サッカー観戦に熱中して時差ぼけに苦しんでいるのは・・・
魔女ではなく、魔女母。
名古屋グランパスの楢崎さんの大ファンである彼女は、齢八十を過ぎた立派なサッカーファンだ。
たとえ楢崎さんが試合に出なくてもWカップ観戦に余念がなかった。
対デンマーク戦の時は、あの素晴らしいフリーキックの直後、
『本田えらい!』とメールをよこすほど興奮していた。
真夜中だよ、魔女が寝てるかもとは思わなかったんだろうか。
起きてたけど・・・・。
帰国後の関空の中継でも、本田君の後ろを歩く楢崎さんを目ざとく見つけて
「あ!いた!! やっばりカッコイイ!」
会見中のヒナ段からも真っ先に楢崎さんを探していた。
いいよなぁ、夢中になれる人がいて。
日本中が夢のように元気になったWカップ。
サムライたちは各々のチームに散っていき、少しさびしくなった。
魔女母はまたグランパスのニュースに耳を傾けるようになるのだろう。
しかし、ここ何日か魔女母の口から
“だるい”とか“ねむいのに眠れない”とかの愚痴が連発されるようになった。
腰が悪くてあまり歩けない魔女母は、このテの愚痴はしょっちゅうなんだが、
サッカー観戦中は収まっていたのにになぁ。
魔女母も燃え尽きてしまったようだ。
王様は、魔女母がニガテだ。
嫌いな抱っこを無理やりしたり、普段聞きなれない大きな声で話しかけるから。
でも、怖いわけじゃない。
むしろ、この人は自分のことが大好きだとわかった上でうっとおしがっている。
その証拠に、手が届くまで50センチという距離にいつもいる。
遠くまで逃げてしまうわけではなく、あと少しだけ手が届かない場所にすわる。
王様~、魔女母はずっと日本ネコを育ててきた人なんだから、
ネコはほっといても膝に乗ってくるものと思ってる人だから。
声が大きいのは、耳が遠いからだから。
もう少し魔女母に愛想良くしてはくれまいか。
魔女母はWカップが終わって暇になったら、また王様をかまいにやってくるよ。
魔女ではなく、魔女母。
名古屋グランパスの楢崎さんの大ファンである彼女は、齢八十を過ぎた立派なサッカーファンだ。
たとえ楢崎さんが試合に出なくてもWカップ観戦に余念がなかった。
対デンマーク戦の時は、あの素晴らしいフリーキックの直後、
『本田えらい!』とメールをよこすほど興奮していた。
真夜中だよ、魔女が寝てるかもとは思わなかったんだろうか。
起きてたけど・・・・。
帰国後の関空の中継でも、本田君の後ろを歩く楢崎さんを目ざとく見つけて
「あ!いた!! やっばりカッコイイ!」
会見中のヒナ段からも真っ先に楢崎さんを探していた。
いいよなぁ、夢中になれる人がいて。
日本中が夢のように元気になったWカップ。
サムライたちは各々のチームに散っていき、少しさびしくなった。
魔女母はまたグランパスのニュースに耳を傾けるようになるのだろう。
しかし、ここ何日か魔女母の口から
“だるい”とか“ねむいのに眠れない”とかの愚痴が連発されるようになった。
腰が悪くてあまり歩けない魔女母は、このテの愚痴はしょっちゅうなんだが、
サッカー観戦中は収まっていたのにになぁ。
魔女母も燃え尽きてしまったようだ。
王様は、魔女母がニガテだ。
嫌いな抱っこを無理やりしたり、普段聞きなれない大きな声で話しかけるから。
でも、怖いわけじゃない。
むしろ、この人は自分のことが大好きだとわかった上でうっとおしがっている。
その証拠に、手が届くまで50センチという距離にいつもいる。
遠くまで逃げてしまうわけではなく、あと少しだけ手が届かない場所にすわる。
王様~、魔女母はずっと日本ネコを育ててきた人なんだから、
ネコはほっといても膝に乗ってくるものと思ってる人だから。
声が大きいのは、耳が遠いからだから。
もう少し魔女母に愛想良くしてはくれまいか。
魔女母はWカップが終わって暇になったら、また王様をかまいにやってくるよ。