新時代?

2012-08-12 13:38:09 | ギター
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最近弾き比べている新しい弦2種。
左はプロアルテの新製品、チタニウム高音弦/ダイナコア低音弦のセット。
右はサバレスの新製品、ニュークリスタル高音弦/カンティーガ低音弦のセット。
どちらにも新素材が使われているようだ。
低音弦の反応が飛躍的に向上していて弾きやすい。
高音弦は、サバレスの方は従来のナイロン弦のニュークリスタルだが、
プロアルテの高音弦は新素材。
名前の通りチタンが配合されている訳ではないが、
こちらも非常に反応の良さが音の立ち上がりの良さとなって際立っている。
また、低音弦のヘタリ方が従来とは違うので、確かに長持ちだ。
張り替えて1~2時間した時の、シャキッとした音もいいが
少しへたって来た時の音にも魅力があって、長く音の変化を楽しめる。
以前は、こういった新素材の「高性能」な弦は、楽器も最近の新構造を具えた高性能なギターに張って
その「高性能」ぶりを思う存分発揮するがごとくパラパラ弾く為のものと決めつけていたが、それはどうも間違いだったようだ。
いわゆる、オールド・ギターと呼ばれる(例えば僕のフレタIー1962の様な)ギター達にとっては、
その衰えた部分の要素を上手く補ってくれる可能性がある。(楽器によってその差は大きいでしょうが...)
いずれにしても、久しく、あまり進歩のなかったギター弦の世界もこれで「新時代」に入った様に思う。
めでたしめでたし...。