東北中心に豪雨 山形、避難勧告2700世帯
山形県では河川の氾濫が相次ぎ、大江町や南陽市などで約90世帯に避難指示が出され、避難勧告も約2700世帯に上った。舟形町では用水路の様子を見に 行った会社員沼沢宗一さん(65)が行方不明になった。西川町の国道112号では長さ15メートル、幅10メートルにわたって山の斜面が崩れ、土砂が道路 を覆った。道路が通れず、西川町、大江町、大蔵村の3集落の計62世帯183人が孤立した。
静岡県も17日夕から18日朝にかけて大雨となり、西伊豆町で少なくとも287棟が床上や床下浸水した。
同庁によると、九州から関東を覆っていた太平洋高気圧が南に後退し、低気圧が日本列島にかかりやすくなっているという。
7月19日松下幸之助一日一話(松下幸之助.COM)
会社の病気の早期発見
癌は早期発見すれば治すことができるということですが、見てもらったときには手遅れであるという場合も少なくないようです。そういうことは、会社の経営においても言えるように思います。“会社の状態がちょっといかんなあ”と気がついたときには、もう末期の状態で手のつけようがないということが往々にしてあるわけです。
ですから、どんなに順調に発展している会社、商店であっても、経営には常に自己診断をすることを怠ってはならないと思います。そして“この点に欠陥があるな”ということを早く知ることができれば、大きな問題にはならず、手当ても可能だと思うのです。
2013年7月19日天声人語(OCN 朝日新聞デジタル)
天声人語
▼与党のポスターは威勢がよろしい。〈不景気と貧乏神を追ひはらふは政友会〉。野党も〈整理緊縮/真面目で押し行く民政党/内に漲(みなぎ)る堅実味〉と向こうを張る。1928年、普通選挙法に基づく最初の衆院選での攻防である
▼男子に限られていたとはいえ、有権者の数は急増した。投票へ行こうと呼びかけるポスターも多彩だ。内務省は〈投票スレバ明(あかる)クナリ棄権スレバ暗クナル〉。カラーの資料写真を眺めるだけで楽しい(玉井清『第一回普選と選挙ポスター』から)
▼このときのような盛り上がりを今回の参院選に求めるのは難しくても、民主政治の土台となる一人一人の選挙権の重みは変わらない。ところが、それにしてはと首を傾(かし)げたくなる事態が起きている
▼選挙当日の投票終了時刻は午後8時だ。少しでも多くの人が投票できるようにと98年に2時間延ばした。これを1時間なり2時間なり繰り上げる投票所が回を追って増えている。今回は全体の約35%にも。公選法がいう「特別の事情」があると市町村が判断しているからである
▼確かに郡部などでは夜に投票する人は少ないかも知れない。しかし、ゼロとは限るまい。立会人の負担軽減、経費の節約。色々事情はあろうが、投票機会を減らすほどに「特別」かどうか。例外はありうるとして、3分の1を超えても例外か
▼もちろん私たち有権者も問われている。28年衆院選の際の東京市の啓発ポスターにはこうある。〈幸福も禍(わざわい)も一票から/決して棄(す)てるな尊き一票〉