも出そうである。
来週は雲が多めの日が続き、娘と孫の里帰りも終わり昨日帰って行ったので、平日の好天気は今日だけである。
何処へ行っても晴れそうだが山は強風の予報、今年はまだ行っていない乗鞍岳チャリ&スキーに行くことに。
 春山スキー 5/4 火打山  5/8 針ノ木岳  5/13 白馬岳  (昨年の乗鞍岳 6/1 5/21

前日にチャリだけ積み込み、バッテリーをフル充電しておく。板はどちらにするかは現地で決めることに。
4時自宅出発。何時も通りに市内を抜け、青木峠を越え梓川堤防道路から乗鞍高原へ。
6時5分、三本滝駐車場着。約110km。3台が駐車中、出発までにもう2台がやって来た。
トイレを済ませ、チャリを降ろして、ショートスキーにシールを貼りザックに括り付け、準備を済ませる。

6時40分スタート。ゲート脇を抜け、エコーラインを電チャリで漕ぎ上がる。
冷泉小屋まで30分ほど、更に10分ほどで位ヶ原山荘。 春山バスはここまでだが、始発は8時30分。
更に上がって行くと雪の壁。この時季としては意外と多い。1ヶ所融雪水が凍結しており、ここは押し歩く。
7時45分、肩の口(大雪渓)。三本滝から約1時間5分。 明日からはここまで春山バスが運行される。

 

チャリをデポしワイヤーでロック。ブーツを履き、スキー板を装着して8時大雪渓口からスタート。
最初に記念撮影を済ませ、シール歩行で雪渓左側を登る。迷ったが中間部から右側の大雪渓側から稜線へ。
1時間ほどで朝日岳稜線。予報通りに風が強く意外と寒い。ギリギリ雪は繋がるがカチカチでクトー必須。
剣ヶ峰直下に板をデポし頂上へ。9時30分乗鞍岳頂上。肩の口から約1時間45分 三本滝から約2時間50分

先行者に写真を撮って頂き、神社横で強風を避けながらおやつ休憩。 スキーデポまで戻りシールを格納し準備。
10時5分、剣ヶ峰コースから滑降下山。狭路を過ぎたところで近回りしようとしたが雪切れ、戻ってコース下山。
10分ほどで除雪道路まで下り、ここで板を手持ちして、肩の口まで200mほど戻る。ラウンド 約2時間25分。
春山バスの方が数名準備中。再び板にシールとクランポンを装着し、10時35分、2回目のシール登攀スタート。

1回目と同じく雪渓の左側を登り、今度は中間部から蚕玉岳コースを登る。斜度はきついが距離は短い。
頂上小屋直下に板をデポし、再び頂上へ壺足で向かう。11時50分、本日2回目の剣ヶ峰。神社横で昼食休憩。
再び壺足でスキー板デポ地まで戻り、滑降準備。クトーを外しシールを剥ごうとしたところ、板がすり抜けてしまった。
アッという間に流れて、真っ直ぐどんどん下って行く。やがて見えなくなってしまったが、ほぼ見当はつく。

今年は2月に根子岳でレギュラー板を流失してしまい、3月に発見されたが、同じ失敗を2度もやってしまった。
残った板1本をザックに括り付け、蚕玉岳コースを壺足のまま板を追い下る。雪が腐っているのでアイゼン不要。
大体の見当は付けていたが、どこまで行っても見当たらない。ハイマツ帯の中に突っ込んでしまったのかと不安。
予想以上に下ったところで、やっと発見。シールが着いたまま両足に板を装着し、僅かに滑降、道路まで下りる。

肩の口までは道路脇に寄せた雪の上をシール歩行で戻る。12時45分チャリの下へ。2回目ラウンド 約2時間10分。
まだ時間が早いのでもう1本、摩利支天を滑ろうかと思っていたが、気分的に萎え、早めの下山をすることに。
板をストックをザックに括り付け、運動靴に履き替えスキーブーツをチャリに積み、13時20分、チャリ下山へ。
数分すると前輪から異音、リムが少し膨らみブレーキパットに当たっている。無理をしないように静かに下る。

最初の雪の壁を過ぎ、約10分2kmほど下ったところで、バンッという音と共に前輪がパンク。
スピードが出ていなかったので転倒は免れた。 良く見ると前輪リムの側壁がバーストし、捲り上がっている。
この場では修理は出来ないし、このまま押して歩く訳にもいかない。 三本滝まではまだ10kmほどある。
歩いて下りるしかないが、約2時間半から3時間は掛かるだろう。それでも明るい内には三本滝までは戻れるだろう。

前輪を持ち上げ、後輪を転がしながら歩き始めるが直ぐに手が痛くなる。この状態で3時間近くも歩くことは無理。
ザックに予備のバンドが入っているので、それをハンドルから回して肩から吊るようにし、両手と3点保持で歩く。
歩き出して30分ほど、14時やっと位ヶ原山荘。 更に25分ほど歩き冷泉小屋。そろそろ疲れが出始める。
14時40分休憩、雪解け水を利用してスポーツドリンク作成し喉を潤す。まだ下り行程の半分ぐらいかなぁ~。

手と肩が痛い。15時25分、ザックを降ろし再び休憩。体操をしながら身体を解す。
15時40分ゲレンデ、最終の春山バスが下って行った。ここまで来れば後僅かだが、この後が長かった。
16時5分、やっと三本滝駐車場まで戻る。前輪持ち上げ歩き、約10km、約2時間35分、疲れたぁ~。
片付けをしチャリを積み付け、16時25分帰宅へ向け出発。 一部渋滞に阻まれたが、19時20分無事帰宅。

    (右下のボタンで全面表示のスライドショー)

 乗鞍高原 ~ 三本滝 ~ チャリ ~ エコーライン ~ 肩の口(大雪渓)
 肩の口 ~ シール登攀 ~ 大雪渓 ~ 朝日岳コル ~ 稜線 ~ 剣ヶ峰
 剣ヶ峰 ~ スキー滑降 ~ 剣ヶ峰コース ~ 肩の口 ~ シール登攀 ~ 大雪渓 ~ 蚕玉岳コース ~ 頂上小屋 ~ 剣ヶ峰
 剣ヶ峰 ~ 頂上小屋下 ~ スキー板流出 ~ 壺足下山~ 蚕玉岳コース ~ スキー板回収 ~ 肩の口
 肩の口 ~ チャリ下山 ~ エコーライン ~ チャリ前輪リム破損 ~ チャリ前輪持ち上げ歩行下山 ~三本滝

 

04:00 自宅出発    市内~青木峠~梓川堤防
06:05 三本滝駐車場  約110km  3台駐車、後から2台     【往路 約2時間5分】

06:40 チャリでスタート
07:10 冷泉小屋
07:20 位ヶ原山荘
07:35 道路凍結    10数m 押し歩き
07:45 肩の口     チャリデポ 約12km(電池残量40%)【三本滝から 約1時間5分】

08:00 大雪渓口からスタート
08:35 クランポン装着
09:05 朝日岳稜線
09:25 直下スキーデポ
09:30 剣ヶ峰 頂上        【肩の口から 約1時間45分 三本滝から 約2時間50分】
10:05 剣ヶ峰コース  ドロップ
10:15 道路      板を外す
10:25 肩の口     板を手持ちで戻る            【ラウンド 約2時間25分】

10:35 2回目登攀スタート     蚕玉岳コース登攀
11:40 蚕玉岳稜線(頂上小屋直下) スキーデポ
11:50 2回目 剣ヶ峰 頂上                 【肩の口から約1時間15分】
12:10 剣ヶ峰下山   頂上小屋下まで壺足で下る
12:15 滑降準備中 スキー板 片方流出 蚕玉岳コースを流れていった
12:35 蚕玉岳コースを壺足で下り スキー板発見回収
12:45 肩の口   板を装着してシール歩行でへ戻る    【2回目ラウンド 約2時間10分】

13:20 チャリで下山スタート
13:30 約2km下ったところで 前輪 リムバースト破損   その後前輪を持ち上げ歩行下山
14:00 位ヶ原山荘
14:25 冷泉小屋
14:40 補水休憩
15:25 途中休憩
15:40 ゲレンデ
16:05 三本滝駐車場 前輪持ち上げ歩行 約10km【肩の口から 約2時間45分 往復 約9時間25分】

16:25 帰宅へ向け出発
19:20 一部渋滞に阻まれ 市内バイパス経由で 無事帰宅       【帰路 約2時間55分】

 

≪ 参考 ≫ 19年度 春山バス (片道¥1250(位ヶ原山荘) ¥1450(大雪渓)  往復¥2500)
 (上り)三本滝   08:45   09:45   10:45   12:05   14:35
 (下り)大雪渓   09:24   10:59   12:21   13:16   15:16
             【三本滝  ~位ヶ原山荘 約20分  ~大雪渓 約9分(下り8分)】
             4/27~位ヶ原山荘     5/25~ 大雪渓(肩の口)


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