万里村奈加の部屋

ネコとつまみ食いと、時々マンガの日々

馬のはなし

2009年06月05日 | ネコ日和
三島由紀夫の言葉に『世の中で美しいものは馬と猫と人間の女』というものがあった。
(鍛え抜かれた男の体も好きだっのだろうが…)

お耽美好きの魔女も馬とネコと美しい女は大好きだ。


魔女は昔から競馬ファンだった。



速く走るためだけに作られた体。
無理をすると壊れてしまう細い脚。
人間の勝手で残酷な運命を強いたと、マイナス面を口にする方もいらっしゃるかとは思うが、
サラブレッドはやはり生きた芸術品だと思う。



だが、馬券売り場は射幸心でギラギラしたオーラが漂っていて苦手だった。
なので、ずっと馬券も買わずにレースだけを眺めてきた。




しかし、ここひと月ほど、「ワイドってなに?」とか言いながら、
ネットで楽しく馬券を買っている。
買うきっかけになったのはウオッカ

2007年に牡馬を蹴散らしダービーを駆け抜けた名牝ウオッカが、
今年いっぱいで引退すると聞いたから。

ファンは勝っても負けても、その馬の馬券が買いたくなる。
明後日、6月7日の安田記念
小細工なしの単勝で買おう。
でもでも、道悪の予想。
無理しないで無事駆け抜けてほしい。



牡馬と違って牝馬はどんなに頑張っても、一年に一頭の仔馬しか残せない。
彼女が引退してのち、何頭の子供をこの世に送り出せるのかわからないが、
3、4年後、彼女の子供の登場を楽しみにしたい。
だから、怪我だけはしないで一年を終えてほしい。 



選び抜かれた精鋭たちが、
地響きをたてて4コーナーを回ってくる姿を見ると、
目頭がじんと熱くなる魔女なんである。

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王様は、美しいというより可愛い系ですね。

ああよかった。 今日は僕の話題なしかと思っちゃった。