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GGウオッチ4/27:仏「反新自由主義」で若者崛起。日本も「反貧困=安倍倒閣運動」は民共の先をリード

2016-04-27 20:53:32 | 日記


中西輝政が『さらば、安倍首相』を宣言
【孫崎 享 ‏@magosaki_ukeru  4月28日10時 3時間前 
「安倍首相の広告塔」と目された中西輝政氏が従軍慰安婦、歴史問題を契機に『歴史通5月号』に「さらば、安倍首相」。これ一体どういう事だ。個人の義憤か潮流を反映か。安倍氏周辺は利益のために発言を控えるだけで成り立っている中。無料1時間 】

●安倍の狭量、えげつなさ、いかがわしさ、非保守性、売国性ーーに辟易?目先利く右派論壇人が距離おき始める
(GG:安倍泥船から目先の利く論壇人が離脱。安倍のいかがわしさとえげつなさに辟易?安倍の狭量に愛想尽かし?安倍の非保守性に見切り?ともあれ安倍に右翼論壇人も”さよなら”現象。民族派は安倍の売国性、大和の民=民族軽視もしくは蔑視感覚、資質としての狭量、軽さに気づくべきだ。そして気づくときがソロリとやってきた?ともかく読んでみようか)

●「反新自由主義」という「反貧困運動」は日本ではどのように起こっているのか?起こるのか?そして何処へ行くのか?
【民進党も他人事じゃない 仏で広がる反新自由主義のうねり 日刊ゲンダイ2016年4月27日  
 フランスで「新自由主義からの脱却」を掲げた新しい社会運動が起きている。1%の富裕層に対する批判で広がった米国の「オキュパイ運動」やスペインの新しい左翼政党「ポデモス」の躍進に通じる動きで、SNSを使って若い世代が自発的に集まっているのが特徴。現行の銀行システムや富裕層と敵対し、オランド大統領の社会党政権にも批判的だという。
  運動は「Nuit Debout(ニュイ・ドゥブー)」と名付けられ、ツイッターなどの呼びかけでどんどん広がっている。「ニュイ・ドゥブー」は日本語に訳すと「(膝を)屈しない夜」という意味の造語。先月31日、パリの共和国広場に集まった人たちが、夜になっても立ち去らなかったことから、その名が付いた。労働基準を緩和しようとする政府法案への反発がきっかけだったという。
  その後、「ニュイ・ドゥブー運動」はパリからフランスの地方都市にも広がり、今月23日には海を越えて、カナダのモントリオールでも集会が開かれた。いずれも「反グローバル主義」「反新自由主義」を掲げ、「これに代わる経済システムを勝ち取ろう」と訴えている。
 仏社会学者、エマニュエル・トッドの著書の翻訳などで知られる慶大教授の堀茂樹氏(仏文・哲学)がこう言う。
 「運動の中心は『プチ・ブルジョワ』と呼ばれる高学歴ホワイトカラーの若者です。高学歴なのに仕事がないという怒りが政治への圧力となっています。彼らは知識と議論する言葉を持っている。彼らのような若年中間インテリ層の多くは、これまで富裕層の側を向いていた。しかし、『ニュイ・ドゥブー』を通して、5月1日のメーデーには労働組合とも一緒に行動しようと計画している。労働者層との共同行動が成功すれば、運動はもっと大きなうねりになる可能性があります」
■「もう社会党には投票しない」
 「ニュイ・ドゥブー運動」の参加者たちはこれまでオランド大統領の所属する社会党支持者が多かった。が、グローバリズムに追随するオランド政権に対し、ついに今月20日、「金輪際、社会党には投票しない」と誓ったという。この動き、「日本も他人事ではない」と前出の堀氏はこう続ける。
「新自由主義は安倍政権の問題ではありますが、私にはむしろ、仏の社会党は日本の民進党に重なって見えます。現行の経済システムからこぼれ落ちる若者や労働者になぜもっと寄り添えないのか。安倍自民党とは異なる政策や哲学をなぜハッキリ打ち出せないのか。いまだに『消費増税は反対』と言えないのですからガッカリです。うかうかしていると民進党も国民から完全に見放されますよ」
  パリから始まった反新自由主義の運動がどこまで拡大するのか。注目である。 】

●SNSが発達し、「右翼VS左翼」では対立軸を解読できない運動主体が登場。時代は、自公はもちろん、先頭を走る民進・共産より前に進んでいる
(GG:注目すべき良い記事だ。もっとも記事の意図は安倍内閣倒閣運動に水を差す邪さが窺えるけれども。
 旧政治思想ではとらえられない新しい民衆運動。SNSが発達して個人が一人で集まれる、これまでの政治的集団から異質の政治集団が誕生した。個人が個人で民衆運動を形成した。集団の頭目を、人事で押えれば集団が管理できる支配体制が綻び始めた。先陣を切っているのはSNSを駆使できる若者だ。右翼であれ左翼であれ機関誌がリードした支配、組織原則や宣伝工作が利かなくなった。根底にはこの動きが有る。
 表れとして「反新自由主義」がある。「新自由主義」の本質は金融資本のグローバル収奪だ。グローバル収奪の土壌はGGが指摘してきたように「タコが自身の足を食って生き延びている奇態」だ。それは市場の喪失にある。もっとハッキリ言うなら市場の破壊にある。”共生”を無視した経済体制にある。
 市場を破壊して国内には市場を喪失し、国内から収奪地域の拡大してグローバルになった段階だが、究極には国内に戻り国内での大収奪、つまり準ハイパーインフレへと志向するほかない。
 目指しているのは金融資本がカネの価値の無力化、カネの毀損だ。これはグローバル産業資本が正体ではないことを示している。グローバルな金融資本が産業資本と為替=基軸通貨を前面に立て、道具にして国民的な規模、国境を超える収奪に走っているーーのではないか?政治的にはドル基軸通貨体制が、中国などの発展途上国の興隆=元の基軸通貨化により揺らいでいる。
 GGにもまだ整理して掴めていないが、そのあたりらしい。グローバルな新自由主義を元凶とした”貧困化現象”が若者に敏感に反響している。徹底してて弱者である子供・老人・非健常者には声を挙げるスベすらないほど傷めつけられている。若者が敏感に他人事と見做していない。国家が財政的にも政治的にも破綻に瀕しているーーと映っているからだ。ともかく新しい民衆運動は旧政治思想=イデオロギーを超えているところで成長が可能なようだ。日本など政治構造が歴史的に何重にも旧体制の上に旧体制を重ねてきた歴史の国家は当然、現れ方が単純ではない。複雑骨折国家だから。これまでの「右派VS左派」視点・論理では読み解けない新政治潮流が「反新自由主義=反グローバル主義」を装って出現しているーーということか。民進党や共産党は時代の戦端を自公より掴めてはいるようだが、時代はもっと先を歩んでいる。
 つまるところ経済的には準ハイパーインフレとバブル化だ、そして破綻だ。日銀は今開かれている金融政策決定会合でさらなる金融緩和とマイナス金利に道を開くしか選択肢が無い。
 政治的には「戦争か平和と言う名の束の間の安定」か。生活上は「貧困」--ではないのか。安倍の無能政権、狭量なボンクラ坊ちゃん政権、欺瞞に満ち満ちた政治を追放するしかない。窮すれば暴走する体質を持った政権だから遅れたら遅らすほど国民は貧困と不幸になる)


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