旅するくも

『旅が旅であることを終わらせる為の記録』

2年前のある日の僕より

2009-11-29 22:04:32 | 素晴らしき日々
いまから約2年前僕はこんな事を書いていた。
編集したいけどあえて、そのまま引用。

2008年1月8日

5日に墨入り骸骨から「明日、日の出を見に行こう」と珍しく誘われた。
寒いけど行くことにした。

車で20分も走ればこの時期、僕の地元では海から登る日の出が見える。
朝日が出てくる前に水平線が明るくなってきた。
なんだろう、夕焼けとはまた何かが違って見える。
地球の自然の作り出す色は本当に凄いなって思わされる時間だった。

僕は今のところ納得いく写真が1枚も撮れていない。
写真に納得がいかないのは、いつも被写体が悪いのが原因と思っていたが、この日の出を撮ってから違う事に気がついた。
悪いのはきっとレンズだ!!(僕が原因ではない。)
冬の海に入るサーファーは1月の遅い日の出を毎日見ているのだろう。

僕のカメラで星が写せるなんて知らなかった。
今度、焚き火に行く山奥の真っ暗な河原で星を写してみようと思う。
この時期の焚き火は星がキレイだから最高だ。
かなり寒いけどね。

去年、カバ男が京都から帰ってきて2人で何度か車で山に行った。
山の緑と空の青だけの景色に出会うと僕はいつも同じ事を言う。

「うおー自然を抱きしめたい!」

横にいるカバ男もいつも同じ言葉を僕に返す。

「違うぜ!抱きしめられてんだよ!」

カバ男の言うとおりで僕らは山や海や空に抱きしめられてるんだなって思う。

また2人で山に行ったら僕は「愛してるぜー!」と叫ぼうと思う。
きっとカバ男は「違うぜ!愛されてんだー!」と言うだろうな。



こんな事を書いた2年前の自分と比べてみると、ずいぶんと見える世界が広がった気がするな。

いつも地球に抱きしめられっぱなしだけど、今度は僕らが地球を抱きしめる番だ。

”Earth Hugs Blog”

2009-11-29 21:03:40 | ロマンず☆~
昼間、雲の隙間からグローリーが差し込んでいた。
そんな中、風と光を浴びながらリーンをしてなかなか気持ちが良かったな。

さて、ロマンず☆≡のブログを昨日 eしずおか というローカル色が強いものの中につくった。
ブログをするからには、せめてロマンず☆≡が何をする人たちなのかをはっきりと
言葉にする必要があるのだけれど、結成から約半年がたってもうまく言葉にはできなかった。
DJ、キャンドル屋、学生、派遣社員、サラリーマン、農家などなどがいて、個々でやりたい事も違って一言で表現するのに難しかったからだ。

メンバーの中に共通点があるとしたら、きっと”地球を抱きしめたい”ということだと思うので"Earth Hugs Blog"というタイトルにした。

”地球を抱きしめる団体 ロマンず☆≡”って感じだ。

一応、一回目の記事は代表の僕が書いておいたけど、あとはメンバーに任せたいなと思っている。
イベントの準備やミーティングの様子などを載せていくことになると思うので、
時々、そっちも見てくれればなと思う。

しかしあれだね。
”Earth Hugs Blog”とは我ながら素晴らしいタイトルではないか!!!

”Earth Hugs Blog” → http://hirakawa.eshizuoka.jp/

On the Road

2009-11-26 22:04:03 | ロマンず☆~


以前、音と映像に境目がないなんて話と一緒にブログに載せた高木正勝の映像を
見て、ロマンず☆≡の頑張り屋の女の子がCDを買ったようで、僕にもCDを貸してくれた。

CDを貸してくれたおかげで朝の通勤がいつもより何倍も気持ちがいい。

もし、音楽が音楽として独立していたのなら何てつまらない事だろう。
そのつまらなさを例えるなら
”波のない海”
”星の無い夜”
”雲の無い空”
”彼女が遊んでくれない週末”

そのくらいつまらないだろうな。

さてさて、ロマンず☆≡では島田市を歩こう!というものを企画していて、
これから少しずつかたちになっていくと思う。

島田市を歩いて、島田をもっと知ろう!
地元の人と繋がるために通行人20人に話しかけよう!
クマの出没には注意しよう!って内容だ。

そして歩くのには僕の個人的なたくらみがある。

そのたくらみを短めに言うと、映像と音の境目が無いのなら、
そこに何が存在するのか?
を、本で文字で知るだけじゃなくて、体で体験して理解して欲しいと思っている。

ちなみに、歩く当日が雨ならみんなでパチンコをしようという事になった。
みんな体験した事のないものに偏見があるので、じゃあ、みんなでやってみよう!
って事で。




白人とは?

2009-11-22 11:43:08 | 編集長の本棚
さて、あるときインディアンが死んで天国へ行ったと、想像してくれたまえ。

天国の入り口の扉の前には行列ができていた。
彼は黒人と東洋人と白人と一緒に腰をおろして待った。

あるとき神さまの声が天に響き渡った。

「闇の世界より光の世界にやってきた諸君。雲のはずれまで行き、そこから思い切って飛び降りなさい。飛び降りるときになにになりたいか声に出して祈ること。
そうすればそのものになれるだろう」

いきなり黒人が駆け出して雲のはずれから飛び降りた。

「コンドル!」

つぎの瞬間、彼はとてつもなく大きなコンドルに変身していた。
インディアンが走り、雲の端から飛び出した。

「イーグル!」
彼は見事な斑点のある巨大な鷲となって大空を舞いはじめた。

次に東洋人が駆け出して雲から飛び降りながら叫んだ。

「ドラゴン!」

すると彼は今まで誰も見たことのない巨大で威厳のあるものに変身した。

それを見ていた白人が思い切って駆け出したが、いきなり足を取られて雲から転げ落ち、その瞬間彼の声が雲間に響き渡った。

「Oh,SHIT(糞)」


”インディアンは笑う”
MARBLE BOOKS
編・北山耕平
僕が一番笑ったものを引用。

パパラギ

2009-11-21 14:33:05 | 編集長の本棚
5年ほど前、僕が地球と共に生きる人について知りたいと思って手に入れた本がある。
”パパラギ”
立風書房 岡崎照男・訳

最近、その本が人から人へと渡るのを本当に久しぶりに見た。

言ってみれば白人であることと人であることの違いについての差別本だ。

僕にとって、地球人であり日本列島人が日本人という白人になる事で失ったものを取り戻したいという、とてつもなく長く、終わりの見えない道を歩み始めるきっかけの1つにもなった1冊だ。

いまさら言うまでもないが白人であるというのは肌の色とは全く関係はない。

アメリカ先住民では人を赤(先住民)・白・黒・黄色を4つに別ける。

肌が黄色くて中身が白い人を”バナナ”
肌が赤くて中身が白い人を”アップル”
肌が黒くて中身が白い人を”オレオ”(お菓子)という。

そういえばアメリカで”こいつらみんなアップルだ!”と叫んだエルダーがいたっけな。

人種についての笑い話もあるが、それはまた次回のブログに載せるとする。

こんな感じで彼女が家に来るのを待ちながらブログを書いていると珍しくつけていたテレビのサッカー中継のハーフタイムのニュースでトキの話があった。

人に育てられたトキが野生のトキの群れと12羽で行動しているというニュースだった。
日本人という白人のわれわれにとって、なんと心強いニュースだろうか!

7G フリーペーパー

2009-11-18 21:53:10 | 7 Generations walk.
大阪から東京まで「持続可能な未来社会の価値観を見出したい!」というテーマで歩いた7Generations walkのフリーペーパーが東京から届いた。

デザインとイラストは、東京のちーちゃん、ヤムちゃん、千葉の兄貴ヒロシマン。
写真は山田さんと僕。
文章は東京のヒロさん、山田さん、僕。
編集 僕で作った。

作ろう!と話が出てからずいぶんと時間がたった。
東京と静岡の僕では話が全然進まなくて非常に苦労した。

そして、山田さんの文章の難しさ!!!
言いたい事はわかるけど、こんなのどうやって編集すんの?
伝わんないよ!!
って内容を「ど~も~!こんな感じ~!」って送ってくるのは山田さんらしかったな。

今回のフリーペーパーの内容は”最南端”と同じだと僕は思っている。
”人と地球を再び繋ぎ合わせる”その先に何があり、それが何を意味するのか。
そんな内容だ。

そんな苦労したフリーペーパー”7G ”
島田ではチャールストンとBigMoon cafeに置いてあるので、
見つけたら、読んでくれると苦労した僕としては喜ばしい。

森の蘇り イベント

2009-11-18 20:13:35 | イベント
昨日はチャールストンに富士宮の森の蘇りの理事長の大西さんと、難波さんを
お招きして話をしてもらった。
ロマンず☆≡メンバーを含む20人の人たちが集まってくれた。

今月のチャールストンのイベントテーマが”繋がり”という事なので、ろくに告知もせずに繋がりに全てまかせてみた。
さっき考えたが、そういうことにする。

そんなてきとうな僕が”あの人は凄い”と言ってもなかなかロマンず☆≡メンバーには信用してもらえないが、大西さんの話を聞いてメンバーも僕が言っている事をわかってくれたようだった。
これから少しは信用してもらえるとありがたい。

きらめ樹の間伐は4月からできるようになるという事なので、暖かくなってきたら参加者を募って富士宮を訪れたいと思う。

イベントの最後に大西さんの提案で自己紹介をする時間があって、僕に順番がまわってきたのが最後だった。
僕よりも前に話をした人で自然という言葉を使って話をした人に妙に疑問を感じてしまい、言わなきゃ良いのに何を思ったのか言ってしまった。
もちろん何かを否定するつもりなど僕には全くない。

「森や山を”自然”って呼ぶ事自体がが不自然なことだってわかりますか?」

やっぱり僕は人前で話をするのは、へたくそだ。

その時、僕はきっとこんな事を思ったのだろう!の解説。

アイヌという自分達を自分達の言葉で”アイヌ”つまり”ヒト”という人たちは
”美しい”と”良いこと”という言葉に境界線がないという。
それと同じように本来のヒトには”ヒト”と”自然”とのあいだに
境界線など存在しない。
ヒトと自然とを切り離して考えてるかぎり環境問題のもっとも深いところにあるものはいつまでたっても解決などしないよ。

ロマンず☆≡うちあげ

2009-11-16 01:30:18 | ロマンず☆~

10月18日のイベントの打ち上げをしようと田舎町島田のさらに山奥にある
伊久美ロッヂという携帯電話も繋がらない貸し別荘に集まった。

みんなで鍋を囲んでから、夜はロッヂの外で焚き火とキャンドルの灯かり。
雲ひとつない星空の下で音楽を夜中の4時まで楽しんだ。
歌や音楽が何故存在するのかわかった気がする楽しい夜だった。

そして、狭いロッヂで人のイビキで寝付けない長い夜を過ごした。

翌朝も最高の天気で、片付けもせず日向ぼっこをしたりゴロゴロしてた。
あまりにも気持ちがいい天気で何か特別なものを感じた日。