碧田直の いいじゃないか。

演劇ユニット、ミルクディッパー主宰の碧田直が、日々を過ごして、あれこれ思ったことを、自由気ままに綴ります。

無題そのにじゅういち

2016-05-09 18:31:24 | 日々
世の中は狭い。
芝居の、特に小劇場みたいなアンダーグラウンドの世界にいると、こないだ共演した誰々が、その前に共演した誰々と知り合い、なんて例は珍しくもない。
俺にもこんな話があって、まだサラリーマンをしていた二十三歳のときに、同僚の頼みで、とある声優の芝居に付き合ったことがある。
その芝居の折り込みチラシに、本名とまったく同じ漢字を使った役者を見つける。ここまでなら、へーっ、そんな奴もいるんだで終わるのだが、それから四年経ち、ライターとなっていた俺にきた舞台脚本の主演が、同姓同名の彼だった。そこで初めましてとなり、以来何となく今もつながりがある。

なぜこんな話を持ち出したかというと、妙な縁にへーっとなった出来事が今日あったからである。
あらたまって書くことでもないが、俺はプロレス者である。いまは遠ざかっているが、かつては東京近郊や地方会場にも足しげく赴き、じっくり第一試合から興行に参加していた。虜になったのは十歳になる前で、もう三十五年の付き合いだ。特にタイガーマスクが贔屓であった。
で、いまも何人かご贔屓のレスラーがいて、そのうちの一人に、紫雷イオという女子プロレスラーがいる。彼女の好きなところを挙げると切りがないので省略するが、とにかく毎日ブログをチェックするくらいには好きなわけだ。
で、今日もブログをチェックしていて、ふと、彼女と一緒に写真におさまっている女子プロレスラーが気になり、調べてみた。彼女は美邑弘海というらしい。

すると、彼女が以前演劇活動をしていたとある。女子プロレスラーで演劇をしていた人も知っていたので、逆もありと思い、それには驚かなかったが、彼女が在籍していたユニット名にどことなく見覚えがあったので、そのユニットを調べてびっくり。
俺が主宰しているミルクディッパーで、よく制作をやってくれているN女史の所属ユニットだったのだ。

うおおおお、やったー! つながり出来たー!!!

…じゃなくて(笑)。不思議と言えば不思議な縁だ。N女史の口から、芝居仲間がプロレスラーになった話を聞いたことはないし、俺がスターダムを推しているのもN女史は知らないだろう。会いたいとかそういうのではなく、ただただ、世の中は狭いなあと思った今日であった。
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