奈良のむし探検

奈良に引っ越しました。これまでの「廊下のむし探検」に倣って「奈良のむし探検」としましたが、動物・植物なんでも調べます。

馬見丘陵公園の植物2

2023-10-10 21:15:32 | 奈良散策
奈良散策 第947弾


9月29日に馬見丘陵公園に行きました。そのときに撮った写真の続きです。





この日はカリヨンの丘から狐塚古墳を越えて南エリアに向かいました。南エリアに着くと、春、見に行った河津桜の葉が紅葉していました。



この日は早咲きのヒガンバナに種ができているかどうかを確かめるのが目的でした。というのは、通常のヒガンバナは三倍体で種ができないのですが、早咲きのヒガンバナはコヒガンバナという変種で二倍体かもしれないと思ったからです。二倍体は種ができるので、果たして種ができているかどうか。と思って、早咲きのヒガンバナが咲いていた三吉2号墳に行ったら、もう、すっかり刈られていました。それで、もう一か所ヒガンバナが咲いている中央エリアの水分広場に向かいました。





途中で見たアラカシです。どんぐりができています。





これはヌルデ





それからヤブラン





これはフヨウ。(追記2023/10/11:これは酔芙蓉(スイフヨウ)のようです。学名では、Hibiscus mutabilis 'Versicolor'となり、フヨウの品種ということなのかな。朝は白い花なのに、夕方には赤くなるという変色する花で、赤くなって酔っぱらったようになるので、「酔」という字がついているようです。日本植物生理学会の「植物Q&A」によると、午後、赤い色素であるアントシアニンの合成が急速に進むためだそうです。温度が25度以上だと合成が進むが、それ以下だと進まないので、温度にも関係しそうです





これはフヨウです。





これはアレチヌスビトハギです。





それからシラカシです。やはりどんぐりができています。





そして、水分広場に着きました。ここには白花のヒガンバナが植わっていました。





花を拡大してみました。



赤いヒガンバナも少しだけ咲いていました。



その横には枯れたヒガンバナがあったのですが、ちゃんと実ができていました。やはりコヒガンバナかもしれません。追記2023/10/11:三倍体でも実はできるようです。種ができるかどうかが問題なので、この写真では分からないかもしれません。なお、三倍体植物についても、日本植物生理学会の「植物Q&A」に出ていました。通常は相同染色体1対を持つ二倍体なのですが、発生の初期の分裂で倍化した染色体が分かれずに四倍体になることがあるそうです。四倍体と二倍体が掛け合わされると三倍体になります。二倍体と四倍体では通常通り種ができますが、三倍体では減数分裂がうまくいかず、種ができないとのことです





枯れかけた白花ヒガンバナがあったのですが、花の基部が少し膨らんでいました。これから種になるのか、それともこのままなのか。







これはオミナエシ





シロバナサクラタデも咲いていました。





これは大きな感じがするのですが、やはりヤブランなのかな。



最後はもう一度、白花ヒガンバナでした。ここから、早咲きヒガンバナが咲いていた上池土手に向かいました。それは次回に回します。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿