◦挙国一致 ◦尽忠報国 ◦堅忍持久 ◦一日戦死 (一日戦死したつもりで節約せよの意) ◦八紘一宇 ◦大政翼賛・臣道実践 ◦月月火水木金金 ◦聖戦 ◦ぜいたくは敵だ! ◦進め一億 火の玉だ ◦欲しがりません 勝つまでは ◦見えざる敵を防げ(ゾルゲ事件をきっかけにして作られた防諜標語)◦一億国民総武装 ◦元帥の仇は増産で ◦万世一系 ◦億兆一心 ◦胸に愛国 手にハンマー ◦権利は捨てても義務は捨てるな ◦守れ日の丸 汚すな歴史 ◦九千万人 一列行進 ◦出せ 三千年の底力 ◦銃執れ 鍬(くわ)執れ ハンマー執れ ◦遂げよ聖戦 興せよ東亜 ◦子よ孫よ 続けよ建てよ 新東亜 ◦聖戦へ 民一億の体当たり ◦聖戦だ 己殺して国生かせ ◦一億が みんな興亜へ散る覚悟 ◦血の犠牲 汗で応えて 頑張らう ◦一億抜刀 米英打倒 ◦我が家から敵が討てるぞ経済戦 ◦産めよ殖せよ国のため 総親和(陣営をとわず協力しようの意) ◦パーマネントはやめましょう
戦時中のスローガンを集めてみた。お年寄りの中にはある種の感慨を持って受けとたれるかもしれない「戦時標語」だ。全国津々浦々、町から村から隣りまで戦時体制が徹底していた。犬猫まで緊張するような標語の数々だ。
15日は敗戦記念日だ。「戦争とは何だったのか?」ーーではなく。誰しも反論できない厳然たる事実から「太平洋(大東亜)戦争はどんな戦いだったのか?」を考えてみたい。もっとも今は、当時厳然たる事実でも、ひっくり返し、事実無根とする論議が盛んだから、反論はあるかもしれない。
大東亜(太平洋)戦争とはどのような戦争だったのか? 戦争突入までの様々な事件(満州事変をはじめとする)については、東京裁判など諸説、歴史観がある。ここではそれらの問題には立ち入らない。私の研究不足もあるが、紙面が足りない。拙論は改めて紹介して、反論をお聞きしたいとは思っている。
私は誰も反論できないと思われる以下の5点を採り上げてあげてみたい。それは①国内、海外含め戦死者は何人だったのか? 国のために死んだのだから丁寧に祀られているのか? ②戦争費用はどれくらい掛かったのか? この問題は、飛躍するように聞こえるかもしれないが優れて今日的な問題だと思っている。ソ連の崩壊や、現在のアメリカの衰退とも大いに関係があると思っている ③戦時体制とはどんな体制だったのか? 東条内閣は憲兵政治といわれる。その国民支配体制について研究、論及したい ④どのように戦争を準備したのか? 戦争の前には意思統一が欠かせない。そして「大義」が欠かせないのだが、とりわけ、思想動員に関して、教科書では分からず合点がいかなかった、美濃部達吉の天皇機関説事件とは何だったのか、事件の持つ意味について考えたい ⑤東条英機に反論する、または非協力的な人物に対する露骨な懲罰人事(懲罰人事は今なお、露骨ではないが役所や企業で行われているのは厳然たる事実。「デモへの参加が人事考課に響く」といった脅しもある)。人事は官僚や企業のサラリーマンにとって死活問題だから、支配の有力な武器だーーなどだ。このほかにも①高級官僚はどのように身を処していたのか②満州事変とは何だったのか③頭山満に代表される民族派の「大東亜の解放運動」がなぜ、「侵略戦争」に換骨奪胎されたのかーーなど疑問は尽きないが…。
異論を紹介しようと言うことではなく、異論を立論しようという意図でもない。一般に知られている事柄を、今時のご時世の中で、教科書的ではなく身近な出来事として見つめなおそうということだ。以下次回から…。
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●障害年金の受給条件を緩和 官民格差を是正へ
8月6日付けの長崎新聞によると、「障害年金の受給条件を緩和 厚労省、官民格差を是正へ」と言う見出しで、「国の障害年金の受給条件で特定が難しく大きな壁になっている『初診日』の証明について、厚生労働省は6日、これまでの厳格なルールを改め、カルテなどの証拠が提出できない場合でも参考資料があれば本人の申し立てを認めるなど、認定基準を大幅に緩和する方針を決めた」という。同日の社会保障審議会の部会で明らかにした。
「国家公務員らの共済年金では、カルテなどがなくても本人の申告だけでも認めており、不公平が批判されていた。関連省令を改正して官民格差をなくし、厚生年金と共済年金が一元化される10月1日から実施する」としている。 これまでは「初診日」が何時かは役所が煩かった。ハッキリ証明できないことから泣き寝入りした人も多かったのではないか?
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