恵那・木曽路の旅 その5
国道19号線と呼ぶより「中山道」と綴る方がこの道には似合う。木曽川と付かず離れず、原状を保護されているのか点在する旧宿場町の多くは今も面影を残している。現代の宿場「道の駅」も街道筋に多く連なっている。その数も幹線道路としては最高に多いのではなかろうか。美濃から木曽へ替わる辺り、今回最初の道の駅に出会った。「きりら坂下」西洋の城か修道院かレストランのような雰囲気に、やや戸惑った。
「きりら」とは外来語ではない。単純に「きそ」、「リバー」、「ライトサイド」の頭文字を組み合わせたものとwebサイトにあった。単純明快!木曽川沿いだが中山道とは川を挟んでいるので入り口は信号を曲がって橋を渡り国道256号にある。道の駅は元来地方自治体が出店するのが多いので、外郭団体の公社などが運営に当たるがここは「株式会社きりら坂下」とあった。そのせいか敷地内に体験コーナーやショッピングセンターまであった。
裏手に回ると枯山水であろうか砂利の川に岩が配置され、木曽川の流れを模しているのであろうか。敷地に接するように木曽川が流れている。雨続きの後なので流れも速く水量も多かった。わざわざ人工の川を造らずとも、木曽川を借景に取り入れても良かったのではないだろうか・・・。
庭から眺める建物は西洋のモダンな屋敷の様で、こちらが正面の方が風情があって良いのでは・・・。
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