僕の部屋の本の棚の中に銀色に光る本が一冊、デザインの専門学校の
卒業アルバムだ。
久しぶりにアルバムを開いてみて、どーしようもない生徒だった自分を
少し振り返る。
作品は手を抜くし、ルールを守らないのでいつも評価はCマイナスだった
気がするな。
不提出がDだから、提出しただけエライ!って事だろう。
あれは最後の卒業制作の時だった。
作品の前に立って「ん~特に説明する事はないです。」と一言で僕のプレゼン
は終了。
昼休みに酒は飲むわ、喫煙所で鍋パーティーするわ。
卒業できたのが不思議だ。
アルバムに
「自分が悪いのだけれど学校を間違えたと思った。
もうデザインをやる事はないと思う。」
書かなきゃいいのに、そんな事を書いてしまうヤングな僕。
二度とやらないと思っていたデザインを僕は最南端で
やっていたんだな。
専門学校の2年がなければ、全く違うものになっていただろう。
お世話になった(迷惑をかけた)3人の先生に最南端を送る事に
しようと思う。
卒業制作って事で。