静かな戦い

シンガポールエアでオーストラリアに来た。CAが美人というのは本当だったが食事等は全く充実していなかった。そのうえ、関西ーシンガポールの深夜便で隣に座った30代前半ぐらいのお兄ちゃんがかなりの難敵で全然寝れなかった。

隣のお兄ちゃんはまず太っている。私も太っているので、太っている者同士を隣の座席に並べるのを禁止するような規制はできないものだろうか。それはまだしも、領域侵犯がすごい。自分の領地ってひじ掛けの上の半分ぐらいじゃないの？100歩譲ってひじ掛けの上はまだしも、僕の座席の上の空中は空中といえどもうちの領地じゃないの？

それですごい領域侵犯してくるので体勢が変になって寝れない。嫌だが最終手段の押し返すという手段に出た。一気に押すわけにはいかないので、まずピタッと相手の腕とこっちの腕をくっつけてジワリジワリと押していくわけだが、こっちも半袖あっちも半袖なので当然素肌同士だ。想像してほしい、太ったおっさん同士が少し湿った素肌をくっつけるという行為を。ナメクジを腕に乗せられるのに近い感覚がある。

それでもうここからは我慢比べだと。どっちがこの気持ち悪さに耐えられなくなるかの我慢比べだと。しかし、どうもお兄ちゃんはこういうのが全く平気な人のようで、あまりダメージを受けていない。それで4回ぐらいトライしたのだが毎回10秒ぐらいで僕がギブアップしてということを繰り返し、結局諦めた。このおかげで全然寝れなかった。

そのおかげで時差ほとんどないのに時差ボケみたいになって昨日は夕方眠くなり深夜2時に目が覚めて参ってしまった。今日は普通に過ごしたい。