風に吹かれて。

やっとこの時期らしい天気になったので、我慢しきれずサイクリング。
それにしても穏やかな陽気。
こんな日は一年のうち何日もないような気がする。
特に最近は気候の変化が極端だ。

自転車に乗る様になって気がついたのだが、
風に吹かれるとなんだかとても癒される。
自分の身体を強い風が通り抜けて、一緒に
身体にたまったもやもやも一緒に
吹き飛ばしてくれるような感じがする。
冷たい冬の風も時には良いが
やはり春の風が一番だ。
そういえば、『風に吹かれて』なんて歌もあったっけ。
「風たちぬ　いざ　生きめやも」なんてのも、なつかしい...。

写真は見沼田んぼ。
田んぼに水が入ると景色が一変する事に気がつく。
大好きな季節がやっとやって来た。

大好きな街、秋葉原。

連休の休みを利用して、あこがれの高級スピーカーを試聴しに
秋葉原のオーディオ専門店に行った。
以前にも書いたが、この街は本当に変わった。
相変わらずの電気関係の専門店の間に、アニメ関係の店が忍び込み、
街角にはメイド姿の美少女がアニメの声優のような声でお店のチラシを配っている。
目を閉じて、聞こえてくる音だけ聞いたらとても不思議な感じがするだろう。
「オタク」の街として知られる様になったこの町のどこまでもディープな
世界は、もはや僕には把握しきれない。

数年前に起きた信じられないような事件をやっと乗り越えたこの町から
今度は外国人が消えた。
ある意味僕がよく知っている秋葉原にタイムスリップしたかのような錯覚をする。
そうかと思えば、僕の記憶の中ではいつも大繁盛だったある大型店舗が無くなっていた。
もう訳が分からん...。

写真は比較的昔の面影を残すラジオ会館。
細い通路には昔と同じ「電子部品の匂い」のする空気が漂っていた。
その空気の中を通り抜けると不思議と気持ちが落ち着いた。