古民家再生の続き

昨年の悪徳リフォーム詐欺の事件件数がすごい事になっているようです

記事によると
昨年1年間に検挙された訪問販売による悪質リフォーム事件の被害額が
約252億になり4万７０００人画被害にあったらしい。

高齢者などに被害が多かったようで、同業者としても
そこまでして受注しないといけないの・・・？と頭をかしげる。

悪質リフォーム関係で参考になるサイトは
こちらです。
自己防衛も大切ですから　注意してくださいね。




昨日の続きの古民家再生リフォーム
大きな梁がところ狭しと入ってまして
もうこれは化粧に使うしかないな～っということで


構造的に必要なところは　梁を補強しまして
大スパンを作り出しました。

ここで勉強ですが
写真のような梁に使う材料で
杉材と　松材　どちらが適していると思います？
横に使う場合　曲げモーメントが作用するのですが
この場合　松材のほうが　曲げモーメント値が高く
適しています。

逆に柱などの　縦方向からの圧縮力には
松より杉材のほうが強く　柱などには
杉　栂　ヒノキなどが多く使われます。

ですから構造材には　適用適所に価値に合った材料をお勧めします。


ご覧のような感じで　壁は漆喰に仕上げました。
補強した梁などは　自然素材のオスモカラーで着色しました。

天井を高くして　梁などの構造を見せたい・・というご希望を
よく聞きますね。
うまくご提案できればと日々勉強中です。