ナナタニッキ

ナナタニのニッキだからナナタニッキです。

インファナル・アフェア

2009年02月23日 | ミル ←(・ω・。) ジーッ
アンディ・ラウとトニー・レオンが出ている香港警察とマフィアのお話です

マフィアの下っ端だったラウ(アンディ・ラウ)はボスの命令で警察学校に入る。
ラウと同じ警察学校にいたヤン(トニー・レオン)は組織犯罪課のウォン警視に見込まれて、警察学校を退学させられたフリをしてマフィア世界へ潜入捜査をすることになる。

それから約10年、2人はそれぞれの世界で出世していく。
警察はヤンから大きな麻薬取引の情報を受け取るが、ラウによって情報がマフィア側に筒抜けとなっていたため、検挙も取引も失敗に終わる。
このことで、警察・マフィア双方にスパイがいることに気付いてしまう。

そのスパイを見つけるお話です


重い話だったけど、面白かったです
裏切り裏切りで全く先が見えませんでした

マフィアに潜入する警察官と警察に潜入するマフィア。
お互いに孤独と戦いながら過酷な任務を遂行する姿は、男の哀愁がたっぷりです

バレたら殺されるというスリルも、よ~く伝わります

若いころのトニー・レオンとアンディ・ラウの2人が全然雰囲気が違うので、最初はどっちがどっちなのか分かりませんでした

そして最後は納得できませんっ
ラウは警察としてもマフィアからのスパイとしても、とても優秀でした。
マフィアを裏切ったのは、最後だけなんですよ。
最後に残ったラウも自分の秘密を一生守らなければいけないのは、とても苦しいと思う。

でもヤンは10年間も苦しんだのに、死んじゃうんですよ
警察官としてお葬式を出してもらったけど、そんなんじゃ報われないでしょ


映画はとてもよかったです。
映像や音楽、香港の少しジメッとした空気がこの重い話によく合っていました。

勧善懲悪じゃないのが納得できないので、続編も見るつもりです