nauhts の山歩き記

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富士山③ (富士宮口) その2

2005年06月25日 | 秩父・関東・東海
                         その1から続く
≪お鉢巡り≫
日本最高峰での昼食後、火口を一回りするお鉢巡りに。
最初の時は半周、前回は断念したので、一周するのは初めて。
剣ヶ峰の火口側にはまだかなりの残雪があり、ここをトラバースしなければならない。
簡易アイゼンは持って来てはいたが、そのまま歩き始める。
途中まで来たところ、また筋肉疲労による痙攣が起きた。
しかも今度は両足ともだ。
腰を下ろして休む訳にもいかず我慢しながら残雪が切れるところまで下った。
どうも休憩後には、足が攣るようだなぁ。

火口棚を歩き、白山岳(3756m)を回り込み、久須志神社へ。
これで半周。河口湖・須走口から登ると、ここへ上がる。
この辺には山小屋群が沢山?あり、シーズン中は都会の雑踏並みになる。
暫く歩くと、御殿場からの登山道に行き着く。
何故だかここに、「3778m?」の碑がある。
ここからもうちょっと歩くと、最初に到着した富士宮口頂上へ戻る。
浅間神社奥社の脇にシーズン中だけオープンする富士山頂郵便局があるが、勿論まだ開いていない。
下山に向けて、ここで小休止。




≪下山≫
14時10分、下山開始。頂上には2時間いたことになる。
頂上付近は晴れているが、下界方面には雲がかかり霞んでいる。
須走口・御殿場口の砂走りに比べ、ここの岩場の下山は、膝への負担が大きい。
それでも筋肉が慣れてきたので順調に下る。八合目で小休止。
七合目まで下るとちょっと視界が開け、宝永山火口も見えるようになった。

六合目まで来ると、何やら大勢人がいる。
ここから宝永山火口まで歩いたり、辺りを散策しているようだ。
16時10分、無事に5合目まで戻って来れた。
下り2時間、トータル登り始めてから、9時間30分。
予定より早かったので、これからの行動をどうするかだ。



≪帰路≫
先ずはガソリンを給油しなければならない。
御殿場の方へ向かおうかとも思ったが、スタンドが何処にあるのかわからないので、来た道を戻ることに。
スバルラインは低い雲が立ち込め、今にも雨が降りそう。
キャンプするにしても給油してからではないと、翌日の行動がとれない。

兎に角、給油が先決だ。後少しでガソリンスタンドへ行き着くはずだ。
と思う頃、エンジンがプスプス、パワーが抜けていく。
ヤバイ!、遂にガス欠だ。
仕方ないので、路側帯を静かに惰性で下る。500mほどで待望のスタンドが現れる。
ふぅ~、本当に下り坂で助かった。
満タン給油、15.7リットル。 走行335km。

17時30分、さて給油も終わったし、これからどうしよう。
天気もあまり良くないし、今からなら22時前には家に帰ることも出来るなぁ。
取り合えず帰る方向へ向って走ろう。良い所があればキャンプしても良いし。
精進湖の反対側にキャンプ場があったが、やはり天気が心配。
もう少し甲府方面まで下ると天気は良かったが、この辺では適当なキャンプ場所がない。
141号線へ入る頃にはもう日が暮れて来た。
今からキャンプ場所を探すのも大変だし、あと2時間もあれば家に帰れる。
後は一気に家まで走ってしまった。
21時05分、ちょっと疲れたが無事に帰宅。

ガス欠という思わぬハプニングもあり、また一つ良い思い出が出来た。
富士宮口からの登下山はかなりハードなものだが、返って達成感は充分に味わえる。
次回はアプローチが長いが未登頂の御殿場口からの挑戦をしよう。
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富士山② (須走口)

2004年07月17日 | 秩父・関東・東海
04/07/17(土)~18(日)
予てより念願だった2度目の富士登山。 兎に角、人、人、人、人、・・・・
シーズン中とは言え、あれほどの人が頂上を目指して集まって来るとは・・・
前回は約20年前、河口湖側から登り御殿場口へ下りたので、今回は須走口からの登下山。
今回の登山に当り、靴を新調した。 若干大きめの靴にしたので、つま先に余裕があり快適だった。
あれば絶対に役に立つのは、杖と簡易アイゼン。
杖は金剛杖を持って行く人は多いが、重くて杖としては役に立たないどころか、邪魔になる。
スキーのストックを持って行くつもりだったが、バイクのトランクに収められるよう伸縮式にした。
4本爪の簡易アイゼンは意外と効果があり、疲労軽減に役立つお奨め品。

17日06:00 出発。途中山梨県高根町より富士山の雄姿を望む。
明日もこういう天気なら良いなと思いながら、河口湖経由で富士吉田へ。
ここの道の駅に、以前富士山頂にあった気象レーダードームが移転設置されている。
ここには富士湧水が引かれており、無料で汲める。帰りにお土産に持って帰った。
その後、富士山を写真を収めようと忍野村へ。 忍野八海も結構人で賑わっていた。

11:20 須走口到着(2000m)。駐車場は満杯、路駐も1.5kmくらい手前まで続いている。
11:40 いよいよ頂上を目指して出発。初めは樹林の中を登って行くので、涼しくて気持ち良い。
14:00 六合目  (2700m) ここまでは身体を慣らす為ゆっくり登るので意外と時間が掛かる。
15:00 七合目  (3000m)  太陽館
15:50 本七合目(3250m)  見晴館
16:30 八号目  (3350m)  江戸屋
17:30 八合目半(3450m)  御来光館
出来れば頂上まで行ってから泊まりたかったが、風も強く疲労も堪っていていたので、ここで泊まることに。
素泊まり6千円、夕食、朝食、弁当を付けるとそれぞれ+1千円。
人間、起きて半畳寝て一畳とは言うが、山小屋はそうはいかない。
一畳に3人は寝なければならず、寝返りさえままならない。

18日午前3時。山小屋の1回目の出発のピークを迎える。
風は強いが下界の素晴らしい夜景が見える。登って来る人の列が数珠つなぎ。
頂上で御来光を見るつもりは無かったので、少し明るくなってからと出発。(04:00)
既に外は風と霧雨になっていた。どうしようかと悩んだが、登山の列に紛れ込んで登り始める。
兎に角人人人・・・。遊園地の人気館並みの混雑。
10歩も連続で登れれば良い方、待っている時間の方が長い。
時折吹き付ける強風と雨、身体が段々冷えてくる。
通常一番きついところだが、2時間掛けて登った為疲れは無かった。
06:00 山頂浅間神社に到着。手はかじかんで感覚が無く兎に角寒い。 気温2~3℃。
強風・霧雨は益々強まり、お鉢巡りは勿論、剣ヶ峰の碑までも行けない。
06:30 早々に下山開始。途中登りと下りのすれ違いでラッシュ並みの混雑。
8合目付近まで下りて来ると、段々晴れて来た。
下りは砂走りで快走。 御殿場口の下りの方がもっと楽かな。
08:30 下山。通常3時間だと言うが、2時間で下ってしまった。靴と杖とアイゼンのお陰だな。
しかし何と、下山の記念撮影の後、アイゼンを外している内に、ポケットに入れていたデジカメを落としてしまった。
座って外せば良かったのに、立ったまま屈んでしたのが拙かった。
最新式のデジカメに買え替えろということか。

デジカメも使えないことだし、ツーリングで周っても写真が撮れない。
山中湖を一周して、本栖湖経由で17:00帰宅。
体力的にはゆっくり登ればまだ大丈夫そうだ。
次回は富士宮口から挑戦してみよう。 しかし、休日は絶対に止めておこう。
体力・休日は自分で調整出来るが、天気だけはどうしようもないか。

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