日常生活

30代夫婦の日常生活

所有者不明土地

2022年03月31日 18時49分27秒 | 夫log
一昨年父親が死んだので、土地を整理することにした。全部私が相続する。実際問題として金銭的価値は無いのだが、父親のことを知っている僕の代の間だけは何とか維持しようということだ。息子の代になればどうなるかわからないけども、まぁそれは仕方ない。
それで、実家に帰って司法書士さんのところに行ったのだが、やっぱり田舎はいいなと思うのは、アポとか要らず行けば対応してくれるというのんびりとしたところだ。とりあえず固定資産税の書類を持って行って、うち土地の相談をしたのだが、まずデータベースからうちの知らない共有の土地を教えてくれた。危うく登記漏れするところだった。この辺も田舎の良いところだ。それは相当広い土地で、うちの持ち分もまぁまぁある。しかし、20万も出せば登記が全部終わることが分かったのでまぁそれぐらいでお願いしてみようと思う。ちなみに広大な土地だが、年間の固定資産税は6000円ぐらいらしい。全然価値無い。

そして一番困ったのは墓だ。うちの墓は家の近くの丘のようなところにあるのだが、その土地は適当に買っている。もともと土地を持っていたおばあさんに売ってくださいと言って、いいよといわれて売買成立だ。ただし、分筆といってうちの土地だけを分けて登記すると当然、測量代が高くつく。そういうわけで、分筆していないし、共同所有ということにもしていない。名義はもともとその土地を持っていたおばあさんのままだったのだ。それで地籍調査の時に分筆されたらしいのだが、やはり元の名義のおばあさんのものになっていた。そしておばあさんが死に、その息子さんが相続した。しかし、登記簿にあるその息子さんの家に行ってみたところ、空き家になっていた。それでその空き家の近所のおばあさんに話を聞いたところ、その息子さんは結構前に死んで、その空き家には息子さんの妹が住んでいたのが、その妹も3か月ほど前に死んだそうだ。それで大阪に住んでいる息子さんの次女がごくまれに来ることがあるので、その人がおそらく相続の権利を持っているのだろうが、事情は分からないとのことだ。

つまるところ、うちの墓は所有者不明土地に立っている。まず所有者を確定してもらわないと登記を移すというような話にならないので、さてどうしようと。こういうのは公共事業で良くある話だと思っていたのだが、自分でもあるんだなぁと。24年などといわずさっさと登記は強制にした方が良いのではないだろうか。