BOYSCOUT TROOP74, NAGOYA, AICHI, JAPAN

ボーイスカウト名古屋第74団のブログです。
各隊のプログラム、活動報告、コラムなどを掲載しています。仲間になろうよ!

キャンプファイア考 vol.2

2005年06月18日 | コラム:バッジに挑戦
私が先のボーイ隊の春季野営でがっかりしたことは、愉快なはずのキャンプファイアが非常にしらけたものだったことです。
キャンプファイアの間中、私語やふざけてばかりで、本来あるべき荘厳な雰囲気はだいなし。
人には催促するが、いざ出し物が自分の番になるとしり込みして、ろくに歌も歌えない。

なにも芸達者である必要はありません。
ただ、そろそろ、元気よく歌える歌、簡単な寸劇(スタンツ)、みんなで行えるゲーム…
それぞれひとつぐらいレパートリーを持っていてもいいのではないかと思います。

しかしながら、なにもスカウトばかりを責めることはできません。
私も、世界ジャンボリーに参加したときは、毎晩のように行われるファイアやパーティーの出し物に苦労した一人です。

一方、外国のスカウトは、いくつも歌や踊りを知っていました。
また、それを本当に楽しそうに愉快に行うので、大変感心しました。

お国柄とか民族性といったことは理由ではないでしょう。
日ごろの訓練と心構えの違いかな?たぶん…

他人を楽しませると同時に自分も楽しむ、そんなキャンプファイアに次回はしましょう。



『「たのしみ」の準備も整えておく われわれのモットーは「そなえよつねに!」である。このことは、まじめな仕事ばかりでなく、楽しみのためにも当てはまる。必要な時に、いつでもすばらしい出し物がやれるように、いつも準備を整えておくことである。それは他の隊員たちを喜ばせるのに役立つだけでなく。君の班員たちを緊張させておくすばらしい方法でもある。

班で歌をうたうこと
 歌の上手な班は活気がある。歌は君たちの精神を鼓舞し、道を短くしてくれ、むずかしい仕事を容易にしてくれる。歌はキャンプファイアの周りや、道を歩きながらだけでなく、班集会でもうたう。歌をうたうのが楽しくないのなら、君の班は良い班とは言えないだろう。

いつ、何を
 趣味の良さを発揮して、よいスカウト運動にふさわしい歌を選ぼう。といっても、その歌がみなまじめなものでなければならないということはない。むしろ反対に、あらゆる場合に適する、いろいろな要素の混じった歌が必要である。

皆か参加すること
 君の班の全員が参加するのでなければ、歌をうたって楽しむことはできない。君の班にすばらしい歌の名手はいないかもしれないが、歌がそんなに上手である必要はなく、だいじなことは、合唱するときに自分のベストを尽くして歌うことである。

歌を選ぶこと
 ある行事のために歌を選ぶ場合、その行事の状況と雰囲気を考えること。キャンプファイアの炎が燃え上がるときは、元気に満ちた爆発的な歌を選ぶ。炎が燃えつきるころには、当然静かな歌を選ぶ。厳粛な儀式の場合には、まじめな愛国的な歌がよい。そして気分をかえるためには、快活で陽気な歌に切りかえる。

歌を集めること
 班がうたう歌のリストかスクラップブックでも作ること。それに班員が覚えてくる歌や、君が隊から覚えてくる歌を付け加える。そうすればいつかは、君の班に完全にマッチする曲にぶつかることだろう。』(「班長のてびき」ボーイスカウト・アメリカ連盟 1963年日本語版 10 班の出し物から抜粋。)

なお、上記文は次のサイトから引用した。
http://www.oge-tai.com/unibro15.html


                


私たちはキャンプファイアのプロデューサー!!第2回目

※ セッションスケルトン 
step1 さぁwwwキャンプファイアだ。(ファイアスタッフの決意)
step2 スタッフの役割を決める。
step3 ファイア場を選ぶ。
(↑前回はここまで)
step4 ファイア場を作る。
step5 ファイアの薪組みにとりかかる。
(↑今回はここまで)
step6 プログラムを立てる。
step7 リハーサルをする。
step8 さぁ!出番だwww


step4 ファイア場を作る。
□場内の清掃・整備をします。安全のため、石ころ、木の切り株、木の根などは除去します。
□火床(火を焚くところ)は一般的に円の中心です。
□火床は直火にせず。ファイヤー台などを用意します。
□参加者は、直径5~10mくらいの円になって座ります。人数が多い場合は、円を2重、3重とします。
□座席用に丸太あれば申し分ありません。なければ、参加者に椅子等を準備させます。
□営火長の席は、北極星を背にした北側です。(←ここポイント!!)北極星の位置は不変であり、旅人や航海者の暗夜の道しるべであることにちなんでいます。
□火の周囲のステージは、スタンツや踊りなども行われる場所です。平坦地であることはもちろん、背景に樹木があるのがベストです。
□防火用水、後始末のための道具を用意します。

Step5 ファイアの薪組みにとりかかる。
日本の伝統的な薪組み法は、大きく次の4つに分けられるといわれています。
①合掌型(閉じ傘)  薪を縦長の円錐状に立てかけて行う焚き火。キャンプファイアでも良く用いられる。
②合掌型(開き傘)  閉じ傘を開いて角度をゆるやかにした形。細かい木切れを軽く積んで、それを中心に薪を放射線状に並べる。キャンプファイアでも良く用いられる。
③並列型  枕木を2本おきその上に薪を並列に3~4段重ねる形。
④井桁型  井桁型は横2本×縦2本でおこなわれるが、間に複数本いれることもある。炎が良く上がり、キャンプファイアでも良く用いられる。

 以上4種のうちで、実験結果によると火付けの簡単な順で並べると ②→③→④→① となる。
 また、燃え尽きる速度は、④→①→③→②となる。(ただし②はほって置くと直ぐに火が消えてしまう。)

参考文献 焚き火大全 吉長成恭・中川重年・関根秀樹(編) 創森社
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4883401472/249-3659397-1457156

 
 以上から、それぞれの薪組みの良いところを生かしながら、
①普通の薪材  炊事用の薪を1~2束程度用意
②火守りが不必要  最初の薪組みだけで45分程度は燃え続ける。
③後片付けが容易  完全燃焼し、わずかなおきが残るのみとなる。
 が可能となる薪組みを紹介します。


<作業手順>

直径1~2cm×長さ40cm程度に薪を割る。ひたすら割る。大量に…
枕木として2本おきその上に薪を並列に2~3段重ねる。
次にその上に垂直(井桁)薪を並列に2~3段重ねる。高さ15cm程度になるまでこれを繰り返す。(1楼目)。
用意した薪を若干短く(30~40cm程度)して、1楼目の上に先ほどと同じ要領で、高さ15cm程度になるまで薪を積み上げる。(2楼目)。
今度は2楼目の上に、高さ15cm程度に薪を井桁に組む。この時針金等でそれぞれを縛って組むと安定が良い。
井桁に組んだ中に、木っ端を詰め、細かく割った薪を縦に入れる。合掌閉じ傘がたをイメージすると良い。
最後に、閉じ傘最上部に枯葉などの引火しやすいものをどっさり載せて置くこと(点火用)

もちろん、最上部に火付けすること。
上の段から順に燃えていくようこぼれ落ちた火に注意すること。
薪の質・量にもよるが概ね各楼の燃焼時間は15分×3楼=45分である。






かってに連載 【ひよこ隊員の気持ちぃ…その4】



「点火ぁ!!」
「ハイ!」

   …しぃーん…

???????

     ……

「少々お待ちください。 …こうやって、摩擦で火を起こして…」








               ドコニモ、ライター用意シナサイッテカイテナカッタヨ





最新の画像もっと見る