もしもピアノが弾けたなら...

2009-01-26 08:02:47 | テレビ番組
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今朝はかなり冷え込んだ。
車のフロントガラスに霜が降りている。
昔はこんな朝は、暖めたお湯をペットボトルに入れて
少し離れた駐車場の車に掛けてやった事を思い出す。

昨年末、ふとしたきっかけで目にした番組で「これっていいな」
と思ったものがある。
NHK教育テレビ毎週土曜日、午後12:30~12:55の
「スーパーピアノレッスン」だ。
現在第一線で活躍しているピアニストのマスタークラスを
自分が聴講生としてその場に居るかの様に聴く事が出来る。
昨年ちょうど目にした時は、マリア・ジョアンナ・ピリッシュが
生徒にかなり厳しい事を言っていたのを見て
見た目と違って結構厳しい方なのだなと驚いた。

現在の講師はアンドラーシュ・シフ。
確か、バッハの演奏で高い評価のある方だったと記憶しているが...。
テーマはベートーベンのピアノコンチェルトだ。
生徒の人達も既にプロとして活躍している人達ばかり。
より高いレベルの音楽を貪欲に模索する態度が見て取れる。
日本からは小菅優さんが参加している。
ピアノの事については全くの素人だが番組では
部分的に楽譜に細かい指示を書き込んで紹介されるので
その部分の何が問題なのかがよくわかる。

一番驚くのは、シフの出す音だ。
生徒が出す音と全然違う音をいとも簡単に「こう弾くんだよ。」と
生徒に弾いて聴かせる。その時の音の素晴らしさ!
なぜそのような差が生まれるのかは私には今の所わからない。
指の動きも無駄な動きがなく自然な流れだ。

かのフェルナンデス先生もかく語りき。
「音楽は独学するべき。」
そうだ、勉強する題材は色んな所に転がっている。
生活の中や自然の中にそのヒントが隠されている。
このような番組がテレビで!見られる事に感謝したい。