奈良散策 第526弾
おふさ観音は橿原市にある高野山真言宗の別格本山のお寺で、正式名称は十無量山観音寺といいます。お寺のパンフレットによると、江戸時代初期に土地の娘「おふさ」さんが池の辺を歩いていると白い亀に載った観音様が現れたそうです。そこで、小さなお堂を建て、その観音様をおまつりしたのが始まりで、このような名が付いたとのことです。ちょうど、藤原京跡に行く交差点で、藤原京とは逆の方向に曲がると着きます。おふさ観音では毎年7月~8月の2か月間、日本各地の風鈴2,000個を飾り、風鈴の音色で厄を払うという風鈴まつりをしています。
この日は第2駐車場に車を止めて、そこからおふさ観音まで歩いていきました。細い道なのですが、しばらく歩くと門に着きました。
門から中を見ると、風鈴がいっぱいぶら下がっているのが見えました。
風鈴越しに本堂を見たところです。
風が吹くと、あちこちで風鈴が鳴って、ちょっと幻想的な気分になります。
本堂に向かう道にはこんな傘が置いてありました。
これは子安観音。
本堂手前の天井にも風鈴がいっぱい。
水子地蔵。
本堂の横には賓頭廬尊像が。なで仏さまだそうです。
これは三宝荒神社。
恵比寿尊天社。
境内を歩いていくと、池がありました。この辺りを円空庭というようです。
実は、このお寺、水槽や鉢がたくさん置いてあって、そこでいろいろな品種のメダカが飼われています。
そのメダカの水槽に生えていた花です。Pontederia cordataというようです。
これはウォーターバコパ Bacopa caroliniana。
「
そして、シラサギガヤツリ Rhynchospora colorata。実はこれらの植物の名前はメダカ販売店のホームページで見たものです。
境内を歩いていると、時折、風が吹くので、そのとき一斉に風鈴が鳴ります。
そして、門まで戻ってきました。門の上にある鯱と獅子像も撮っておきました。
途中にあった民家の庭で咲いていたものです。
雑談)まだ金魚について調べています。今日は奈良県図書情報館に行きました。目的は書庫にある「郡山町誌」を見ることです。「郡山町誌」なのですが、なぜか大和郡山市の図書館にはなくて、奈良県の図書館にあります。これは郡山小学校編で昭和2年に発行されたものです。書庫から取ってきてもらって中を見たら、手書きなのでびっくりしました。小学校編なのですが、実に詳しく書かれています。金魚のところだけコピーをして帰ってきました。ネットを探していると、金魚が4倍体で、そのことが金魚の多様性と関係しているというような内容の論文があったのでダウンロードしたのですが、英文だとどうも理解ができません。日本語の解説はないかと思って探したら見つかったのですが、近くの図書館には置いていません。それで、著者に直接メールを送ってpdfファイルを送ってもらいました。ということで、今日はだいぶ進展がありました。
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