もしもピアノが弾けたなら...

今朝はかなり冷え込んだ。
車のフロントガラスに霜が降りている。
昔はこんな朝は、暖めたお湯をペットボトルに入れて
少し離れた駐車場の車に掛けてやった事を思い出す。

昨年末、ふとしたきっかけで目にした番組で「これっていいな」
と思ったものがある。
NHK教育テレビ毎週土曜日、午後12：30～12：55の
「スーパーピアノレッスン」だ。
現在第一線で活躍しているピアニストのマスタークラスを
自分が聴講生としてその場に居るかの様に聴く事が出来る。
昨年ちょうど目にした時は、マリア・ジョアンナ・ピリッシュが
生徒にかなり厳しい事を言っていたのを見て
見た目と違って結構厳しい方なのだなと驚いた。

現在の講師はアンドラーシュ・シフ。
確か、バッハの演奏で高い評価のある方だったと記憶しているが...。
テーマはベートーベンのピアノコンチェルトだ。
生徒の人達も既にプロとして活躍している人達ばかり。
より高いレベルの音楽を貪欲に模索する態度が見て取れる。
日本からは小菅優さんが参加している。
ピアノの事については全くの素人だが番組では
部分的に楽譜に細かい指示を書き込んで紹介されるので
その部分の何が問題なのかがよくわかる。

一番驚くのは、シフの出す音だ。
生徒が出す音と全然違う音をいとも簡単に「こう弾くんだよ。」と
生徒に弾いて聴かせる。その時の音の素晴らしさ！
なぜそのような差が生まれるのかは私には今の所わからない。
指の動きも無駄な動きがなく自然な流れだ。

かのフェルナンデス先生もかく語りき。
「音楽は独学するべき。」
そうだ、勉強する題材は色んな所に転がっている。
生活の中や自然の中にそのヒントが隠されている。
このような番組がテレビで！見られる事に感謝したい。

新入社員。

今朝は冷え込んだが、すっきりと晴れ渡って気持ちの良い朝だ。
昨日の朝は少し雪がちらついた。
土曜の朝は上尾の中央公民館で上尾ギタークラブの皆さんとの日。
いつも練習の行われる4階、5階からの眺めはなかなかなもの。
はれていれば富士山や秩父の山々が見渡せる。
昨日はさすがに遠くの山々は雲をかぶっていた。
冬の景色にしばし見とれた。

写真は今年初の待望の新入社員
フィナーレ2009の外箱と起動画面。
フィナーレは楽譜を書いたり編集したりできる便利なソフトだ。
出版業界でもプロの人達が使っているソフトらしい。
出来あっがた楽譜はその場で忠実にプレイバックできる。
音質は本物にかなうべくも無いが、打ち込みのミスを確認できる。

今まで使っていた2000年版は思い起こせば
「50歳からのクラシックギター入門」の楽譜を師匠の依頼で清書したのも
このバージョンだったが、さすがに今のパソコンのOSとプリンターなどの
周辺設備との相性が悪くなって使いづらくなって来たので
2009年版の発売時期を狙って遂に購入。
さすがにかなり機能がアップしていた。
旧フィナーレを手探りで使いながら書いた昔の楽譜も
無事開く事が出来て一安心。
これでまた楽譜を書くのが楽しくなりそうだ。

熱演ありがとうございました。

東京都北区の北とぴあで行われた昨日のギターコンペティションは
第１回よりも参加者も増えて今年も盛大に行われた。
参加者の皆さんの熱演に感謝。
今年から全ての年齢を対象としたので、通して聴くと
現在のその年代の雰囲気みたいなものも感じられて興味深かった。
特に印象に残ったのはF部門（51～65歳）だ。
上位入賞を狙う方達にもそれは感じられたが、ご自身が本当にギターが好きで、
また選曲された曲を本当に慈しむ様に楽しそうに弾かれる方がいたのに感動した。

審査が終了したのは午後7時過ぎ頃。
最後に皆さんに一人一人賞状をお渡しした後
審査員を代表して公表までする役を仰せつかってしまった。
初めての事はいつもドキドキする。

写真は全て終わってホッとした雰囲気のホールのロビー。
これから打ち上げへと急行した。

ギターコンペティション。

今日は午前11時から王子の北とぴあつつじホールで
ギター連盟の主催によるギターコンペティションの関東甲信越大会が開催される。
私は第1回目より、審査員を仰せつかっている。
今年は新たに20代30代の方達の参加もOKとなり、より盛大となる予定だ。
各世代部門で金賞を受賞すると3月に銀座で行われる全国大会に推薦される。
今年で2回目となる会だが今年はどんな方達がエントリーされているかが楽しみだ。
終了は7時頃となる。殆ど休憩はない。
ハードな一日となりそうだ。
朝食をしっかりととって出かけよう。

最近は晴れの日が続いているせいで空気がとても乾燥している。
今年も我が家の加湿器（おもち1号、2号）が大活躍だ。

予約完了。

今年も4月19日（日）にソロコンサートを予定している。
今日は、息子を保育園に送り届けたその足で、会場のプラザノースに行き
ホールの使用料金を支払って来た。
支払いを済ませると予約が完了となりキャンセルは出来ない。
後は、やるっきゃないのである。
今年は、前半がスペインもの、後半がバリオス中心のプログラムとなる予定。

人々を迎え入れる様に大きくカーブを描くプラザノースのエントランス。
入り口脇のラウンジには、強くなりつつある日差しがまぶしくさし込んでいた。