島崎藤村の小説(桜の実の熟する時)の一説にも出てくる清見寺の五百羅漢。
本堂を左に回ると、羅漢さんがあらわれる。
通路を隔てて右側(仏殿側)奥には、後生車がある。
小学校の時、そして、子どもが小学校に通っているころ遠足や家族とやってきた事がある。
その時には、回すのも軽くできたけれど、今はひずみが大きくなって、うまく回らない。
看板も埋もれてきてしまっている。
後ろの塀も今にも崩れてしまいそうになっている。
後生車のすぐうしろの羅漢さん
にらみをきかせています。
でも、上の方には穏やかなお顔の羅漢さんも。
真ん中に階段があり、確かここをあがると、海が見えたような…。
小学生の当時にもすごく高く高く上がって行ったように思ったけれど、本当にこの上に登れるのかな…。
近くに喧騒があるのに、ここは、しんとして、肌寒さは、単に気温が低いからだけでなく、人気はないのに、沢山の眼で睨まれているような…、不安な気持ちで、なんとなく、はじは歩きにくく、階段の真ん中を進んで行く。
階段が行き止まりのように見えたけれど、そこにも
よく見ると、草に覆われてしまった中にも沢山の羅漢さんがいた。
そして、ここから右に大きく曲がり、更に左に大きく曲がり、そこにも沢山の羅漢さんが。
続く~~。