2017年夏旅:その5 右岸は人が多い
田代池、意外に人が少なく静寂の中にあった。
宿は河童橋のたもと、バスもタクシーもバスターミナルで降り後は徒歩となる。バスが目前に止まる「大正池ホテル」「帝国ホテル」以外は荷物を担いで行進!激しい雨にでも遭えばたまらない。それ故か河童橋周辺に多くの宿はある。山男(山女)向けはかまわず登山向きの箇所に散らばっているが・・・。
宿に荷物を預け早速散策に出かけた。雲はあるが時折日も射す。雨続きの8月だったが、天は我に味方した。上高地といえば開拓者の「ウエストン」、右岸を大正池方向へ進む。昼食の買い出し、撮影などで30分ほどで「ウエストン碑」に着いた。
対向する人の多さに驚いたが・・・日帰り客の多くが大正池でバスを降り、川沿いに登ってくるのが代表的な流れであることを思い出した。poohさんのblog7月の末の上高地のレポートでも、大正池から河童橋、明神池を目指して歩いていた。正午前、人の流れが一番多い時間帯だった。
田代橋で梓川を渡る。???地図では中州を挟んで「穂高橋」と「田代橋」が画かれている。2つの橋の境目は気がつかなかった。
橋のたもとにあった休憩所で買ってきたサンドイッチを食べ大正池方向へ向かう。少し先で脇道へ入るとすぐ「田代池」がある。
奥まったところはすでに湿原化が進みさらに草原への変化も見えた。流れ込む(流れ出る?)小川の先には独特の色合いを見せる水面があった。“池”は浅く、澄み切った姿は、引き込まれるようだった。
「焼岳」が頭上に迫っていた。???明神岳???
定番ならこの先の「大正池」に向かうのだがここで妻と意見が一致した。「来る時、タクシーの中から見た大正池は単なる池だった。昔見た立ち枯れた白樺の佇む姿は僅かしかなかった。流れ込む土砂により池の消滅もあり得るので、重機を使っての浚渫も行われていると聞いている。むかしの思い出を壊したくないので、車窓からの眺めにとどめ近くには行かない。」と!そこから折り返すことにした。定番の「大正池」の画像はない。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます