北へ南へ、東へ西へ

旅と山歩き・街歩きの記録です 今を語りながら過去も振り返って

渓谷の動と静 続・諏訪峡:群馬県みなかみ町

2011-08-22 15:46:25 | 水のある風景

 道の駅対岸の遊歩道へ渡る橋から(橋の名が分からなかったが「紅葉橋」のようだ)上流を眺めると、水上峡と名付けられた渓谷に沿ってホテル・旅館が連なっている。渓谷を部屋から眺めながらの憩いの宿、かって水上温泉の宿に家族で泊まったことがあるが、渓谷を眺めた記憶がない。??町中の安宿だったのであろうか??



 その折りだったのか次の機会だったのか記憶にないが、道の駅に車を留め、渓谷沿いの遊歩道を歩こうとやって来た時、「増水のため通行注意」の立て札があり岸辺に降りて足にひたひたと水につかりながら上流を目指したが、途中から道が水没していたので断念した記憶がある。橋より上流だったと記憶しているが、前の画像では右岸には道らしき跡が見てとれるが左岸にはそれらしき跡はない。水の中に沈んでしまったのであろうか?思い違いなのであろうか??



 橋を渡って下流には道の駅対岸左岸に遊歩道が続いていた。スタート地点、まだ川幅は広く砂利の河原が広がっている。下流方向少し先から川幅が狭くなり渓谷の様相が伺われる。その入り口あたりに木造の吊り橋から数年前頑丈な鉄骨に掛け替えられた「笹笛橋」と対岸の「与謝野晶子公園」の東屋らしき屋根もかすかに見渡せている。さらに遠く中央に鉄塔らしいものが認められる。



 次第にというより急に川幅が狭くなり、崖が両側から迫ってきた。鉄塔らしきものは「諏訪峡大橋」の主塔であった。



 斜張橋との記載がweb上にあったが、吊り橋との違いは門外漢には解説出来ないので、張力の維持の仕方などと煙に巻いておく。近づいてみると橋の中央に小屋掛けが見てとれた。



 なにやら大勢人がうごめいている様子を見ていると、いきなり一人飛び出した。



 足にロープが着いている!バンジージャンプだった!!真っ逆さまに勢いよく、



そして跳ね上がり!



 もっとも濃いえんじ色のシャツでは背景にとけ込んで、何処に舞っているのか目を凝らさないと分からない。蛍光色の白でも強制着用してもらわねば、見物人には不親切!!???速い動きでは望遠レンズでは追えないから、ある程度写角を広くしてフレーム内に入れなければならない。と、人物が何処にいるのか分からなくなる。上の2枚の写真のこの位置、トリミングで場所を特定した。

 

 橋の少し上流から岩盤と速い流れの瀬は始まっていた。



 少し待つとラフティングのボートが去った跡の静寂があった。

 

 さらに下流から上流を振り返ってみると、そこには“絵”になる風景があった。



 ラフティングのボートを手助けしていたスタッフの影が残っているので、第2陣がやってくるのであろうか。下流の碧い淵には激流を乗り切ったボートが終着点に下っている。



 毎日夕立が降っていて増水して普段と流れが違うかと思ったが、予想外に穏やかであった。利根川これより上流にはいくつものダムがあるので、水量がコントロールされているのであろう。それでも紺碧であるはずの淵の水色は濁りが入って、淡いグリーンであった。



 深い淵の続く「見晴」から先は、落石防止工事のため通行止めになっているので、渓谷の眺めはここまでで引き返すことになる。水紀行館が見える辺りまで戻ると「笹笛橋」があり、対岸は土手が広く整備されていて「与謝野晶子公園」がある。その位置から上流を見ると、この川の源である谷川連峰が連なり、中央奥に主峰谷川岳が聳えていた。




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