旅するくも

『旅が旅であることを終わらせる為の記録』

ある日

2009-07-28 22:55:31 | 音楽


ある日、僕は田舎のレンタルCD屋の音楽のコーナーの品揃えの悪さにイライラしながらCDをながめていた。

その時だ!

店内には宇多田ヒカルの曲がながれていた。
え?
んん?
と、店内にながれる音に集中した。

「宇多田スゲー!」
と、一人つぶやき、宇多田ヒカルの曲の音のクオリティーの高さにしばらく身動きがとれなくなった。

なるほど!
これは売れるわけだと妙に納得した。

宇多田ヒカルは凄い!

アートはどこにあるのか?

2009-07-28 22:31:51 | 最南端
今日は本当に久しぶりに最南端のイラストレーターのTakumiに会った。

絵の依頼はよくするので連絡はするんだけど、全然会ってなかった。
彼は僕のことが好きなのでプロなのに無料で絵を描いてくれる良い奴だ。
最南端2号目には4枚も素晴らしいイラストを描いてくれた。
今も1枚依頼中だ。
全く遠慮せず依頼する僕もどうかと思うが。

学生時代二人でよく遊んだので、彼の彼女は僕がゲイだと思っていたらしい。
彼女はともかく彼は良い奴だ。

彼は僕のことをよく知っている。
酒を飲みまくって吐きまくってた頃とかあまり見られたくない頃をよく見てる。
まあ飲んで頭がバカにならなきゃ生きていけなかったんだからしょうがない。
そんな彼に言わせると僕は昔と変わっていないらしい。

今日は「アートはどこにあるのか?」というテーマで話をした。
彼に細かい説明は必要ではないので僕はいつも極端に省いて話をする。
行っている事をすぐに理解してくれるのはさすがだ。

彼はよく「絵は人なり」という。
一年前と今日で同じ言葉が全く違う言葉になっていた。

彼は僕のようにバックパックを背負って旅には出ないがちゃんと旅をして進むべき方向に向かっている。
今夜はお互い成長してることが確認できた。

アートはどこにあるのか?

あなたの内側にちゃんとありますよ。

職場で怒られる。

2009-07-28 00:16:17 | 静岡
僕がいる職場は信じられないほど暑い。
どのくらい暑いのかといえば、タイのバンコクの夏よりも暑い。

夏至の日に向けた断食中に僕は本当は断水もしたかったが、できなかったのは、
職場が超暑いからだ。
暑さで倒れることが十分に考えられるし、倒れてもほとんど人が来ない場所では
発見される頃には白骨化した状態だ。

そんな職場で僕は上半身裸になって仕事をしていた。
それが少し偉い人に見られ、今日怒られた。

会社からの指導や常識という言葉では僕は納得がいかない。
保育園、学校に行くようになってからずっとだ。

夜の雲を眺めながら。

2009-07-26 03:11:28 | 最南端
久しぶりに最南端のライター3人で火を囲みに海へと出かけた。

流れのはやい低い雲を街の明かりが照らしていた。
その雲から反射する光が砂浜を照らして、あたりは満月の夜のように明るかった。
夜のはっきりと見える雲とその隙間から見える星空がとてもきれいな夜。

僕の頭の中では最南端は4号目の完結まで完成している。
その内容の話をした。
そして3人、砂浜に寝転ぶ。

僕が呼吸すればそれはやがて雲になる。
じゃあ、いま僕の頭の上を流れていった雲は誰かのため息か、喜びか。
夏の湿った風に吹かれ、そんな事を考えながら夜の空を見上げるのもまた気持ちがいい。

アニシナベ族のレイ

2009-07-25 18:44:59 | 最南端
22歳の時でアメリカ先住民の存在を知ってから、僕なりにたくさんの事を学んできたつもりだ。
少なくとも僕には知りたいことがたくさんあったし、知る必要があったのかもしれない。

レイムディアーやパパラギなどの本を初めの頃に読んだが、あそこに出てくる
「インディアンは、白人は」という言葉。
インディアンが何であるのか僕には長い時間わからなかった。

アメリカ横断中に一人、カナダ人の友人ができた。
カナダのアニシナベ族、とかアナシナベ族とか日本語では書かれると思うが
そのアナシナベ族のレイと僕はいつの間にか話をするようになっていた。
彼は一時期、世界最速だったバイクが日本製で僕の事を「Ninja」と呼ぶ。

彼は無意味に明るい人にはあまり近づかないし、コミュニケーションを自らとろうとしない人間で、一人でいることが多かった。
そこが当時の僕と似ていたのかもしれない。
たくさん参加していた日本人で彼とまともに話をしたのは多分、僕ぐらいだろう。

そんな彼が珍しく人前でしゃべることがあった。
昔の悪かった頃の話やドラッグの話。
そして「聖書を読んでいてキリストが何者かわかった。」と彼は言った。

でも、彼はキリストが何者なのかみなの前では話さず、誰もそれについて
質問する事は無かった。

テネシー州だったと思うが、そこのスモーキーマウンテンで、大勢人が集まって歌や踊りをしている場所から離れ、僕はレイと二人で焚き火をした。

彼は「Ninja、あのノイズをとめろ。」と言った。

僕は「キリストが何者かわかったって?」

彼 「ああ、わかった。」

僕 「インディアンだと思ってるんだろ?」

彼 「ああ、そうだ。」

それは僕がインディアンであるということが、どういうことなのかを
確信した時だった。

最近、そのレイからFacebookでメールが届いた。

「 やあ、調子はどうだ? 日本にいるのかNinja! 」

必要なもの。

2009-07-24 23:03:44 | 
長期間か短期間の違いがあっても旅に出るのに荷物をまとめる必要がある。

僕はヒッピーにもバックパッカーにもなろうなんて思ってことはないし、なった
おぼえもない。
ただ荷物を持ち運ぶのにはバックパックを使う。

必要と思って持ってきた物の中には意外と不必要なものがたくさん存在する。
不必要なものはどこにいくのかというと、バックパックの底にいって動かずに眠っているか、どこかに行ってしまう。

無くなったものも、たいして必要じゃないもの。


日食の夜に焚き火をしていたら面白い出来事があった。

焚き火をするために木を拾っていたら、青いビーズの模様の部分だけが砂から
見えていた。
「なんだろ?」
と、思って手に取ってみると僕が数ヶ月前に無くしたパイプだった。

そのパイプは僕にとっては思い出の詰まったもので、
アメリカを旅している時に、ナバホの聖地モニュメントバレーで
買ったもの。

きっと数ヶ月前に焚き火にきた時になくしたものだろうが、行くたびに
違う流木が落ちているような海の砂浜でそれを見つけるなんて。

自分にとって本当に大切な物は必ずかえってくる。
そういうことだ。

明日は日食だね。

2009-07-22 00:47:29 | イベント
明日は日食だ。

これに合わせて僕は断食している。
無理やりにでも自分の中を限りなく空っぽの状態にしておきたかった。

僕は日食を見る気はないのでかまわないが、明日は天気が悪いらしい。
中国の方では前日に人工的に雨を降らせて、当日無理やり晴れにするそうだ。

人工的に雨を降らす技術が存在することを聞くと疲れるが、
その人工的に雨を降らす技術が最初に使われたのは戦争でのこと。
物資を輸送する道に雨を降らすことで、舗装されていない道はつかいものに
させなくする。

何でも自分の手のひらに納めようとする今の時代らしい技術だ。
そんな技術、文明なんか捨ててしまえばいいのに。
ばかげてる。

明日はミーティング!

2009-07-21 00:04:43 | 最南端
前回のミーティングで、みのる座のイベントを企画している僕らの団体名が決まった!
「ロマンず☆~」

僕が考えた名前で強引に意見を押し通してしまった!
僕はかなり気に入っているのだが。

そのロマンず☆~のミーティングが明日ある。
何を思ったのか生パスタを作って持って行くと言ってしまい今は夜な夜な頑張って作っている。
考えてみたら明後日まで僕は断食。
生パスタが食べられない…。
あ~僕は何をやってんだ。

ちなみにSoneが畑で作った自然農の小麦を使っている贅沢なパスタ!
誰か一人でも喜んでくれればいいな~。