無題そのなな

病院へ行く。いろいろ考えた結果、内科の開業医へ。二週間前にも診察してもらっているので、話が早いだろうと考えたのだ。

予約なしだったので、一時間ほど待って診察。
症状だけでは判別がしづらいという。この数日で体重が三～四キロ減ったことを話すと、採血をするという。ジーザス。このひと月で三回目とは、神は何の試練を与えようというのか。

診察室奥のスペースにて採血。三本分とる。
すると、三本目になって目の前がくらくら。貧血の症状だ。
『すいません、貧血になってきたんですが』と訴えると、『えっ』と驚かれた様子で、『上を向いて』『別のことを考えて』『足を動かして』などとアドバイスされる。
言われたとおりにしてみるが、あまり症状が良くならない。そのうち『車椅子』という声が聞こえ、気づいたら車椅子に乗せられていた。人生初車椅子。
むろん、妙な感慨に浸る間もなく、ベッドへ直行。その頃には、主治医の先生をはじめ、結構な数の看護士さんたちが集まってきていた。

ベッドに寝かされ、血圧を計る。冷や汗がすごく、数回に分けて拭いてもらう。後頭部が重く、まだくらくらしていたので、少し寝かせてもらうことに。

二十代の頃に、採血で同じような目に遭ったことがあったが、それ以来だ。前日あまり食べられなかったのが悪いのか、水分補給が足らなかったか。一時間ほど横になり、もう一度血圧を計って(上が103、下が80位だったかな)、特に異常もないというので、隣の薬局へ。

薬局でも、まだ気分が悪く、水をいただく。少し楽になった感じ。薬をもらい、ふらふらながら、どうにか帰宅。

途中、コンビニでポカリとレバーを購入する。風邪の治療に来たのか、貧血の面倒看てもらいに行ったのか分からないが、食べるものを食べて、またおとなしくしていよう。

あ、血液検査の結果いつ出るのか聞いてない…。何しに行ったんだ、俺。