シャンプードライ

一刻も早く涼しくなってほしいと思っていたが、
魔女には涼しくなる前に練習しなければならないことがあった。

それは手早く済ます王様のシャンプードライ。


いつもは逃げ惑う王様に負けて、半日位ほったらかしておくのだが、
今回は寒い季節のシャンプーに供えて“自然乾燥なし”に挑戦した。

まずは、バスタオル４枚のしっかりタオルドライ。


そして、新しく仕入れた風力の大きなドライヤーでブロー。

今回も魔女母が逃げ出そうとする王様をがっちり捕まえていてくれた。



しかし王様、声が嗄れそうなほど吠えまくったので、

少し休憩。

「ここあったかいから、僕、ここで乾かすから」と顔が語っていても、

本日の使命、自然乾燥ではなくあくまでもブロー。



休憩しているうちに魔女母が帰ってしまったので、
今度はドライヤーを床に立たせて、ひとりで３０分くらいかけて徹底的に乾燥。

ドライヤーの爆風モードで王様の綿毛が部屋中に飛び交っていた。
汗をかいた魔女の顔に細かい毛がびっしりと張りつく。
鼻がもぞもぞする。

以前、ガラス越しに眺めたトリミングルームで、
トリマーさんが頭まで真っ白になりながら王様をブローしてくれてたのはこれだったのか。
プロって大変だなぁ。


そして、シャンプー開始からおよそ２時間。

頑張って自然乾燥なしで仕上げた。あぁ、暑かった。
これで冬も大丈夫(たぶん)。



夕方には疲れ果てた王様が・・・・・


目を開けて寝ていた。



魔女が笑ったら気がついたので「可愛くなったね」と声をかけたら、



サンキュウ～♪

まんざらでもないご様子。


それでも、

疲れちゃって、疲れ・・・ちゃっ・・・て・・・・　　ぐーっ


夜には、こんこんと眠る王様がいた。

お疲れ様。
これで、お腹に毛玉がたまらなくなりますように。