2012GWの記録・その7 手彫りの観音様
大谷寺の駐車場の背後に石の山が聳えていたが最上部には萌え始めた緑があり、その上に何やら石の造作物が覘いていた。確か・・・と思いながら切り立った石の壁の間を抜けて回り込んで行くと!!アタリ!!大谷平和観音が直立していた。
あまりの大きさにカメラには入りきらないが、広角にして仰角で撮ると先端の頭がすぼんで極端な遠近法の様相となる。カメラを水平に構えられる程度に距離を置いて撮ってみた。幸い観光客も邪魔にならない程度散策していたので、対象として大きさの比較となった。
あちこちに記載されていたので、この観音像の由来ははっきりと知ることが出来た。『太平洋戦争の戦死者を悼み終戦後間もない昭和23年(1948年)から6年に亘って大谷石採石場跡の凝灰岩層壁面に総手彫りで彫られた像高88尺8寸8分(26.93メートル)、胴回り20メートルの石造観音菩薩立像である。竣工は昭和29年(1954年)、開眼は昭和31年(1956年)5月4日。飛田朝次郎が製作した。なお、近隣にある大谷寺との直接的な関係はない。』現在大谷公園として整備されている。
広場の片隅にあったこの碑が戦死者を悼む慰霊の塔であろうか。「大谷城山地区390余名、故国の悲運に殉じた戦死者が祀られている」とのこと。
大谷石の採石場跡とのことだが、切り立った壁は切り出した痕と思われるが、なたで一撃したように見事に切り取られていた。
観音像のかたわらに階段があって肩の辺りまで上れるようになっていた。観音さんのお顔を見ながら対話が出来そうな・・・!!
上は平らに整えられていて、眺望は抜群だった。振り返ると大谷寺が見えた。この位置からだと岩壁にめり込んだような寺の姿が撮れると勇んだが、萌えだした若葉に遮られアァ~~~
渋滞にも遭わずに大谷までこられたので時間は十分、さて次は!5月5日GW3日目、まだまだ日暮れまでには時間はたっぷり!
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