東京の桜はほぼ満開を過ぎ、花吹雪を降らせ始めたようです。今年は開花はやや早めだったようですが、盛りの前から冷え込んで見頃の期間は長引き、各地の花まつりは去年のように葉桜にはならなかったようです。一番近く花見の出来る目黒川も近年余りの人出に辟易して、この時期近づかないようにしています。幸い日曜日に行くテニスクラブのコートからは、屋根越しに神田川の桜が覗いており、コート周りも少し先のグランド周りも桜の木が多く、花吹雪の中でのプレーが楽しめました。
先週の日曜日、所用で広尾方面に出かけましたが、桜の花見が出来ました。
何と道路の街路樹が桜なのでした。川の土手に桜並木は常道ですが、明治通りのような幹線道路の沿道は、銀杏やプラタナスなどが多いと思いこんでいたのですが、以外でした。この辺り渋谷橋から天現寺橋の間、明治通りでは2・3年前に最後に拡幅された部分で、道路計画のため建築制限を受けていて木造住宅が密集していた区域でしたが、拡幅と同時にビルラッシュとなり、コンクリートの壁に囲まれてしまいました。
渋谷橋から反対方向渋谷方面並木橋までは既に、10年以上前に拡幅が済んでいました。街路樹が植えられていたのでしたが、何の樹かは無頓着でしたが、昨年花の時期に通ってしだれ桜だと気が付きました。この日曜日、会の休日当番の場所がこの道路沿いでしたので、少し盛りを過ぎていましたが花見が出来ました。
半日ビルの2階に閉じこめられましたが、窓から見下ろすとしだれ桜の笠が開いていました。
花見は出来たものの、車の排気ガスと騒音の中ではいかにも風情がありません。茅葺きの屋根、白壁のお蔵、川の流れが桜には似合うのではないでしょうか!ビルの谷間の桜はお花見客に注目されることもなく、心なしか拗ねているように見えます。
そして、桜吹雪の中のテニスなんて素敵。
良い時間が過ごせましたね~~~。
桜の時期、日本に生まれた幸せを感じます。
今年はなかなかお花見のチャンスが作れませんでした。
日本列島細長いので、まだまだこれから北の地方か山で、
お花見の機会を探ってみます。