万里村奈加の部屋

ネコとつまみ食いと、時々マンガの日々

王様 旅立ちました

2020年01月22日 | ネコ日和






昨年の夏からずっと具合が悪くて、つらそうな日が続いていました。




それでも、ご機嫌な時期もあって、




美食要求で魔女を買い物に走らせました。




先代の仔は、同じ慢性腎不全でも「どうかほおっておいてください」と、
触られるのを嫌い、ひとりで眠り続けて病と闘って逝きました。



けれど王様は最期まで意識がはっきりとしていて
「どうしてこんなに苦しいの?魔女はいつでも何かしてくれたじゃない」と
魔女の目を見つめ、鳴いて抗議を訴え通しでした。






お迎えが近いなと感じた頃、苦しそうにうめく王様に
「ありがとう、もう頑張らなくていいよ。魔女はもう十分幸せをもらったからね」
と声をかけつつも、心の中では
(置いていくな! 相棒がいなくなったら魔女はどうしたらいいんだ!)
と矛盾した思いにも囚われていました。

2年も前から覚悟していたのに、魔女は往生際が悪かったですね。




王様の襟毛に顔をうずめて、ほんのり甘いクリームのような香りを記憶に焼き付けました。
魔女はボケるまで絶対にこの香りを忘れません。。。




このおくるみ可愛くて気に入ってたのに、

近所のペット霊園では化学繊維や綿入りは火葬できないとのこと・・・




納棺し直したら寂しくなったので、おくるみの代わりに花いっぱいで送りました。






魔女の“猫ばかチャンリンおのろけブログ”に長い間お付き合い頂いてありがとうございました。




おっとりした甘えんぼの王様は、16歳と8か月で天国へ旅立っていきました。