さて、あるときインディアンが死んで天国へ行ったと、想像してくれたまえ。
天国の入り口の扉の前には行列ができていた。
彼は黒人と東洋人と白人と一緒に腰をおろして待った。
あるとき神さまの声が天に響き渡った。
「闇の世界より光の世界にやってきた諸君。雲のはずれまで行き、そこから思い切って飛び降りなさい。飛び降りるときになにになりたいか声に出して祈ること。
そうすればそのものになれるだろう」
いきなり黒人が駆け出して雲のはずれから飛び降りた。
「コンドル!」
つぎの瞬間、彼はとてつもなく大きなコンドルに変身していた。
インディアンが走り、雲の端から飛び出した。
「イーグル!」
彼は見事な斑点のある巨大な鷲となって大空を舞いはじめた。
次に東洋人が駆け出して雲から飛び降りながら叫んだ。
「ドラゴン!」
すると彼は今まで誰も見たことのない巨大で威厳のあるものに変身した。
それを見ていた白人が思い切って駆け出したが、いきなり足を取られて雲から転げ落ち、その瞬間彼の声が雲間に響き渡った。
「Oh,SHIT(糞)」
”インディアンは笑う”
MARBLE BOOKS
編・北山耕平
僕が一番笑ったものを引用。
天国の入り口の扉の前には行列ができていた。
彼は黒人と東洋人と白人と一緒に腰をおろして待った。
あるとき神さまの声が天に響き渡った。
「闇の世界より光の世界にやってきた諸君。雲のはずれまで行き、そこから思い切って飛び降りなさい。飛び降りるときになにになりたいか声に出して祈ること。
そうすればそのものになれるだろう」
いきなり黒人が駆け出して雲のはずれから飛び降りた。
「コンドル!」
つぎの瞬間、彼はとてつもなく大きなコンドルに変身していた。
インディアンが走り、雲の端から飛び出した。
「イーグル!」
彼は見事な斑点のある巨大な鷲となって大空を舞いはじめた。
次に東洋人が駆け出して雲から飛び降りながら叫んだ。
「ドラゴン!」
すると彼は今まで誰も見たことのない巨大で威厳のあるものに変身した。
それを見ていた白人が思い切って駆け出したが、いきなり足を取られて雲から転げ落ち、その瞬間彼の声が雲間に響き渡った。
「Oh,SHIT(糞)」
”インディアンは笑う”
MARBLE BOOKS
編・北山耕平
僕が一番笑ったものを引用。