碧田直の いいじゃないか。

演劇ユニット、ミルクディッパー主宰の碧田直が、日々を過ごして、あれこれ思ったことを、自由気ままに綴ります。

無題そのろっぴゃくろくじゅうさん

2018-02-10 23:02:47 | 日々
今日は晴れ、曇り、そして雨。とても暖かかった。

ドラマ『アンナチュラル』が面白い。
もともと、脚本が野木亜紀子ということで、注目はしていた。彼女は、原作付きではあるが、『掟上今日子』や『重版出来』『逃げるは恥だが役に立つ』などを手掛けていた。脚本家の名前だけで観る価値ありと思わせてくれる、数少ない人だからだ。
実際に観られたのは三話からだが、やはり観てよかったと思った。
まず、設定が面白い。法医学者という職業は、サスペンスなどでは登場するが、連続ドラマで主人公だったことは初めてではないか。あるかもしれないが、少なくとも自分はこれ以外知らない。それを、単なる事件捜索だけではなくて、あくまで法医学者としての立場を堅持しながら、ストーリーをしっかり先に進め、それぞれの登場人物の背景も色濃く描きつつ、結論の出にくい人類の命題みたいなところにをも、鮮やかに浮かび上がらせる。なまなかな筆力で出来ることではない。
こんな骨太な脚本を、俳優陣もがっつり受け止めて、いい芝居を見せてくれているし、演出以下、スタッフワークも素晴らしいの一言。
途中からでも分かるように、一話完結でメインストーリーがあって、全話通して解決する謎もあるので、俺のように途中参加の人も、ちゃんと楽しめる。おススメだ。
さて、明日は久しぶりのワークショップ。脚本も書き上げた。楽しみにするとしよう。ではまた明日。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする